釈迦ケ岳から中岳、西平岳周回ルート

釈迦ケ岳開拓
からの登山口
西平岳登山口(左)と
釈迦ケ岳登山口
釈迦ケ岳登山口
ムラサキヤシオ
シロヤシオ
日光連山 中岳を眺める
【山行】高原山(釈迦ケ岳から中岳、西平岳)
【日時】5月28日(日)
【メンバー】梅原浩(単独)
【コースタイム】
※釈迦ケ岳開拓から釈迦ケ岳、中岳、西平岳を1周するコースです。
矢板8:20=(33km)=9:15釈迦ケ岳開拓ゲート9:23−−−9:45西平岳登山口9:46
−−−9:58釈迦ケ岳登山口9:59−−−10:41前山(1435M)10:46−−−11:34
釈迦ケ岳頂上(1794.9M)11:54−−−12:35西平岳12:40−−−13:16西平岳登
山口(約1100M)13:16−−−13:38釈迦ケ岳ゲート13:45===14:30矢板
(行動時間:4時間15分・・・休憩も含む)

【記録】
  前日からの低気圧が西日本に大雨を降らし東日本を横断した為、今日の天気は雨・・・のはずだった。
本来ならば会津の大嵐山の山開きに行くつもりであったが早々と中止し、今日一日は家の中にいるしない
なと思っていた。・・が思いのほか雨音がしない。6時30分に起床し色々と迷っていたが天気予報を聴
き今日はこれ以上悪くはならないと判断し釈迦ケ岳に登る事にする。
  釈迦ケ岳へは大間々台から剣が峰のコースを幾度となく歩いたが、今日は釈迦ケ岳開拓から前山(1435M)
を経て釈迦ケ岳へ登るコースを歩く事にする。矢板から日光街道を西進し、玉生からは鳥羽の湯を経て尚
仁沢を目指す。尚仁沢の手前で左折し東荒川ダムを過ぎ高原から釈迦ケ岳開拓へと車を進める。
  釈迦ケ岳林道のゲート手前の空き地に駐車しアップダウンのある林道を20分強歩くと左手に西平岳へ
の登山口に着く。ここを通り過ぎると林道は急な下り坂となり沢に掛けられた立派な橋を渡り、尚もやや
下り気味の林道を10分程歩くと林道と尾根道の交わる釈迦ケ岳の登山口に着く。ここからが本格的な登
山道となり、ブナやミズナラの樹林帯を尾根沿いに登っていく。今日は朝から蒸し暑く汗がどっと吹き出
すが登山道の周りにはムラサキヤシオやシロヤシオ、山ツツジなどが新緑に映え心を和ませてくれる。登
山口から約40分も歩くと主尾根にでてほどなく前山(1435M)に達する。ここからは本当の尾根歩きとなる
が右手方向には剣が峰から釈迦ケ岳への縦走路が木陰越しに見渡す事ができる。また左手方向には中岳か
ら西平岳へと続く稜線を一望し、眼前には釈迦ケ岳を見上げる明るくて気持ちのいいコースとなっている。
この登山道は数年前から塩谷町の写真サークルが毎年、整備を行っており釈迦ケ岳頂上手前で左に巻くよ
うに付けられている。登山口から1時間40分弱で釈迦ケ岳頂上に着いた。
  今日は天気が悪いという天気予報のせいか登山者の姿もなく、結局下山するまで誰一人として出会う事
はなかった。頂上から見る日光方面は一面の雲海の上に男体山や日光連山の雄姿が映え、また北の方向を
見ると、まだまだ大量の雪を被った会津駒ケ岳やそのずーっと右手にはやはり厚い雲海に覆われた那須連
山を見渡す事ができた。しばらくの間、360°の景色を楽しみながら中岳、西平岳を経て下山する事に
する。
  釈迦ケ岳から中岳へは一気の下りとなり、下り切るとすぐに中岳を登り返す。コース中もっとも苦しい
所であるが、中岳を越え、西平岳の登りに掛かると、右手前方には男体山を始めとする日光の山々が雲海
の上に雄大な姿を見せてくれる。西平岳で小休止をとった後、下りに掛かる。左手後方に中岳から釈迦ケ
岳への縦走路や前山から釈迦ケ岳への登山道、遠くは剣が峰から釈迦ケ岳への登山道などを見ながら一気
に駆け下りる。西平岳山頂からは約40分で西平岳登山口(林道との出会い)に着いた。更にここから砂利
道を20分強歩くと、釈迦ケ岳林道のゲートへと戻る。
  今回、始めてこのコースを歩いた感想だが、登山道はよく整備されており、特に尾根筋にでると高原山
全体の眺めが良く気持ちのいい尾根歩きができる。更に、釈迦ケ岳頂上からの360°の展望は勿論の事
中岳から西平岳へのコースも日光連山をまの当たりにしながらアップダウンを楽しめる素晴らしいコース
です。時間的にもそう長いコースではないので是非、皆さん歩いてみて下さい。