2006/9/20〜21  リンジャニ山(インドネシア・ロンボク島)   撮影:稲葉

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■リンジャニ山(インドネシア・ロンボク島) トレッキング
《山行日》06/09/20(水)〜21(木)
《参加者》稲葉昌、他(ガイド1、ポーター2)
《日程》※トレッキングツアーのため、昼食に1時間以上かけるなど、余裕のある日程です。
  9/21(水)
    センバルン登山口(標高1156m)7:20〜キャンプ場(標高2639m)16:00(幕営)
  9/22(木)
    起床1:30〜出発2:00〜頂上(標高3726m)6:00〜キャンプ場に戻る7:30〜キャンプ場出発9:00〜センバルン登山口14:20
《要約》
  インドネシアの親戚を訪ねての家族旅行の途中で、トレッキングツアーを利用してロンボク島のリンジャニ山に登った。


9/21(水)晴れ一時曇り
 前日、ガイドに案内されて登山口近くの宿に泊まり、翌朝、宿から登山口へはバイクの後部座席に乗って移動、登山口で
ポーター2名と合流した。人家から畑(バナナ・サトウキビ・トウガラシなど)の間を抜けると、山麓の緩やかな登りにな
る。このあたりはかつては森林だったが、現在は伐採され牛の放牧場であり、丈の低いススキのような植物で覆われている。
糞もあちこちに落ちている。強い日差しの中を登るのはつらいが、10時くらいになると曇ってきて(これは毎日のことら
しい)歩きやすくなる。登山道には約1時間おきにあづまやが3つあり、Pos1〜3と名付けられている。Pos3の近
くで昼食となったが、ポーターが枯れ木で火をおこして料理をするので、時間がかかる。昼食後は傾斜のきつい山腹の疎林
の中を登るが、曇りなので朝のうちに比べれば楽だ。尾根に出てもガスに巻かれて展望はないが、尾根上の平坦部に指定さ
れたキャンプ場へは直ぐだ。我々が最初にキャンプ場に到着したが、その後、オランダ人やフランス人など西洋系の登山客
が続々と到着した。アジア系の登山客は私だけだった。夕方には再び晴れて、リンジャニ山の火口湖が見下ろせ、また西隣
のバリ島のアグン山(3142m)も見えた。夜は星空が綺麗だった。

9/22(木)晴れ一時曇り
 1時半に起床し、お茶・ビスケットで軽く食事をして、2時にヘッドランプを頼りに歩き出す。キャンプ場から30分ほ
ど急登すると火口の一端に出て、そこからは火口壁の尾根を緩やかに歩いて、最後の急坂を上りきると頂上に達する。植生
は潅木帯〜砂礫地であり、急な部分は富士山の砂走りを登る感じだ。しかも、乾期で雨が降らないためとてもホコリっぽい。
私のガイドは日本語は話せるものの、山岳専門ではなくロンボク島内の観光地全般を扱っているガイドのため、体力的な問
題から頂上直下で待つことになり、私ひとりで頂上に向かい、ちょうど日の出の時刻に登頂した。リンジャニ山の火口と火
口湖が見下ろせたほか、東のスンバワ島、西のバリ島など遠くまで見渡せた。その後キャンプ場に戻り、朝食とテント撤収
のあと往路を戻った。復路では他パーティーのオランダ人青年が体調を崩したため一緒に下山することになり、総勢5人で
下った。前日と同じくPos3で昼食をとり、登山口でポーターと別れて、ツアー会社の車に乗って家族の待つホテルまで
送ってもらい、2日間のツアー登山を終了した。