平成18年4月から9月までの報告(平成18年10月14日移動)

平成18年10月4日(水) 10月度 第1回例会例会報告
《参加者》 小林、吉野、久保、梅原、溜口、野中、小川、宮内、斎藤俊、植木(10 人参加)

秋も深まり山々では紅葉の便りが聞こえる季節となりました。各々秋山を予定されて いると思いますが、
現地情報や気象情報などに十分注意し、安全登山でそれぞれの山行をお楽しみ下さい。

●●山行報告●●
■只見 大滝沢 沢登り
《山行日》06/10/01(日)
《参加者》斎藤常、溜口、君島、佐藤、植木(報告 植木)
《日程》10/01(日)くもり時々晴れ
        岳友会本部5:30/5:40--しおばら道の駅6:10/6:20--布沢入山口8:05/8:20〜 下の滝8:45〜中の滝9:37
        〜焚き火でうどん11:00/12:40〜魚止め滝12:58/13:25〜大滝沢下降〜中の滝 14:12〜入山口15:13/
        15:35--山口南郷トマト購入--しおばら道の駅18:10
《要約》ナメが続くという大滝沢。本当にナメが素晴らしかったです。沢登りではな く沢歩きを楽しみました。
《本文》
10/01(日)くもり時々晴れ
 前々からナメで気になっていた「大滝沢」に行きました。沢登りではなく沢歩きと 斎藤常さんから聞いてい
たので楽しみです。
 斎藤常さんの道案内で布沢集落を進み、駐車スペースに車を止めました。大滝沢の 立派な案内板がありびっ
くり。少しそま道を行くと、布沢本流を渡り大滝沢に入ってゆきます。大滝沢はきれ いなナメです。ナメは一
面に広がりまるで舗装道路。自転車でも進めるほどです。適当に進み、とても早いが お昼の時間にします。鍋
にうどんに入れて焚き火にかけました。みんなでおいしく頂きました。第2弾はラーメ ン。これまたおいしい。
そして酒が進みます。いつまでもこうしていられないので重い腰を上げて魚止めの滝 まで行くことにしました。
 魚止めの滝には岩魚がいました。少し休んだ後、ナメを楽しみながら、車に戻りま した。紅葉の時期に1泊
で楽しみたいと思いました。
※「癒し系 日本3大ナメ」といわれている「桃洞沢」「大行沢」「観音堂沢」はも ちろん素晴らしいですが、
この大滝沢のナメもどうしてどうして3大ナメと肩を並べています。一見の価値あり です。
※10月21日(土)〜22日(日)はどうですか?


■尾瀬 裏燧林道
《山行日》06/09/30(土)晴れ
《参加者》小林、野中×3
《日程》前夜発事務所20:30=御池駐車場22:30(テント泊)
    御池駐車場5:30=沼山峠5:50/6:00〜長蔵小屋6:50/7:00〜沼尻小屋7: 50/8:10〜下田代十字路
         9:30/9:50温泉小屋10:23/11:15三条滝分岐12:01〜渋沢分岐12:58〜 御池駐車場14:20〜矢板
        18:00
《要約》尾瀬の紅葉を楽しむ。
《本文》
 野中姉妹に誘われて、秋の尾瀬を歩くことになりました。御池駐車場泊の計画で、 心配した駐車場はがら空
きでテント設営、空は星空で明日の天気は約束したようなもの、早々と寝袋にもぐり こむ。翌朝5時撤収、お
稲荷を食べていざ出発。道路添えの漆が色づき紅葉の期待感があふれる。大江湿原の 草紅葉も今が見頃、足並
みが揃ったせいか?良いペースで長蔵小屋に到着。売店の大福を横目に見て、沼尻を 目指す。途中、残念なが
ら燧ヶ岳は雲の中、木道の周りを見る目はキノコモードとなる。登山者も多く、山は 賑やかである。沼尻小屋
でコーヒータイム。隣に座った二人ずれ、美味そうに120円の大福を頬張っている。白 砂田代を過ぎ白砂乗越
を越えると、下田代まで下り一方、ブナ林が続くので俄然キノコモード。紅葉もだん だん色づいて段小屋坂付
近は、蔦の赤が特に良い。
  下田代十字路で休憩、栃の木の葉が黄色に色づき、青空に映えて美しい風景であ る。ここから、竜宮小屋を
経て有名な「竜宮」を覗いて東電小屋経由で温泉小屋にと計画したが、東電小屋近く の橋が通行止めとなって
おり、残念ながら尾瀬ヶ原の草紅葉を眺めることが出来ない。仕方なくリンドウの咲 く道を進んで温泉小屋に
着く。少し早いが此処でお昼時間とする。キノコ入りラーメンを作って食べる。美味 い! 平滑の滝、三条の
滝は敬遠して、段吉新道のきのこ街道を行く。静かな道であるが目ばかり疲れる。来 週なら錦秋の道となるだ
ろうが今日は我慢してもらうほかはない。シボ沢(渋沢)のつり橋を渡り、ノメリ田 代、横田代、上田代の草
紅葉を眺めながら、御池駐車場に無事到着。桧枝岐の温泉で疲れた身体を流して予定 より早く帰ることが出来
た。


■釈迦ヶ岳
《山行日》06/09/30(土)
《参加者》吉野
《要約》ツバタケを少々とった。


■釈迦ヶ岳
《山行日》2006.9.24(日)
《参加者》斎藤ズ
《日程》宇都宮7:30−小間々9:10−大入道10:15−剣ヶ峰11:11− 釈迦ヶ岳山頂12:32
        〜13:13−八海山神社14:43〜15:00−大間々15:33−小 間々16:10
《要約》快晴の秋空、ゆっくりのんびり釈迦ヶ岳まで。風が涼しく気持ち良かった。
《本文》
  朝起きてみると今日も快晴の秋空。これはどこかに行かないともったいない。携帯 を見たら増渕さんの山行
計画が…。よし、追いかけよう、と遅くなったが釈迦ヶ岳に行くことにした。小間々 の駐車場には増渕さんの
車があった。会えるかなと思いながらもチョット遅すぎたと後悔。小間々−大入道− 剣ヶ峰は初めてなので楽
しみだった。沢を越え上りになると、いや〜いやいや、結構おもしろい(キツい)。 小間々−大入道の登りは
思いのほか斜度がキツく、普通に歩いても汗がダクダク。ここ走ったらどうなるんだ ろう?ここは今後の秘密
の特訓場所にしておこうと思った。大入道−剣ヶ峰にはゴヨウツツジの木々が多く、 ここは花の季節が楽しみ。
この日奥日光では初霜が降りたようだが、ここでは紅葉が始まりかけ、ところどころ ナナカマドの赤い実が秋
の景色を装飾し始めていた。釈迦ヶ岳山頂ではお釈迦様に手を合わせすぐに食事にし た。あえて今回はビール
を持ってこなかったので昼休みは早い。快晴の中、矢板市、大田原市、塩谷町、更に は男体山、女峰山を見な
がら食事を済ませ山頂を後にした。下山途中の八海山神社でコーヒーを飲み周りの景 色を楽しんでいると、一
人のジージが「ずっとここにいたいねぇ」と話しかけてきた。確かに時間が許すなら ずっとここでこの景色を
見ながらコーヒーを飲んでいたいと思った。それぐらいのすばらしい景色だった。 が、時間は既に15時。のん
びりしていると暗くなるし「ジーちゃん帰らないと日が沈むよ!」。ジージと一緒に 大間々まで下山した。足
袋に杖姿のジージは、今日は8時間かかったが大間々−釈迦ヶ岳−鶏頂山を歩いたと 話していた。話しを聞い
て改めて見るジージは何だか仙人のような、そんな感じのジージ(紳士)でした。結 局、増渕さんとは会えず
じまいでしたが、秋晴れの気持ちのいい山行でした。


■会津駒ヶ岳
《山行日》06/09/23(土)晴れ
《参加者》溜口一之
《日程》自宅6:20--登山口8:30/8:45〜水場10:10/10:15〜駒山頂11:30/11:4 5〜中門岳と迂回路の分
        岐12:00/13:00〜登山口15:00--自宅17:30
《要約》先週の体力減退が気になっていたが、何となく、スムーズな山行ができまし た。天気が良く最高の一
        日になりました。
《本文》
  朝、目覚めると快晴。本当は雨でウダウダと一日を過ごすつもりでいた。この天気 では、どこかに行かない
訳にはいかない。燧ヶ岳にするか、白根山にするか、会津駒にするか迷って、今頃の 駒は何もないので、静か
だろうと駒に行くことにした。ところが行ってビックリ、車を止めるに苦労するほ ど、かなり下の方しか駐車
スペースがなかった。原因は、先週”NHK”で会津駒の放映が有ったとのこ と。。。思った通り、山には何
も有りませんでした。山頂付近からは、燧ヶ岳、至仏山、日光の山々が手に取るよう に見えました。お昼ご飯
のときは、荒沢岳、越後駒を見ながら、ビ〜〜〜ル最高でした。何とか、山に復帰で きそうです。

山行報告  三島街道を復元する会作業  10月4日受付(10/5掲載)

写真は山岳写真館C5をご覧下さい。   撮影:久保

《山行日》2006.9.16(土)
《参加者》久保、他会員17名
《日程》事務所発(jobsおじか)10:00−作業現場着発10:30−作業終了 14:15−事務所着
        15:00
《要約》今回で通算20回目の作業となりました。本日の作業の中心は枯れた沢に橋 を掛けることと水のある
        沢に石積みの木橋を掛けることでした。
《本文》
  事務所前広場で会長のあいさつと山口前日光森林管理所森林調整官からの作業の説 明を受けたあとを乗り合
わせて、三島街道の取り付きまで行きました。今回は早めに作業現場まで行くため街 道をショートカットして
沢沿いの急斜面の中を歩きました。行きながら、途中熊に遭遇しました。朝、事務所 の平野さんの話で昨日も
事務所のそばに熊が出たとの話だったので、同じ熊のようでした。人に対して逃げな い熊だとのことでした。
こちらが大勢で歩いていたので、近づいては来ませんでした。天候は、じっとしてい ては肌寒いくらいで、作
業には最も適した日でした。山口前調整官の指導のもと、2班に分かれて枯れた沢と 水のある沢とで作業に入
りました。普段家では、行うことのないような仕事のため、指導なしにはできません が、たくさんの人で行う
とつらい仕事もできるもので、思いのほかスムーズに運び、予定時間より早く、どう にかそれぞれの箇所を完
成することができました。枯れた沢のほうでは、危険な場面が2回ほどあったようで すが、朝の打ち合わせで、
いつも会長が話すように「安全第一」で注意しながら、作業したいと思いました。2 時すぎに雨が降ってきた
ので、早めに切り上げて事務所に戻ってきました。終了後は、地元産のそば粉を使っ たそばがきをご馳走にな
りました。次回の10月は、楽しみのコテージに泊りでの懇親会があります。

山行報告  会津駒ケ岳  10月4日受付(10/5掲載)

写真は山岳写真館C4をご覧下さい。   撮影:久保

《日 程》2006.9。24(日)晴れ
《参加者》 君島、岸×2、久保
《報告者》 久保
《山 域》 会津駒ケ岳
《行 程》事務所5:00−久保宅5:30−登山口7:54−小休止−水場(9: 15〜9:30)−
          木道入口(10:33〜10:47)−駒ノ小屋11:05−山頂11:22−駒ノ小屋
         (昼食11:50〜13:07)−水場(13:59〜14:12)−登山口14:55
《要 約》今回の山行は、100名山である会津駒ケ岳の高層湿原の少し早い草紅葉 を愛でることが目的で
          した。
《本 文》
  事務所に5時に集合し、久保宅を5時半に出発し、7時40分に登山口に着きまし た。NHKの「小さな旅」
で放送されたこともあり、すでに20台近くの車が止まっていました。7時54分に 出発しました。天候は、
まれに見る快晴で、気持ちいいくらいの天気でした。途中、1回小休止をはさみ、9 時15分に水場に到着
しました。急登の中でしたが、急がず、ゆっくりと歩きました。天気がいいせいもあ り、予定より、早く着
きました。岸さん二人は、水場まで降りました。再び、ゆっくりと進み、途中小休止 して、10時30分過
ぎに木道に出ました。木道脇のベンチで、休憩を取りました。草紅葉はまだ少しだけ で、木々の紅葉もまだ
まだの状況でした。上りの木道をゆっくり進み、11時5分に駒ノ小屋に着きまし た。大勢の人が休憩して
いました。私たちは、休むまもなく、山頂を目指しました。駒ノ池を過ぎると木道も 急傾斜となり、いよい
よ最後の一踏ん張りの上りになりました。11時22分に待望の山頂に到着しまし た。人は2人しかいませ
んでした。ホームページ用に記念写真を撮り、ビールを目指して、小屋に戻りまし た。11時50分からビ
ールタイムとしました。数グループの人たちが昼食を楽しんでいました。夏よりは随 分暑さなくなりました
が、それでもやはりビールの味は格別です。今日は中門岳へは行かないので、ゆっく りと昼食を楽しみ、1
時すぎに下山をはじめました。水場で休憩をとり、2時55分に登山口に着きまし た。それにしても、君島
さんの下りは早いものです。今日は、本当に快晴で気持ちのいい登山になりました。 私も同行の皆さんのお
かげで、今までの会津駒ケ岳登山の中で一番楽な登山でした。同行の皆さんありがと うございました。

山行報告  雨飾山・高妻山  10月2日受付(10/5掲載)

写真は山岳写真館C3をご覧下さい。   撮影:梅原

雨飾山・高妻山
《山行日》 06/09/30〜10/1
《参加者》 東、梅原、近藤、宮内
《日程》 9/30;矢板4:10===9:15雨飾登山口9:34---10:48荒菅沢10:55---11:59笹平12:05---12:27
         雨飾山山頂13:08---13:56荒菅沢14:06---14:53雨飾登山口/雨飾山荘16:00===18:00
         戸隠キャンプ場(幕)
          10/1;戸隠キャンプ場6:45---7:00牧柵---8:00滑滝---8:31一不動避難小屋8:36---9:27五地蔵
         山9:38---九勢至10:30---11:27高妻山頂12:28---13:44五地蔵13:50---14:23一不動
         避難小屋14:28---15:29戸隠キャンプ場15:45(神告げ温泉)17:10===21:45矢板
《概要》 紅葉の中、雨飾と高妻を歩いて来ました。
《本文》
 9/30:朝まだ開けきらない中、矢板を出発する。佐野、伊勢崎、長野、白馬を通り、雨飾登山口に5時間余り掛
けて到着する。駐車場は既に満車状態だった。身支度を整え、爽やかな秋空の下を歩く。荒菅沢までは比較的ゆる
やかな登り・・・。目の前に布団菱と雨飾の岩峰が飛び込む。ここから笹平までは急坂の登りとなった。荒菅沢を
見下ろしながら最後の急登を登りきると雨飾山頂・・・。大混雑の南峰を避け、北峰で寛ぐ・・・。
下りは元来た道を一気に・・・。雨飾山荘の温泉で汗を流し、戸隠キャンプ場へと移動する。
10/1:昨日の疲れもあり予定よりも少し遅めの起床、出発となった。ガスが掛かる中、戸隠牧場の中を一不動避難
小屋を目指す。最初は沢沿いの登山道を何度も渡渉しながら高度を稼ぐ。滑滝の鎖場、帯岩のトラバースを越える
と一気に鞍部に出る。ここから紅葉が始まった五地蔵への尾根を登る。ガスが時々晴れ、木々の合間から高妻山を
見上げる。八薬師から九勢至を過ぎる頃からどんどんガスが晴れる。と言うよりはガスの中を突き抜けた、と言っ
た方が正しいのだろう。最後の登りに掛かる。団体さんがいたので待っている方が長い。目の前の妙高から火打、
焼山への山並みを楽しみながらじっと待つ。やがて斜度がほとんどなくなると、目の前に雲海が広がる。雲海の向
こうには北アルプスの山並みが連なる。目の前には白馬三山、そこから槍ケ岳、笠に至るまで飽きることもない展
望を楽しんだ。山頂で1時間もいたのだろう。賑やかだった山頂に静けさが戻り、我々も下山する事にする。五地蔵
まではガスもかなり晴れ紅葉を楽しみながら下る。一不動避難小屋で一息入れる。帯岩と滑滝の鎖場を過ぎてから
は下りエンジン全開・・・
イースタンキャンプ場の駐車場においた車を取りに行く為、駆け下りる。車に着いたころポツポツと雨が降り出した。
予定より少し遅くなったが、神告げ温泉で汗を流し、戸隠蕎麦を頂いて、帰栃した。ご同行頂いた皆様、お疲れ様
でした。また、ありがとうございました。

山行報告  リンジャニ山(インドネシア・ロンボク島)  9月30日受付(10/1掲載)

写真は山岳写真館C2をご覧下さい。   撮影:稲葉

■リンジャニ山(インドネシア・ロンボク島) トレッキング
《山行日》06/09/20(水)〜21(木)
《参加者》稲葉昌、他(ガイド1、ポーター2)
《日程》※トレッキングツアーのため、昼食に1時間以上かけるなど、余裕のある日程です。
  9/21(水)
    センバルン登山口(標高1156m)7:20〜キャンプ場(標高2639m)16:00(幕営)
  9/22(木)
    起床1:30〜出発2:00〜頂上(標高3726m)6:00〜キャンプ場に戻る7:30〜キャンプ場出発9:00〜センバルン登山口14:20
《要約》
  インドネシアの親戚を訪ねての家族旅行の途中で、トレッキングツアーを利用してロンボク島のリンジャニ山に登った。


9/21(水)晴れ一時曇り
 前日、ガイドに案内されて登山口近くの宿に泊まり、翌朝、宿から登山口へはバイクの後部座席に乗って移動、登山口で
ポーター2名と合流した。人家から畑(バナナ・サトウキビ・トウガラシなど)の間を抜けると、山麓の緩やかな登りにな
る。このあたりはかつては森林だったが、現在は伐採され牛の放牧場であり、丈の低いススキのような植物で覆われている。
糞もあちこちに落ちている。強い日差しの中を登るのはつらいが、10時くらいになると曇ってきて(これは毎日のことら
しい)歩きやすくなる。登山道には約1時間おきにあづまやが3つあり、Pos1〜3と名付けられている。Pos3の近
くで昼食となったが、ポーターが枯れ木で火をおこして料理をするので、時間がかかる。昼食後は傾斜のきつい山腹の疎林
の中を登るが、曇りなので朝のうちに比べれば楽だ。尾根に出てもガスに巻かれて展望はないが、尾根上の平坦部に指定さ
れたキャンプ場へは直ぐだ。我々が最初にキャンプ場に到着したが、その後、オランダ人やフランス人など西洋系の登山客
が続々と到着した。アジア系の登山客は私だけだった。夕方には再び晴れて、リンジャニ山の火口湖が見下ろせ、また西隣
のバリ島のアグン山(3142m)も見えた。夜は星空が綺麗だった。

9/22(木)晴れ一時曇り
 1時半に起床し、お茶・ビスケットで軽く食事をして、2時にヘッドランプを頼りに歩き出す。キャンプ場から30分ほ
ど急登すると火口の一端に出て、そこからは火口壁の尾根を緩やかに歩いて、最後の急坂を上りきると頂上に達する。植生
は潅木帯〜砂礫地であり、急な部分は富士山の砂走りを登る感じだ。しかも、乾期で雨が降らないためとてもホコリっぽい。
私のガイドは日本語は話せるものの、山岳専門ではなくロンボク島内の観光地全般を扱っているガイドのため、体力的な問
題から頂上直下で待つことになり、私ひとりで頂上に向かい、ちょうど日の出の時刻に登頂した。リンジャニ山の火口と火
口湖が見下ろせたほか、東のスンバワ島、西のバリ島など遠くまで見渡せた。その後キャンプ場に戻り、朝食とテント撤収
のあと往路を戻った。復路では他パーティーのオランダ人青年が体調を崩したため一緒に下山することになり、総勢5人で
下った。前日と同じくPos3で昼食をとり、登山口でポーターと別れて、ツアー会社の車に乗って家族の待つホテルまで
送ってもらい、2日間のツアー登山を終了した。

山行報告 恵羅窪山沢登り  9月25日受付(10/1掲載)

写真は山岳写真館C1をご覧下さい。   撮影:植木

■恵羅窪山(えらくぼさん) 沢登り
《山行日》06/09/24(日)
《参加者》植木、溜口(報告 植木)
《日程》9/24(日)晴れ
しおばら道の駅5:00--黒谷--黒谷川広河原沢出合7:15/7:35〜広河原沢遡行〜恵羅窪山12:43〜恵羅窪沢下降〜林道15:24〜
黒谷川広河原沢出合15:48/16:20--しおばら道の駅18:20
《要約》溜口さんの復活。滝が2つしかない沢だったが、天気に恵まれ静かでよい藪山だった。
《本文》
9/24(日)晴れ
 恵羅窪山をめざすことにする。先週会津朝日岳から見た山だからだ。山岳大系によると滝は2つしかないらしい。
 日の出前起きると快晴。オリオン座がきれいに見える。しおばら道の駅は13℃。寒いはずだ。黒谷に着いた頃は7℃だっ
た。先週の finetrackは暑いと思い普通のかっこ。溜口さんもそうだと思ったが6月に購入済とのこと。色も同じ!結局溜
口さんも着用せずに出発する。
 広河原沢の出合いに行くと釣り人が今まさに入渓するところ。「端を歩ってください」といわれてもそれは無理の話。結
局少し上まではがんばってみたものの、いつものとおりに歩くことにする。溜口さん曰く「あの竿と仕掛けではこの沢は無
理だよな〜」との意見に同意し納得してバシャバシャ進む。スギヒラタケを発見。それにしても滝は無い。右俣の手前で5m、
右俣に入って3mがあっただけ。右俣に入り釣り人の邪魔にならないと安心して遡行を続ける。ここでコーヒーブレイク。ゆ
っくりする。天気がいいとこんなにも気持ちよいのか。エラの大きいのがたくさん生えている。水が少なくなり詰め。右に
入ってしまったらしく最後は急登。枝尾根で方向を確かめて山頂に向かう。藪は比較的薄い。ここいらで腹ごしらえ。ハエ
がすごい。
 えいやーと動き出し山頂を目指す。藪を漕いでふと足もとを見ると、まさか見つかるとは思っていなかった三角点があっ
た。これで心置きなく下れる。どんどん下り二俣で大休止。きのこラーメンを食べる。うーんうまい、うますぎる。滝が無
い沢をどんどん下り林道に合流。車までブルにならされた林道を歩く。すぐについてしまった。靴を洗って帰宅する。
 滝は無かったが天気に恵まれて楽しく歩くことができた。

山行報告 釈迦ケ岳  9月24日受付(9/25掲載)
写真は山岳写真館B9をご覧下さい。
《参加者》 梅原(単独)
《日程》 自宅5:40===6:25大間々6:41---7:20八海山神社---8:27釈迦ケ岳8:42---10:06大間々
      10:15===10:45自宅
《要約》 秋晴れの爽やかな風の中、高原山を歩いて来ました。
《本文》
 前回の飯豊の反省もあり高原山を歩く事にした。お彼岸で帰省する女房を駅まで送った後、そのまま大間々に
向かう事にする。駐車場に着いた時の気温は9℃、風が爽やかだ。身支度を済ませ、今日はなるべく汗を掻かない
様じっくりと歩く事にする。空には秋の雲が広がっていた。樹林帯を抜け尾根に出ると視界が広がる。八海山神社ま
では写真を撮りながら秋山を楽しむ。意外と調子は良さそうなのでこのペースで頂上まで休まずに歩く事にした。
 剣が峰を越えると少し不安を覚え始める。案の定、地蔵岩手前の笹原でガサゴソと言う音を耳にする。その瞬間
人が下って行くような物音を聞き思わず立ち止まり、当たりをキョロキョロ見渡した。何も見つからなかったが『鈴か笛
を持ってくるんだった!』と言う後悔が頭をよぎった。口笛を吹きながら歩く速度が心なしか速くなっていた。そこまで、
汗らしい汗も掻かなかったが、最後の直登ではオーバーペースになっていた。
 8時30分前に山頂に着く。空気がピーンと澄み渡り、真っ青な空が広がる。朝食を摂りながら一人周りの景色を
楽しむ。『さあて、そろそろ下ろう!』と腰を上げる。快適なペースで下る。大間々までに5組の人達とすれ違った。
人に会ったおかげで登りの不安もどこかへ吹き飛び10時過ぎには『森林体験イベント』で賑わう大間々に戻った。
※笹枯れ?の影響か、今年は登山道に笹が被っている様な所はあまりない様でした。

平成18年9月20日(水) 9月度 第2回例会例会報告(9/25 写真追加掲載)
《出席者》小林、吉野、池田、梅原、近藤、溜口、君島、増渕、野中、稲葉江、宮内、大山
 
※台風13号が去り、天気の良い日が戻って来ました。季節は秋真っ只中、台風や秋雨前線の影響を受けやす
 い日もありますが、秋晴れの下、紅葉などを楽しめる季節を迎えました。現地情報や天気予報には十分注意
 し、安全登山でそれぞれの山行をお楽しみ下さい。

●●山行報告●●
■大幽西の沢〜朝日沢〜会津朝日岳 沢登り    写真は山岳写真館B8をご覧下さい。
《山行日》06/09/17(日)〜18日(月)
《参加者》Bさん、Kさん、Sさん(以上会津山岳会)植木(報告 植木)
《日程》
  9/17(日)曇りのち晴れ矢板4:00--黒谷R289 6:00/6:20--小幽沢出合--大幽沢出合手前6:45/7:30〜
    取水口8:50〜東の沢二俣9:20/9:30〜巻きゴルジュ11:40〜泳いで突破12:20〜雪渓下の釜13:00〜
    左から巻き13:15〜朝日沢二俣13:40/14:00〜大きな滝右から巻く14:30/14:45〜マタタビの滝14:50〜
    ショルダーとあぶみ滝14:55/15:30〜幕場15:45
  9/18(月)晴れ幕場5:00/7:05〜左のルンゼ巻き7:40/8:00〜左岩壁滝8:50〜水涸手前9:50〜稜線11:20
    〜会津朝日岳12:00/12:50〜避難小屋13:15/13:25〜叶の高手14:05/14:40〜三平ミチギ15:25〜イ
    ワナの里16:40/16:55--タクシー--黒谷ゲート17:50/18:00--矢板20:20
《要約》またまた会津山岳会に合流。西の沢から朝日沢を遡行して会津朝日岳に登った。天気と仲間に恵まれ
    てよかった。
《本文》
9/17(日)曇りのち晴れ
  前回の御神楽沢に引き続き会津山岳会の山行に合流させてもらう。Saさんつながりで参加したが、Saさん本
 人が体調不良とのことで不参加になってしまう。残念。植木だけが参加する形になる。Bさん、KさんはこのGW
 に高幽山で会った以来だ。Sさんは初めて。いい感じの人。黒谷ゲートで車を置き、小幽沢出合いにKさんの車
 をデポしSさんのCR-Xで進む。大幽沢出合い手前で土砂崩れがあり、ちょっといやなので手前で車を止め準備
 する。
  黒谷川の橋は板が無く(!)本流を渡渉しそのまま取水口まで水線通しで行く。すると雨がポツポツ。「あ
 ーあ」と思うがすぐにやみ日が差してくる。天気予報は良いほうに外れたようだ。西の沢グループと朝日沢グ
 ループが一緒に遡行する。どうどうのゴルジュを巻いて懸垂で戻り、次の滝は左をヤツメウナギで突破。荷物
 をピストン、俺は引っ張ってもらう。快適。きのうICIで買ったfinetrackが威力を発揮。水から上がるとザー
 ッと水が体から離れていくのがわかる。すぐに冷たくない!これはすごい。寒い時期の沢にはもってこいだ
 (しかし、天気がよくなり暑すぎになってしまった)。
 西の沢グループはまったりと進むそうで、朝日沢グループは先を急ぐ。雪渓が出てくる。でかくて高い。が
 っちりしてそうなので下を通過することにする。しかし下の釜が深く泳いで突破。雪渓のしずくが上からすご
 い。雨が降っているようだ。その後はゴルジュの中で黒河原沢を右に見送り、朝日沢の出合いにたどり着く。
 小休止のあと朝日沢に入る。
  南面の沢なので明るい。ナメ滝や大滝が楽しい。幕場に狙っていた二俣の左上流に適地を発見。少しの整地
 で6人は泊まれるほど。薪がたくさんありこの点もgood。さっそく火を起こしゆっくりする。天気予報では考
 えられなかった焚き火ができて感激。宵のうち少しパラツクがそれもほんの少しで、夜中には星空が広がる。
9/18(月)晴れ
  朝も焚き火を楽しむ。昨日Kさんが見つけたツバタケが入り、もち入り山菜うどんがますますおいしい。天
 気予報では午後から雨とのことなので早く出る。といっても7:00だけど。きょうも天気予報はうれしく外れて
 「晴れ」。気持ちよい滝が続く。ゴルジュの中に登れない滝があり左から巻く。巻き途中のピークから尾根が
 見えてきた。懸垂で降りたあとも気持ちよい滝が続き高度を上げる。振り返ると丸山岳が見えてきていた。
 目指す稜線も見えてきた。ますます天気がよくなり全くの晴れである。気温がどんどん上がりもう夏になって
 しまった。きのうは「気持ちよい」下着セットがきょうは「あじー」。
  もうすぐ稜線。スラブと草原が目の前に広がる。気持ちよく高度を稼ぐ。ほんとにすぐに鋸付近の稜線にや
 ぶ漕ぎナシですっきり飛び出る。丸山岳までの稜線がきれいだし、越後駒周辺の沢筋にはたくさんの雪渓が残
 っているのが見える。会津朝日岳まで踏み跡を気持ちよく歩く。紅葉が少し始まったようだ。山頂は田子倉湖
 を眼下にたくさんの山々が見えるすばらしい展望台だった。残念ながら飯豊の山頂付近は雲に隠れている。
  展望を楽しんだ後、登山道を下ることにする。暑くて大変。叶の高手でチョット昼寝。気持ちよかった。ミ
 チギの水で頭を冷やしどんどん下る。沢で体を冷やしどんどん歩く。やっとのことでいわなの里に到着。ジャ
 ンボタクシーを頼んでもらい、車を回収する。今回も会津山岳会にお世話になりました。ぜひまたご一緒させ
 てください。


■釈迦ヶ岳
《山行日》06/09/17(日)曇り
《参加者》溜口一之
《日程》9/17自宅7:30--大間々8:45/9:00〜八海山神社10:00/10:10〜釈迦ヶ岳12:00/13:10〜八海山
         神社14:50/15:00大間々15:50--自宅17:00
《要約》体力が落ちているのは、わかっていたが。。。こんなにも。
《本文》
   朝、目覚めると、雨の予報がはずれたようだ、突然思い立ち、登山道具をかき集め、大間々に向かった。駐
 車場には4、5台の車があった。身支度をすませ、早速歩き出した。何となく、久しぶりだなあと思いながら
 林道を進み、山道に入り少し行くと、なんかおかしい。登山道が、急斜面になっている、足が思う様に進まな
 い。やっとの思いで八海山神社に着いた、そこには、2組の二人連れが、おやつを食べていた。自分も一息入
 れ、山頂へと向かった。何と、日差しが出てきた。時折ガスで視界が利かなくなるが、ほとんど、山頂に着く
 まで、日が照っていた。やっとの思いで、山頂に着いたときは、イッパイ、イッパイだった。山頂には、若者
 2人が下山の準備をしていた。山頂からは、雲海の上に、日光の山、会津の山々が頭を出していた。矢板方面
 は、真っ白な雲海に覆われていた。山頂で、心地よい風に吹かれて、ゆったりとした時間を過ごした。相変わ
 らず山頂は快適であったが、下山することにした。帰りは、何となく歩くことに少しなじんだが、駐車場まで
 遠かった。大変だったけど、山はやっぱり良かった。 



■古賀志・岩トレ
《山行日》2006/09/10
《参加者》植木、君島、稲葉ズ、(遠峰山岳会より 櫻井) 計5名(報告者:稲江)
《日程》林道P9:10---(アニマ5.9、猫のねごと5.10a)---林道P17:00
《要約》またもや蒸し風呂!? 汗だくになりました。貸切の南稜でフリ−とレスキュ−を思う存分出来た。
《本文》
   予定していた不動滝左壁エリアは予想以上に濡れておりコケもひどいので南稜ドームへ移動。南稜は乾いて
 快適だが、日差しが出るとフライパン状態。櫻井さんはアニマ、稲龍は猫のねごとをリードしTR設置。その
 後は各自2〜3回登り昼飯。時折心地よい風が吹き抜ける。昼食後はコピ−してきたレスキュ−の紙を配って
 皆で話す。『トップが落ちた場合のセルフレスキュ−』を実践してみる。まずカウンタ−ラッペルの操作確認
 を各自で行う。稲葉ズ、櫻井&植木の各コンビでレスキュ−も実践してみた。毎度のことだが頭で理解したつ
 もりでも実践は手間取ってしまう。それなりに形にはなったが細かい作業手順等はまだ把握できず回数を重ね
 てスムーズに行えるようにしたいと思った。予想以上に遅くなってしまいましたが、充実した内容だったと思
 います。参加したみなさんお疲れ様でした。 


■田代山〜帝釈山
《山行日》 06/09/10
《参加者》 吉野、野中*2、道草会
《本文》
  田代山に行って来ました。下に大きな駐車場が出来ておりそこから登りました。今の時期、あまり花は見掛
 けませんでした。また、田代山から帝釈山に向かってはガスが出始め、展望を得る事が出来ませんでした。バ
 テた人がいたので、帝釈山まで思いのほか時間が掛かりました。


■高原山山塊 鹿股川支流「桜沢」沢登り
《山行日》2006.9.9(土)
《参加者》小林、吉野、梅原、君島、野中、久我、斎藤俊 (報告 斎藤俊)
《日程》事務所8:00=山の駅たかはら8:45〜雷霆ノ滝9:30/9:40〜咆哮霹靂ノ滝:9:55〜スッカン沢出会い
        10:00/沢歩き開始10:15〜沢下り〜引返10:25〜沢上り〜咆哮霹靂ノ滝:11:10〜雷霆ノ滝12:10/昼食
        /13:30〜雷霆ノ滝〜14:30〜山の駅たかはら15:10=事務所16:00
《要約》キレイな沢で気持ちが良かった(最高!)
《本文》
   小林さんの山行報告(8/20)を受け是非行きたいと思い、連れて行っていただきました。沢デビューの為何
 を用意していいのかよく分からないまま、山行報告の沢登りの写真を見て想像していた「沢」を経験してきま
 した。天気予報では当初晴れの予報だったが、山全体にはガスがかかっていて、もしかしたら降りそうな気配
 すらしたが大崩れはなかった。「山の駅たかはら」で身支度をする際、車から降ろした野中さんの荷物には大
 量のきのこが…(驚)。これは昼にかなり期待できそうだ。心の中で「野中さんありがとう」。「山の駅たか
 はら」からハイキングコースを歩くこと45分ぐらい。天気は時々日が差すぐらい回復してきて、気分も乗って
 きたところで沢の音が聞こえ始め「雷霆の滝」が現れた。滝を見ながら小休止。実にきれいな滝だ。近くまで
 行き顔を洗ってみたら水は思った以上に冷たく気持ちいい。更に歩き進むと次に目の前に現れたのは「ホウコ
 ウヘキレキの滝」どういう字なんだろう?ちょっと進むと看板があった。「咆哮霹靂ノ滝」、難しい漢字でと
 ても。。。漢字の雰囲気通りのスゴイ滝だ。咆哮霹靂ノ滝の先には吊り橋があり、下にはスッカン沢。少し白
 く濁っていて青白い水になっていた。これは沢の上流で温泉が湧いていて酸性が強いためであり、そのためこ
 こより下流には魚がいないようだ。さて、スッカン沢と桜沢の出会いより沢に入り始めた。初めての沢は気持
 ちがよかった。そのときまで忘れていたが、小学生の頃に田舎の沢沿いを、夏に毎日のようにクワガタ取りを
 しながら歩いたことを思い出し、自然にクワガタのいそうな木々を探していた。ところで一行は、始めは沢を
 下り、水流がきついところで上り始めた。ゆっくり沢を登っていくと、先程見た咆哮霹靂ノ滝に出た。ここま
 でくると水の濁りも消え、吉野さんが竿を出して釣りを始めた。昼の宴会にイワナが出るかと期待したが…。
 滝は右の霹靂ノ滝を登った。高さ・斜度はそれほどでもなく、初心者の自分でも十分楽しめるクライミングだ
 った。もう一回降りて登りたいぐらい気持ちよかった。この滝を登るとしばらくいいナメが続く。キレイ。ジ
 ャボジャボ歩くと自然と声が出る。ここにくるまで正直、「ナメ」というものを知らなかった。これかコレコ
 レ、本当自然ってものはすばらしいと感じた。もう満腹ぐらいの気持ち良さを味わうと雷霆ノ滝が現れた。こ
 の滝を見ながら昼食(宴会)になった。宴会のメインは期待通りのきのこ鍋。ビールは沢に冷やし、まずは鍋
 を調理。鶏肉の後、椎茸、舞茸、エノキ等の大量のきのこを鍋にぶち込み、鶏ガラスープに昆布茶、柚子胡椒
 で味付け、最後にお餅を入れ出来あがり。これがうま〜い!最高!!ビール500mlを3本あっという間に飲み
 干し、すっかりいい気分。ゆっくり昼休憩を取って、服も乾いた頃、雷霆ノ滝を登った。さっきまで飲んでい
 たアルコールはどこにいったのか。すっかり正気になった。シャワーを浴びると酔いが醒めるのか、滝の音が
 神経を戻すのか。とにかく酔っている場合ではなく緊張し、また楽しみながら滝を登った。全員登り切る頃は
 で濡れた体が寒くなり始めていた。いい時間になっていたのでハイキングコースに入り「山の駅たかはら」に
 戻った。私は今回が初めての沢でしたので、この沢は今後非常に思いのある沢になると思いますが、地元のい
 い沢には間違いありません。岳友会のホームとして今後も行き続けたいと感じました。


■古賀志岩トレ
《山行日》2006/09/09
《参加者》稲葉ズ、(遠峰山岳会より、山際) 計:3名 (報告者:稲江)
《日程》林道P8:10---マラ岩(溝5.8、ワイワイ5.9)---南稜ドーム(アニマ5.9)---林道P16:00
《要約》蒸し風呂のような陽気で汗だくになりました。他のクライマ−はゼロ、貸切状態でした。
《本文》
 朝は予想以上に天気が悪く、霧が深く岩はしっとり濡れていた。久しぶりの岩トレと言うことで、やさしいル
 ートを登りこむ。私はリードする勇気がなく、稲龍にリードは任せてトップロープでムーブの練習。始めは余
 計な所に力が入り思うように体が動かなかったが徐々に体は動くようになっていった。シツコク同じルートを
 登り、体にムーブを思い出させる。体を動かして汗をかくのは気持ちが良い。疲労感が心地が良かった。

山行報告 飯豊連峰・弥平四郎登コース  9月18日受付(9/18掲載)
写真は山岳写真館B7をご覧下さい。
《山行日》06年09月16日(土)〜18日(日)
《参加者》吉野、斉藤常、梅原、増渕
《コース》9/16事務所5:00===8:25弥平四郎林道9:23−−−9:44弥平四郎登山口−−−10:06祓川山荘
     10:16−−−12:21松平峠−−−13:16猪鼻−−−14:20三国小屋(泊)
     9/17三国小屋7:22−−−8:23猪鼻−−−9:45上の越−−−11:11弥平四郎登山口12:16−−−
     13:52弥平四郎14:15===西会津町
     9/18西会津町===12:20矢板
《要約》飯豊・弥平四郎コースの偵察に行って来ました。
《本文》
  この冬、飯豊に行こうと言う事になりその偵察に弥平四郎コースを歩く事になった。弥平四郎林道はここ
 数日の雨の影響か道路が寸断されている。この後の天気も考慮し車は林道下の空き地に止める。林道途中か
 ら登山開始・・・。途中も相当水が出ており祓川までの林道はかなり荒れている。
  弥平四郎登山口から松平峠を目指す。峠の手前で小雨がパラツク。天気の崩れは思ったより早そうだった。
 松平峠に出る。飯豊特有のやせ尾根に出る。冬は相当手強そうなコースとなる。疣岩山の稜線に出る。目の
 前に大日岳の雄姿が広がる。御西から本山までの縦走路もはっきりと見渡せた。しかし、これからどんどん
 天候は悪化して行く。ガスが掛り雨も降り出し風が出てくる。三国小屋へ着いた頃は視界はほとんどなくな
 っていた。体力的にもかなり疲れが出てきており、今日はここで泊まりとする。
  あくる朝、周りは一面乳白色の世界・・・。皆で協議した結果、明日の天候も考え下山する事とする。ル
 ートは上ノ越から尾根コースを下る事とする。巻岩山から下りとなるが、ここから先はキノコ採りモード、
 となる。きょろきょろしながらも皆しっかりとお土産をゲットして行く。上ノ越からの急坂を一気に下り、
 弥平四郎登山口に戻りランチブレーク・・・。この後はそれぞれにお楽しみの一時だった。
  西会津まで出て、汗を流した後、反省会・・・。あくる日はやすらぎで蕎麦を戴き、帰板した。山行に
 ご同行頂いた皆様、お疲れ様でした。m(__)m

山行報告 鹿股川支流・桜沢  9月10日受付(9/16掲載)
写真は山岳写真館B6をご覧下さい。
鹿股川支流・桜沢・沢登り
《山行日》06年09月09日(土)
《参加者》小林、吉野、梅原、君島、野中、斉藤俊、久我
《コース》事務所8:00===8:35学校平8:50−−−9:57咆哮霹靂の滝10:00入渓10:18−−−スッカン沢
     −−−11:05咆哮霹靂の滝−−−12:13雷テイの滝13:43−−−14:30遡行終了−−−15:10学校平
《要約》岳友会のホームグランド・桜沢で沢登りを楽しみました。
《本文》
  前回の桜沢の評判が良かったので、沢初めの久我さん、斉藤俊さんを含め7人で桜沢に行って来ました。
 学校平に着いた頃は周りは一面、乳白色の世界・・・。しかし登山道を下るに従い陽が射し青空が広がり
 ます。咆哮霹靂の滝下で桜沢はスッカン沢と交わり、今回はこのスッカン沢を最初に下ります。ほどなく
 して大きな釜と両側が崖の地点に出たため今回はここまでとし、ここからスッカン沢を登り返します。
  咆哮霹靂の滝は右側の滝を登ります。この上からは広〜〜いナメ・・水量も豊かでとっても気持ちの良
 い所です。雷テイの滝下でお昼・・野中さんが鍋一杯にきのこ汁を作ってくれました。冷えたビールも美
 味しくついつい長居してしまいました。
  お昼を食べた後は、雷テイの滝を登ります。水流と水流の間を行きましたが、シャワーが気持ちいい。
 この後少し歩いた後、ゴーロ帯に入るというのでここで遡行を終了。山道を学校平へ戻ります。今回、沢
 が初めての斉藤俊さん、久我さんも大満足・・・。とっても良いコースでした。ご同行頂いた皆様お疲れ
 様でした。また、色々とお世話になりありがとうございました。

平成18年9月6日(水) 9月度 第1回例会例会報告(9/9掲載)
《参加者》小林、吉野、池田、稲葉(昌)、植木、梅原、溜口、君島、増渕、小川、津久井、野中、稲葉X2、宮内

まだまだ残暑が厳しい日が続きますが、山々ではリンドウなどの秋の花々が盛りとなっています。これからの
天気は一日での変化が激しく、また日暮れも早まっていますので、時間にゆとりを持ち、天気予報や現地情報
に注意し、安全登山でそれぞれの山行をお楽しみ下さい。

●●山行報告●●
■釈迦ヶ岳
《山行日》06/09/04(月)晴れ
《参加者》植木孝
《日程》9/4(月)矢板8:33--小間々9:06/9:12〜大間々9:42〜八海山神社10:30/10:35〜分岐10:52〜観音岩11:24
       〜釈迦ヶ岳11:58/12:50〜観音岩13:15〜分岐13:40〜大入道14:28/14:38〜桜沢右俣15:05〜小間々15:25
       /15:45--矢板16:20
《要約》秋の風に吹かれながら釈迦ヶ岳に登った。静かな山でよかった。
《本文》
   「天気いーなー!」朝日がまぶしい。きょうは月曜日。誰も休みじゃないので単独で釈迦ヶ岳に登る。
  小間々からスタート。草刈のおばさんたちがいるほか登山者はいない。樹林の中を歩くと涼しくて気持ちい
 い。大間々には車が2台。片方は出発準備、もう片方は出発したらしい。八海山神社が見える稜線に出るとこれ
 また風が気持ちいい。先日までの夏の空気と違ってカラッとしているから。眺めを楽しみたいがガスがわいて
 きた。笹の少し伸びたところと枯れたところがある。今年の下草刈は意外と少ないかと思いながら頂上へ。
  頂上には2組のご夫婦がいた。月曜なのに人がいるのがすごい。ラーメンを作って食べる。ビールはわざと持
 ってこなかった。風が吹き抜け気持ちいい。燧ケ岳と会津駒のあたりはチョットだけ見えたがもう姿を隠して
 しまった。最後は1人になり静けさを楽しんだ。
  帰りは大入道をまわった。鹿に延べ5回会った他はこれまた静かな山道を草刈が済んだ小間々に戻った。単独
 行もいいと思った。


■那須クリーンキャンペーン
《山行日》06/09/02(前夜祭)〜09/03
《参加者》吉野、斉藤常、斉藤俊、植木、増渕(以上前日から)、東、溜口、君島、岸、野中
《日程》峠の茶屋(開始式)---峰の茶屋---牛首---南月山(往復)
《本文》
   秋晴れの最高の天気に恵まれ、クリーンキャンペーンに10人が参加しました。スタートが遅れた事もあり、登
 山道にはゴミはほとんど落ちてなく、また道端では、いまや盛りのリンドウやトリカブトの花々が目を楽しませ
 てくれました。


■桧枝岐・実川赤安沢左俣(トヤマ沢)から赤安田代 写真は山岳写真館B5をご覧下さい。
《山行日》 06/09/02(土)
《参加者》 吉野、淺川、斎藤常、石岡、稲葉昌、他1名(報告者 稲葉昌)
《日程》実川林道・駐車地点7:25---黒溶沢出合7:45---赤安沢出合8:05---赤安小沢出合8:15---二俣(トヤマ沢
        出合)9:30---赤安湿原10:50/12:00---(往路を戻る)---実川本流14:10
《要約》絶好の秋日和に静かな湿原を訪ねた。
《本文》
  4名で事務所を出発し、七入で浅川さんと合流して実川林道へ。林道途中の大きな広場に駐車し、そこから上
 流に向かう踏み跡を進むと、すぐに巨大な堰堤の下に出る。対岸に渡り、左岸から堰堤を越えて実川本流をた
 どる。途中、入りヒヨドリのゴルジュは右岸を巻いた。
  赤安沢に入ると、硫黄のせいか少し水が濁っている。硫黄臭がする所もある。大きな滝は無いが、1カ所だけ
 チョクストン滝とその上の樋状の滝を、まとめて左岸から高巻いた。また、二俣手前の5m滝はホールド豊富だ
 が傾斜があるためザイルを使用した。
  左俣(トヤマ沢)に入っても特に問題は無く、ツメは急なゴーロで一旦伏流となる。ゴーロを過ぎると再び水流
 が現れて、沢の源頭部。岩盤上の水流をたどり、最後にひざまでの泥水につかると湿原に飛び出す。
  湿原は季節のせいか、植生のせいか(多分両方のせい)、花はほとんど無い。しかし、晴天の下、針葉樹に囲ま
 れた雰囲気は良く、散策する者、写真を撮る者、昼寝をする者と思い思いに時間を過ごす。
  帰りは同じ沢を下降した。下降が難しい部分には全て巻き道があるので、ザイルは使用しなかった。実川本流
 に戻ると直ぐ上に実川林道が見えたので、藪をこいで林道に出て、駐車場まで歩いた。
  桧枝岐で温泉に入り、現地に残る浅川さんと別れて関谷に戻り、2名は清掃登山の前夜祭に出向き、3名は帰宅
 した。


■大源太鷺の首沢と北沢本谷遡行
《山行日》;8月29日(夜行発)〜31日
《参加者》;早乙女他男2名女2名計5名
《要約》;大源太山に沢から遡行して2回登る。
《本文》
   湯沢ic〜車で20分ぐらい行くと大源太キャニオン青少年キャンプ村があり屋根つきの休憩所があったのでそこ
 にテントを張りやすむことにする。トイレもあることだし夜間無人なのが嬉しい。30日5時に起きて7時に出るが
 ドシャブリの雨が降り出し30分ぐらい足止めされる。ゴルフ場の脇を進み途中から沢に入るが滝がいくつもあり
 上流ほど登りにくい。最後のスラブは急登で雨が降ってて滑りやすくまた最後、石楠花が密生しててなかなか抜
 けられず苦労した。14時頂上に着く、見晴らし良くない。登山道下ってくるとブナの木の根元にマエタケらしい
 のが足の踏み場もないほど出ていたが何か違うみたいなのでケイタイで写真を撮り後で見せたらトンビマイタケ
 だそうでした。
 31日;天気もよく今日は登山道入り口の駐車場まで車で入り昨日降りてきた登山道20分ぐらい進みそこから沢に
 入る。沢幅も広いので歩きやすい。途中からブナの倒木が多くてそれに沢沿いにあるブナの大木数十本あると思
 うが皆虫に食害され葉ガ付いてない.この現象北に向かってすすんでいるというう。大小さまざまな滝があり二
 股に分かれるところの滝が高さがあり下を見たら自身がなくなりザイルをおろしてもらい何とか登る。今日の頂
 上天気もよく谷川岳をはじめ素晴らしい眺望を眺めることができました。14時半頂上を後に下山する。


■御神楽岳北東面・御神楽沢・デトスポンジ沢・沢登り
《山行日》 06/08/26(土)〜27(日)
《参加者》 kenさん、Samさん(以上会津山岳会)植木(報告者 植木)
《日程》
8/26(土)矢板2:30--西会津道の駅先セブンイレブン4:45/5:10--さゆり公園--林道終点6:30/6:44〜湯沢出合
        7:37/8:10〜二俣9:40〜大滝から巻く10:16/11:10〜雪渓を巻く12:52/16:06〜雪渓を歩く14:17/15:11
        〜幕場15:43(泊)
8/27(日)幕場5:40/7:30〜巻き終わり8:35〜雪渓下8:46/9:06/9:25〜稜線11:28/11:56〜湯沢の頭12:25〜高頭
        13:10〜湯沢出合14:46/15:19〜林道終点16:15/16:35--次男坊亭16:50/17:30--さゆり公園18:10/18:15
        --矢板21:10
《要約》会津山岳会の山行に合流、御神楽岳の岩壁を望みながらスラブを登る。とても勉強になった。
《本文》
 8/26(土)晴れ
  ミクシーつながりで会津山岳会のSamさんに誘ってもらってというか強引気味にお願いして沢につれてっても
 らうことにする。同行はkenさん。会津山岳会トップクラスクライマーとのことで足を引っ張らないか緊張する。
 さゆり公園に移動して出発する。新潟・津川方面にひた走り三郷工業団地のところを左折、どんどん進んで林
 道のおっとまりまで行く。早速メジロがでてくるがたいしたことはない。湯沢の出合までは登山道を行く。左下
 に見える本流の大釜がきれいだ。湯沢の出合では湯沢のスラブが見える(このときはよくわからなかったが)。
  沢の支度をして本流を行く。河原状かと思うとスラブの滝がありなかなか面白い。両岸は迫力バッチリのす
 ばらしいスラブだ。へつりが難しいところもkenさんはクリア。私は泳いで突破。今回もゴム底の沢靴。グリー
 ンタフ状の凝灰岩なのでフリクションがバッチリ、今回は安心して登れる。今回は会津山岳会の下見山行という
 ことで同行させてもらいうれしい。迷惑にならないようにしたいがどうなるかはまだまだ不安である。正面にイ
 沢を見る二俣で大休止。右俣の御神楽沢に行く。
  水が濁っているのでこの先に雪渓がある可能性大。冷たい釜を腰まで使って進むと25m大滝が現れる。直登は
 当然無理で左岸を巻く。登山大系だとぜんまい道があるというが全く無い。その足場が無いところをkenさんは
 簡単に突破。尊敬。ブッシュ越しに左下の流れを見るとゴルジュの中にナメ状の滝がかかっており降りられない。
 もう少し上まで巻き雪渓の上に降りることにする。残置シュリンゲは使わず新しいシュリンゲを使い懸垂で沢に
 戻る。次のとい状は左岸のスラブを登る。最初が難しくロープを出してもらう。次の滝は残置シュリンゲに足を
 掛け次にそのピンに乗って越える。そして左壁のリッジ状を登る。荷物はピストンしてもらった。次の滝はツッ
 パリで越える。最後はお助けひも。ありがとうございます。そして少し進むと雪渓の残骸とその先に雪渓の大き
 いの。kenさん見に行くもへつりは無理なので左岸を巻く。この雪渓の上流には登れない滝&釜があり巻き続け
 て次の雪渓の上に懸垂で降りる。
  簡単な流れをいくと次の雪渓。これは泥壁をアイスハンマーで登り雪渓の上に出る。いったん左岸に下りるも
 次の滝の左岸が難しそう。kenさんが下見にいくも無理そうなので雪渓を渡って右岸に下見に行ってくれる。
 「丸!」とのサインで進む。最後は雪渓から小さくジャンプして岩場に取り付く。ちょっとスリリング。滝の右
 岸を登ると傾斜がゆるくなる。この先はなんかゴルジュと滝で大変そうなのでこのあたりで幕とする。左岸の適
 地を見つけ整備に30分費やし今晩の寝床とする。さすが整備しただけあって快適。それに虫が少なくてこれまた
 快適であった。シュラフはともかくマットがあるとよかったか。
8/27(日)晴れ
  昨夜は少し寒かったがまあまあ。夜中のペガスス座がきれいだった。モーニングコ−ヒーが寒い体にしみこむ
 ようにおいしい。そしてスパゲティーをご馳走になる。塩カルビスープもおいしい。
  昨日の下見で「今日は巻きから」。足場が悪い草つきと岩場をトラバースしながら進む。昨日の幕場が真下に
 見える。昨日下見したゴルジュと滝の上にこれまた大きなゴルジュと滝。大巻きして正解。平凡な流れに懸垂で
 下りる。すると上流から白い風が流れてくる。少し登ると雪渓の向こうにドバーンと御神楽沢のスラブが丸見え
 となる。すごい迫力だ。しばし見とれる。水を汲み雪渓に上がる。正面に本流スラブと正面スラブ、左に奥壁、
 右にスポンジ沢。私たちはデトスポンジ沢を登ることにする。
  スポンジ沢は初めはゴーロ。しかしすぐにスラブとなり快適に高度を稼ぐ。高度感がすばらしい。凝灰岩にた
 くさんの穴が開いているからスポンジ沢なのだろうか。フリクションがバッチリなので安心して登れる。白いス
 ラブが現れとても絵になる。するとゆっくり登ったのに2時間で稜線についてしまった。藪こぎが無く稜線に出た。
 ここでスラブ群を振り返りゆっくりと眺める。気持ちよい充実感。がっちりと握手する。
  ここから下山。下山方向正面に見える「湯沢の頭」から湯沢の出合いまで2時間はかかるという。湯沢の頭から
 少し下ると下山道が見渡せる。信じられないくらいに急で長い!!思った以上見た以上に険しく厳しく大変だっ
 た。室谷側から別の登山道ができたそうで今はほとんど歩かれていないらしい。でも、きちんと刈り払いをして
 あったのはうれしいしありがたい。御神楽沢のスラブもすごいが右手に見える湯沢のスラブもすごい。段壁と呼
 ばれる岩壁もすごい。これが一般の登山道?と思うような鎖を伝いリッジを慎重に越えながらやっとのことでブナ
 林に入る。すると沢の音が聞こえすぐに湯沢の出合に着いた。流れで体を冷やしてゆっくりする。あとは登山道
 を歩いて車に戻った。次男坊亭で天重を食べて西会津に戻る。
  今回の山行で会津山岳会のすばらしさと高い突破力を知ったし勉強になった。もっとたくさんの沢を教えてい
 ただきたく欲張りな気持ちになってしまった。 


■高原山・釈迦ケ岳
《山行日》2006.8.27 《参加者》岸、小林、久我、君島
《行程》事務所7:00〜大間々駐車場8:00出発〜八海山神社9:00〜釈迦ヶ岳山頂11:00〜大間々駐車場3:00下山
《装備》秋山道具一式(報告者君島)
《目的》足ならし登山
《本文》
   朝からいまいちの天気に、いまいち気分が乗って来ないまま事務所を出発。大間々駐車に到着。広い駐車場
 に車が一台も無し。寂し〜い。気を取り直し身支度。やはり雨が降って来ました。雨カッパを着て、ゆっくり
 歩き出す。半袖のシャツでも、汗で蒸れて暑い。八海山神社手前の尾根でかわいいリンドウの花を見つけて癒
 される。八海山神社に到着。小休止。展望はまるで駄目。雲の中。矢板最高峰地点を過ぎ、次のピークに達し
 た時、目に飛び込んで来ました。驚きです。何と剣ガ峰の道標があるではないですか!前日に登っ方が木に括
 り着けて行った見たいでした。その方には申し訳ないのですが、この地点は剣ガ峰ではなく間違いのため、取
 り外して、正規な剣が峰地点に丁重に移動してきました。蒸れて暑い。山は秋の気配を感じる。緑の景色に紅
 葉の葉が色づき花鳥風月の模様を呈してました。それにしても静かな山行である。山頂手前の登り坂に紫の鮮
 やかなトリカブトに最後の元気をもらい、山頂に到着。展望がやはり駄目。周りの景色を想像しながら話が弾
 む。雨も上がり時々日差しも出てきました。3人の先客が居ました。どちらから登ったかを訪ねると、西平岳
 赴u橸k未・虱茲燭箸里海函2罅垢眥垢瓩涼訖・織ぅ燹・泙困魯咫璽襪粘デ奸D・覆・錺ぅ鵑任盍デ奸・・戮気
 鵑離薀献・・虧瑛悗・・貶垢海┐突茲襦L・靴魎兇犬襦4兇犬燭里六笋世韻・發靴譴泙擦・E仍概劼・機腺郷
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 鼎・弊鼎・併格發C任靴拭 ご同行頂きました皆なさんお疲れさまでした。 


■奥日光散策(竜頭ノ滝〜千手ヶ浜〜西ノ湖)
《山行日》2006.8.27(日) 
《参加者》斎藤ズ
《日程》宇都宮8:30−竜頭ノ滝9:40−歩き始め10:00〜千手ヶ浜11:30−西ノ湖12:30
        〜昼食〜13:00−竜頭ノ滝14:50
《要約》奥日光は初秋の風が涼しく気持ちが良かった。
《本文》
   朝ゆっくりした時間から出発。途中いろは坂までは小雨だったが竜頭ノ滝まで来ると晴れ間が見えた。今回
 の目的はトレイルランニングのコース見と初秋の花を見ること。千手ヶ浜〜西ノ湖間に咲いていたシロヨメナ
 の群生は見事な咲っぷりでキレイだった。マルバダケブキは終わりかけなのか…、花も葉も大きく不気味だっ
 た。西ノ湖を見ながらチョリソーをボイルし、ビールを飲んだら昼寝でもしたくなったが空模様があやしくな
 ってきたので、帰りは駆け足で帰ってきました。片道約6.5kの景色抜群のこのコースは起伏もきつくなく
 走るにも最高と確信し収穫のある山行でした。次回はこのコース走ってみます。


■塩谷町側からの高原山縦走
《山行日》 06/08/24
《参加者》 東 (報告者 東)
《日 程》10:20 西平岳登山口---11:27 西平岳---11:50 中岳---12:12 釈迦が岳---12:40 釈迦が岳発
       13:10 前山---13:42 林道---13:55 西平岳登山口
《本 文》
  最後の夏休みを取り、子ども達を児童クラブ・保育園と送ってその足で釈迦が岳開拓からの縦走を楽しんだ。
 林道は西平岳登山口から先は崩れていて通行止めなので、少し手前の広場に車を置いて、身支度をして出発。
  平日だし、メジャーなコースでもないので誰にも会わないだろうと思いながら歩く。登山口からはそれなり
 に急登で、汗がふきでる。登山道は、下刈りをしたばかりのようで、狩り払われたササはまだ青い。出掛けに
 聞いたラジオは、雷注意報を伝えていたが、雨も降っていないし、ラジオに空雷も入らないので、それでも気
 にしながら登る。
  西平岳山頂で最初の休憩。実を付け始めたムシカリや咲き出したリンドウがきれいだ。ガスの切れ目から鶏
 頂山を眺め、岩場の続く中岳を越え、ササの急登を一気に登って釈迦ヶ岳山頂。もっと楽に登れると思ってい
 たが思った以上にきつかった。 山頂で、ビールを飲みながらの昼食を楽しんでいると、高原山神社の宮司さん
 が、塩原側からのコースのササ刈りをしながら登ってきた。先週は、塩谷町側のササ刈りをしたとのこと。少
 しの間話をして、下山。
  下山は、前山コースをとる。こちらのコースも尚仁沢まで宮司さんがササを刈ってくださっているので、快
 適に下ることができた。感謝。トリドの池付近で「チタケ」発見!一度チタケを取れたとれたものだから、自
 然視線がキノコにいってしますが、ドシロートの私です、外には一本も取ることができなかった。でも登山道
 に生えているくらいなので、きっと吉野会長が探したらさぞかしとれる  のではないかと思いながら下山。
  久しぶりの高原山で4時間にも満たない山登りでしたが、リフレッシュできて楽しかった。



■北アルプス・白馬岳
《山行日》8月22日〜24日
《参加者》小川*2
《日程》
22日 さくら市(自宅)15:00==足尾.伊勢崎.長野==21:00猿倉(車中泊)
23日 猿倉6:00〜7:00白馬尻7:15〜9:15大雪渓終点9:30〜12:00非難小屋12:45〜
        15:00白馬山荘
24日 白馬山荘6:30〜6:50白馬山頂7:00〜8:30小蓮華山8:45〜10:25白馬大池10:40〜14:00栂池平
        ==15:00栂池
《要約》花の種類の多さと、色の濃さに感動!
《本文》
22日
  21日に出発の予定ですっかり準備を済ませ、山行計画の提出と天気の確認のためpcを開くと、22日は
 激しい雷雨の予報。1日遅らせての出発となり、準備はできているので早めに出発した。予報どうり日光から
 伊勢崎の山越えは大雨、その後はたいした降りもなく猿倉につくころは星も見えてきた。一杯やっているうち
 にどんどん晴れてき、いつの間にか満天の星空になっていて、明日からの山行に期待が膨らんだ。
23日
  急ぎ身支度を済ませ、6時に出発。白馬尻までも花は沢山あり、"時期的に少し遅いかな"との不安も吹き飛
 んだ。晴れたり曇ったりの中、涼風に吹かれながら、落石に注意し、景色をながめ、ゆっくり、ゆっくり初め
 ての雪渓登りを楽しんだ。が、楽しかったのもここまで。葱平にかかるころ、慣れぬ車中泊での寝不足のせい
 か、妻がばててしまい、歩いているより休んでいるほうが長い状態続いた。何とか非難小屋までたどり着き、
 大休止。ベンチらしきところで昼寝をしたところ、体力も回復し、次々と出てくる感動の花に気もまぎれ、ゆ
 っくりではあるが歩き出し、ほっと一安心。そこからは、花、ハナ、はな…写真の撮りまくりでした。花の色
 は濃く、こんなに多くの種類と数の花畑は初めてでした。まさに花の白馬岳でした。
24日
  5時前に起床。富山側からの強風と霧でご来光は見られるかどうかは微妙な状況でしたが、時折晴れる中グ
 ッドタイミングで見ることができました。それどころか、霧の中の日の出は、霧がかかるとあたりは真っ赤に
 なり、晴れると赤く染まった山景浮かび上がり、おまけにブロッケン現象まで見られ、とても幻想的な朝でし
 た。
  朝食を済ませ、6時30分に出発。快晴の空の下、剱岳はもちろん槍穂、立山も望め、近くには雪倉、朝日
 の山並みがとても綺麗でした。足元には昨日の花畑と様相の変わった背の低い花々が咲き乱れ、雲上の別天地
 を,マイペースで栂池を目指しました。白馬大池からは地図上は楽そうに見えたのですが、大岩がゴロゴロな
 急斜面で、結構タフなコースでした。昨日のこともあり、慎重に下山しました。
  温泉は昨年見つけた天神の湯に行きましたが、曇っていて時折しか山は見られませんでした。
  PS ばてたとき、"もう山はいい"と言っていた妻もまた行きたいと言っていました。めでたしめでたし。


■幌尻岳、芦別岳,十勝岳、富良野岳登山報告
《山行日》06/7/18〜7/22
《参加者》;早乙女他2名
《要約》百名山登山と北の高山植物を写真に撮るため
《本文》
7/18日;新千歳空港6時15分着、予約しておいたレンタカーで振内に向かう約100kmの行程だ。振内から
 林道に入り約1時間ほどでゲート前の駐車場に到着、支度をして11時20分出発、天気の方があまり良くない。林
 道走っているときもドシャブリの雨が降っていたから心配だ。林道の中間地点あたりでツアーの登山客が雨の
 ため渡渉を断念して戻ってきた。取り水ダムで林道と分かれて登山道に入り約40分位進み沢シュウーズに履き
 替えていよいよ渡渉開始する。幌尻山荘まで約20回ぐらい渡渉を繰り返す。深いところで腰近くまで水の流れ
 も強く要注意だった。幌尻山荘水もあり毛布も借りられるので寝袋の必要はない、予約金は1000円です。
 翌日5時に山荘出発、命の水あたりまで来ると視界も開けエゾキスゲがそしてエゾツツジも愛らしくたくさん咲
 てた。頂上付近のカール状の斜面にはツガザクラ類、エゾウサギギクとたくさんの花が咲いていてカメラに納
 めるのに大変でした。頂上から戸蔦別岳に向かいそして幌尻山荘へ。戸蔦別岳はハイマツがあり歩きにくい、
 途中に渡渉4、5回繰り返すと山荘に到着、今日も泊まる予定でしたが小屋が混んでるので15時小屋を後にして
 下山して富良野に向かう。
7月20日芦別岳登山;登山口8時発11時頂上到着眺めは天気もそこそこ良かったから満足、下山途中富良野の眺
 望素晴らしい。
 富良野の町で食材の購入そして十勝温泉郷吹上温泉保養センター泊まり、自炊で温泉もよくガスはコイン式で
 100円15分ぐらい使えてポットのお湯は無料食堂でいただき冷蔵庫も自由に使え部屋も凄くきれいでした。
7/21日;5時発三段山(6時50分)大砲岩(8時半)十勝岳9時30分)着。このコースは途中ガレ場を通過するため
 登山者少なく三段山の斜面荒らされず高山植物一面に咲いてきれいでした。十勝岳は岩手山に似ている感じ、
 十勝岳〜上富良野岳〜三峰山〜富良野岳へ稜線沿いの歩きなのでノンビリと言う感じで良かった。三峰山には
 たくさんの登山客がいて賑わっていたけどあとは全体的に静かな山行かなとかんじました。 報告遅くなりま
 したが以上です。

山行報告 御神楽岳北東面・御神楽沢・デトスポンジ沢・沢登り  8月30日受付(9/2掲載)
写真は山岳写真館B4をご覧下さい。
■御神楽岳北東面・御神楽沢・デトスポンジ沢・沢登り
《山行日》 06/08/26(土)〜27(日)
《参加者》 kenさん、Samさん(以上会津山岳会)植木(報告者 植木)
《日程》
8/26(土)矢板2:30--西会津道の駅先セブンイレブン4:45/5:10--さゆり公園--林道終点6:30/6:44〜湯沢出合7: 37/8:10〜
    二俣9:40〜大滝から巻く10:16/11:10〜雪渓を巻く12:52/16:06〜雪渓を歩く14:17/15:11〜幕場15: 43(泊)
8/27(日)幕場5:40/7:30〜巻き終わり8:35〜雪渓下8:46/9:06/9:25〜稜線11:28/11:56〜湯沢の頭 12:25〜高頭13:10〜湯沢
    出合14:46/15:19〜林道終点16:15/16:35--次男坊亭16:50/17:30--さゆり公園18: 10/18:15--矢板21:10
《要約》会津山岳会の山行に合流、御神楽岳の岩壁を望みながらスラブを登る。とても勉強になった。
《本文》
8/26(土)晴れ
  ミクシーつながりで会津山岳会のSamさんに誘ってもらってというか強引気味にお願いして沢につれてってもらうことに
 する。同行はkenさん。会津山岳会トップクラスクライマーとのことで足を引っ張らないか緊張する。さゆり公園に移動し
 て出発する。新潟・津川方面にひた走り三郷工業団地のところを左折、どんどん進んで林道のおっとまりまで行く。早速メ
 ジロがでてくるがたいしたことはない。湯沢の出合までは登山道を行く。左下に見える本流の大釜がきれいだ。湯沢の出合
 では湯沢のスラブが見える(このときはよくわからなかったが)。
  沢の支度をして本流を行く。河原状かと思うとスラブの滝がありなかなか面白い。両岸は迫力バッチリのすばらしいスラ
 ブだ。へつりが難しいところもkenさんはクリア。私は泳いで突破。今回もゴム底の沢靴。グリーンタフ状の凝灰岩なので
 フリクションがバッチリ、今回は安心して登れる。今回は会津山岳会の下見山行ということで同行させてもらいうれしい。
 迷惑にならないようにしたいがどうなるかはまだまだ不安である。正面にイ沢を見る二俣で大休止。右俣の御神楽沢に行く。
  水が濁っているのでこの先に雪渓がある可能性大。冷たい釜を腰まで使って進むと25m大滝が現れる。直登は当然無理で
 左岸を巻く。登山大系だとぜんまい道があるというが全く無い。その足場が無いところをkenさんは簡単に突破。尊敬。ブ
 ッシュ越しに左下の流れを見るとゴルジュの中にナメ状の滝がかかっており降りられない。もう少し上まで巻き雪渓の上に
 降りることにする。残置シュリンゲは使わず新しいシュリンゲを使い懸垂で沢に戻る。次のとい状は左岸のスラブを登る。
 最初が難しくロープを出してもらう。次の滝は残置シュリンゲに足を掛け次にそのピンに乗って越える。そして左壁のリッ
 ジ状を登る。荷物はピストンしてもらった。次の滝はツッパリで越える。最後はお助けひも。ありがとうございます。そし
 て少し進むと雪渓の残骸とその先に雪渓の大きいの。kenさん見に行くもへつりは無理なので左岸を巻く。この雪渓の上流
 には登れない滝&釜があり巻き続けて次の雪渓の上に懸垂で降りる。
  簡単な流れをいくと次の雪渓。これは泥壁をアイスハンマーで登り雪渓の上に出る。いったん左岸に下りるも次の滝の左
 岸が難しそう。kenさんが下見にいくも無理そうなので雪渓を渡って右岸に下見に行ってくれる。「丸!」とのサインで進
 む。最後は雪渓から小さくジャンプして岩場に取り付く。ちょっとスリリング。滝の右岸を登ると傾斜がゆるくなる。この
 先はなんかゴルジュと滝で大変そうなのでこのあたりで幕とする。左岸の適地を見つけ整備に 30分費やし今晩の寝床とす
 る。さすが整備しただけあって快適。それに虫が少なくてこれまた快適であった。シュラフはともかくマットがあるとよか
 ったか。
8/27(日)晴れ
  昨夜は少し寒かったがまあまあ。夜中のペガスス座がきれいだった。モーニングコ−ヒーが寒い体にしみこむようにおい
 しい。そしてスパゲティーをご馳走になる。塩カルビスープもおいしい。
  昨日の下見で「今日は巻きから」。足場が悪い草つきと岩場をトラバースしながら進む。昨日の幕場が真下に見える。昨
 日下見したゴルジュと滝の上にこれまた大きなゴルジュと滝。大巻きして正解。平凡な流れに懸垂で下りる。すると上流か
 ら白い風が流れてくる。少し登ると雪渓の向こうにドバーンと御神楽沢のスラブが丸見えとなる。すごい迫力だ。しばし見
 とれる。水を汲み雪渓に上がる。正面に本流スラブと正面スラブ、左に奥壁、右にスポンジ沢。私たちはデトスポンジ沢を
 登ることにする。
  スポンジ沢は初めはゴーロ。しかしすぐにスラブとなり快適に高度を稼ぐ。高度感がすばらしい。凝灰岩にたくさんの穴
 が開いているからスポンジ沢なのだろうか。フリクションがバッチリなので安心して登れる。白いスラブが現れとても絵に
 なる。するとゆっくり登ったのに2時間で稜線についてしまった。藪こぎが無く稜線に出た。ここでスラブ群を振り返りゆ
 っくりと眺める。気持ちよい充実感。がっちりと握手する。
  ここから下山。下山方向正面に見える「湯沢の頭」から湯沢の出合いまで2時間はかかるという。湯沢の頭から少し下る
 と下山道が見渡せる。信じられないくらいに急で長い!!思った以上見た以上に険しく厳しく大変だった。室谷側から別の
 登山道ができたそうで今はほとんど歩かれていないらしい。でも、きちんと刈り払いをしてあったのはうれしいしありがた
 い。御神楽沢のスラブもすごいが右手に見える湯沢のスラブもすごい。段壁と呼ばれる岩壁もすごい。これが一般の登山
 道?と思うような鎖を伝いリッジを慎重に越えながらやっとのことでブナ林に入る。すると沢の音が聞こえすぐに湯沢の出
 合に着いた。流れで体を冷やしてゆっくりする。あとは登山道を歩いて車に戻った。次男坊亭で天重を食べて西会津に戻る。
  今回の山行で会津山岳会のすばらしさと高い突破力を知ったし勉強になった。もっとたくさんの沢を教えていただきたく
 欲張りな気持ちになってしまった。

平成18年8月23日(水) 8月度 第2回例会例会報告(8/27掲載)
《参加者》小林、吉野、池田、久保、稲葉、梅原、増渕、野中、宮内、斉藤俊、久我  (11名)

この日は例会前に激しい雨が県北地方を襲いました。山々ではりんどうの花々が咲き始め、秋の風も吹き始め
た様です。とは言えまだまだ残暑が厳しい毎日が続きます。山行を計画される場合は気象情報や現地情報など
に十分注意し、無理のない計画で安全登山を心がけて下さい。

●●山行報告●●

■富士山   写真は山岳写真館B3をご覧下さい。
《日程》  2006.8.19(土)〜20(日)
《参加者》  岸ズ
《行程》河口湖口五合目12:50---13:40六合目13:50---15:00七合目15:10---16:50八合目・白雲荘(泊)白雲荘
        23:50---2:50吉田口頂上3:00---お鉢めぐり(剣ケ峰)=5:05御来光=下山道5:15---8:30五合目
《要約》  あこがれの富士山に登る
《本文》
  かねてから『一度は登りたい』と漠然と思っていたが、我が家で急に話がまとまり実行することになりまし
た。しかし初心者二人組なので今回は山に集中する為、新宿からバスを利用する事にしました。想像はしてい
たものの五合目は人人人・・・。でも天気に恵まれ目的を同じとする張り切った面々の中、現地ガイドさん達
の元気な声が飛び交い不安に増して期待の方が膨らむのを感じました。私たちも現地ガイドさんと話しをしな
がら高度順応と称していつもの半分位の速度でゆっくりと登り始め休憩もまめにとりました。そのおかげか3
000Mを超えても体調に変化はなく快調に高度をかせぐ事ができました。ガイドさんの話によると「毎日雨
が降るのに、今日は雨も降らず強い陽射しもなく最高の天気だ!御来光は期待できるぞぉ〜」との事でした。
(但し人の数も今までに無いほどだったらしい・・)
  山小屋では混雑と熱気でほとんど眠ることもできずに、防寒装備をばっちりし今回のメインテーマのお鉢め
ぐりと御来光めざして小屋をスタート。手が届きそうな満天の星空に天の川、流れ星に歓声をあげ、眼下には
キラキラと輝く街の明かりが・・・こんなに素敵な場面にいて良いのだろうか!なんてとても贅沢な気分にな
りました。
  ガイドさんの予想通りすごく神秘的な御来光を拝む事ができました。朝食をとり下山道へ。通常下りは苦手
な私も気分爽快・足どり軽く八合目まで駆け下り、防寒装備から真夏の装いに変え引き続き五合目まで駆け下
りました。
  高度・夜の登山等など初めての要素が多い山行でしたが、あこがれていた山に登れたということで、はずか
しながらかなり自己満足しております。


■鹿股川支流 桜沢
《山行日》06/08/20 曇りのち晴れ
《参加者》君島、宮内、佐藤、近藤、小林ズ
《日程》事務所7:00=8:00山の駅たかはら―9:00咆哮霹靂の滝9:15―つり橋9:32―雷霆の滝9:54―二俣
       (921m)11:00―釜を持つ滝11:42、12:05八方道路12:20
《要約》滑と神秘な釜
《本文》
  連日の猛暑に耐えかねて、沢登りの涼しさを満喫しようと、近くの八方ヶ原の桜沢を選んでみた。下流の滑
は遡行済みでしたので、雷霆の滝上の全貌を是非歩いてみたいと考えていたので、賛同者をメールで呼びかけ
た。事務所7時に出発し、山の駅たかはらで宮内と合流して、一路咆哮霹靂の滝まで、塩の湯温泉へのハイキ
ングコースを下る。
  途中、左下の桜沢で釣りをする男を発見?どうも溜口に似ているが、彼は怪我して山は当分登れないはずな
のだが。つり橋を渡って急斜面を下れば、スッカン沢と桜沢の合流点に到着する。水量が多いので、「咆哮霹
靂」名前に負けず百獣のライオンなみの轟音をとどろかしている。支度をして沢に入るが、このひんやりした
水の冷たさがなんとも言えない心持!汗にまみれた身体には最高のご馳走である。落差15mの咆哮霹靂は二箇
所になっており、左の咆哮の滝は直登は難しい。右の霹靂の滝は傾斜も緩く登れそうなので、果敢に佐藤とま
ちゃが取り付く。高巻は中央の藪に踏み跡がある。登れば其処は滑、滑 沢幅一杯に流れる様は、沢登りの醍
醐味を存分に味わうことが出来る。右岸から100mほどの滑滝が落ちている。桜沢の核心部とも言える滑の連
続も「つり橋」を潜ると一変する。
  石を飛んだり跳ねたりしながら右に左にルートを探して行く。小滝、滑、岩と登って行くうちに、沢全体を
せき止めたような「雷霆の滝」に出会う。君島がシャワークライミングで中央を突破、残りは落石崩壊危険の
右岸寄りを登る。しばらく行くと「ヤァ!」と溜口と出会う!先ほどの釣り師は溜さんだったのだ。一月ぶり
の再会である。ビグの中には三匹の岩魚がいた。ここから合流して遡行することにした。二俣を過ぎると水量
も激変してまもなく伏せ流となって水も涸れる。この上にも水流があると言うのでゴーロをいくと水が出てき
た。一条の水が音も無くすべるように落ちている滝がある、深い大きな釜をもち、水の色は瑠璃色にちかく素
晴らしい所である。水の落ち口には「イワタバコ、ウワバミソウ」が繁茂していて、滝を眺めながらの昼食に
する。この滝は古くから信仰の場として崇められたのであろうか?滝上の大岩には、文字の消えた石碑があっ
た。涸滝を越すとガードレールが望まれ遡行も終了地点となる。左岸を10m登ると「山の駅たかはら」から約
1.5kmの八方観光道路にでた。



■北アルプス 槍ヶ岳・大喰岳・中岳・南岳・北穂高岳・涸沢岳縦走
《日程》2006/8/13〜8/17
《参加者》野中 他3名
《行程》 
8/13(日)17:30矢板発‐‐‐佐野‐‐‐足利‐‐‐伊勢崎IC‐‐‐東部湯の丸IC‐‐‐松本‐‐‐
            0:30沢渡着(車中泊)
8/14(月)5:30沢渡‐‐‐(タクシー)‐‐‐5:55上高地バスターミナル6:25上高地〜9:05
             /9:35横尾〜11:00/11:50槍沢ロッジ〜16:00殺生ヒュッテ(泊)
8/15(火)5:50殺生ヒュッテ〜6:35/6:45槍ヶ岳山荘⇔7:30(槍ヶ岳往復)8:10〜大
             喰岳・中岳・南岳〜11:00/11:50南岳小屋〜最低コル〜Hピーク〜A沢コル〜飛騨泣き
             〜15:05北穂高小屋(泊)
8/16(水)6:15北穂高小屋〜北穂高岳〜最低コル〜D沢のコル〜8:15/8:45涸沢岳〜9:00/
             9:40穂高岳山荘〜ザイデングラード〜11:15/11:25涸沢小屋〜11:35/
             12:50涸沢ヒュッテ〜15:05/15:20横尾〜16:10徳沢園(泊)
8/17(木)7:30徳沢園〜8:30/9:00明神池〜10:00上高地---(タクシー)---沢渡---乗鞍
             温泉---松本---東部湯の丸IC---伊勢崎IC---50号---佐野藤岡IC---矢板IC---19:30矢板
             着
《要約》気分は最高!
《本文》
  昨年の北穂高岳・涸沢岳・奥穂高岳・前穂高岳縦走は、今回の大切戸挑戦の前哨戦だったのである。満を持
して身支度を整え、上高地を出発する。天気は上々である、足取りも軽く槍沢ロッジまでは余裕で到着した。
ここからいよいよ槍ヶ岳を目指してのダラダラ登りである。昼食を取り気合を入れ直して出発である。今年は
雪が多いらしく槍沢でも雪渓がかなり残っている。氷河公園の天狗池はいまだ雪の下だそうだ。お花畑の横を
一歩一歩ゆっくり登っていくが、息が上がり苦しい。やっと槍の穂先が見えてきたが、そこからがまだまだ遠
かった。殺生ヒュッテに到着したのは予定よりも30分遅れだった。とりあえず、ビールで乾杯、長い一日目
が終わった。
  二日目朝3時40分に起床、なんとMちゃんの具合が悪い。疲れが溜まっているのか頭痛がするらしい。薬
を飲んでしばらく様子をみることにする。Mちゃんもなんとか復活し、5時50分殺生ヒュッテ出発、槍ヶ岳
山荘まで4人揃って登っていく。山荘から槍ヶ岳へは二人だけが空荷で往復し、残りの二人は9年前に登頂し
ていたので体力温存の為、テラスで待機した。槍ヶ岳は渋滞も無く往復45分、天気は快晴で360度の大展
望だった。テラスで朝食後、南岳を目指す。高度3000メートルの尾根歩きは、岐阜側も長野側も素晴らし
い景色である。これから向かう穂高の稜線が厳しくも美しい。南岳小屋で大休止した後、いよいよ今回の核心
の大切戸に取り付く。いきなりの急降下である。300メートルを慎重に降りていく。最低のコルからは登り
下りを繰り返し、長谷川ピークまでは一気に登る。午後になったせいか、登山者もまれですれ違いも渋滞もほ
とんど無く快調である。天気も安定している。今日宿泊予定の北穂高小屋がはるかかなたに見える。何時に到
着できるのか不安になるが、進むしかない。A沢のコルまで鎖とピンを頼りに降りていく。飛騨泣きはなんな
く無事通過、最後の北穂高岳への登りが果てしなく続くようで泣きたくなった頃、北穂高小屋のテラスにぽこ
っと出た。そのままテラスに座り込んで、まず生ビールで乾杯。喉が鳴るとはこのことか。ビールを飲みなが
ら、テラスから今歩いてきた槍ヶ岳から大切戸を眺めると感激もひとしおである。夕食後、もう一つお楽しみ
が・・・。3年連続で今年も北アルプスの山小屋で「諏訪湖花火大会」を見ることが出来た。空には満天の星、
手に届きそうな北斗七星や天の河、疲れているのに興奮してなかなか寝付かれなかった。
  三日目、常念岳の上からご来光、素晴らしい「ダイヤモンド常念」である。今日も天気が良いので予定を変
更して、北穂高岳から涸沢岳を目指すことにする。四人とも昨年歩いているコースだし、昨日の大切戸の後で
日程にも余裕があるので、優雅にコーヒータイムを取って出発。岳友会で岩トレした成果か昨年は苦戦した鎖
場も楽勝で越え、最低コルまで順調に進む。昨年は写真を一枚も撮らなかったので、今年は撮影タイムを多め
に取ってモデルを務める。涸沢槍を巻いて通過し、D沢のコルで大休止、最後に涸沢岳への垂直に近い岩場の
登りを一気に越え頂上へ到達した。槍ヶ岳から涸沢岳までの縦走路を振り返り、ここでも大休止。この大パノ
ラマの景色は名残惜しいが、後はひたすら下界に向けて下るのみである。小休止と大休止を取りながら、涸沢
小屋でソフトクリーム、涸沢ヒュッテで生ビールとおでん(これも3年連続)、そして昼寝までする。Hちゃ
ん、Fちゃんが足が痛い、膝が笑うと騒ぎ出したので、ゆっくり降りて夕方、徳沢園に宿泊。お風呂と夕食の
ステーキに大感激する。
  四日目、朝小雨が降っていたが、明神に着く頃には止んでいた。せっかくなので、初めて明神池に行って見
た。そそり立つ明神岳をバックに美しい静謐な池であった。木道を河童橋まで戻り前穂吊尾根を見上げながら、
四日間天気に恵まれたし我ながらよく頑張ったなと、達成感と充実感に溺れた。帰りは乗鞍高原へ立ち寄り、
温泉と蕎麦を堪能した。

 殺生ヒュッテ ¥8400(一泊二食)★  缶ビール800円      
 北穂高小屋 ¥8500(  〃   ) ★★ 生ビール800円、缶ビール700円     
 徳沢園    ¥9450(  〃 風呂有)★★★ 生ビール800円

 槍沢ロッジ、槍ヶ岳山荘 生ビール1000円
 穂高岳山荘 缶ビール800円
 涸沢小屋  生ビール800円、ソフトクリーム500円、西瓜200円
 涸沢ヒュッテ 生ビール800円、ラーメン800円、カレー800円、おでん100円から

 沢渡駐車料金 @500×日数
 沢渡〜上高地(タクシー中型)4人まで 定額3900円

 
■大蛇尾西俣〜東俣・沢登り
《山行日》 06/08/14(月)〜16(水)
《参加者》 植木、増渕(報告者 植木)
《日程》
8/14(月) しおばら道の駅7:00--林道おっとまり7:30/8:00〜取水堰9:37/9:43〜二俣11:32〜8m4m11:58/12:25
         〜釜とナメ12:36〜8m13:11/15:36/16:38〜幕場17:40
8/15(火)幕場7:27〜15mナメ滝8:16/8:32〜大滝9:53〜巻き終わり12:19〜二俣14:38〜稜線乗越16:59/17:10〜
        1400mh二俣幕場18:59
8/16(水)幕場8:10〜4段40m10:32/11:30〜30m13:05/13:33〜二俣14:34〜取水堰15:44/15:56〜林道おっとまり
        17:23
《要約》3年越しの大蛇尾。登れない滝があり大きく巻くなど思った以上に険しくそして長く苦労した。
《本文》
8/14(月)
 道の駅で集合し林道を行く。パジェロとすれ違った後大きな岩がありまっさんと石を手でよけながら進んだ。
1台先行者がいるようだ。準備をして出発する。天気はくもり。4日前の天気予報ではお盆の3日間晴天だっ
たが台風の影響か天気予報は悪くなってきている。増水するようだったら塩那スカイラインに逃げるつもりだ。
 東電の巡視路の橋を渡りながらを行く。取水堰に出ると水のきれいさにびっくり!きれいなブルーグリーン
だ。そこから河原を延々行く。大岩と深みがあるので右岸左岸に渡渉しながら進む。あきれた頃に二俣に着く。
二俣では釣り人がテントを張ってシュラフを干して仕掛けを作っていた。声をかけるとびっくりした表情で「放
流ものがつれたよ」と教えてくれた。俺たちもイワナを釣って今晩の酒の肴にしたいもんだ。
 西俣に入ると岩がやけに滑りやすい。ゴム底のせいがあるかもしれないがそれにしても滑る。岩の面に垂直
に立つよう心がけて歩くのでとても疲れる。早速滝が現れた。1段目は右から登り2段目はシュリンゲをつか
んで振り子の後、なんだかいやらしいところを登る。せっかくなのでロープを出して増渕さんを確保する。こ
のくらいの滝でビビッテいる俺たちはこの後時間がかかるだろうと不安になった(そしてこの予感は的中↓)。
すると美しい釜とナメが出てきた。早速撮影タイム!水とナメと釜の美しさに感動する。しかし次の8mは左か
ら登ろうとしたが俺たちには無理っぽい。なんといっても滑りすぎる。なので左岸を巻こうといったん登って
は見たものの時間がかかりそうなので右岸の巻きに変更。しかし、この巻きもスラブで無理っぽく、結局滝に
戻る。滝を登ろうとしつこく再度チャレンジするものの踏ん切りがつかず左岸を巻くことにする。この滝に約
3時間半をつかってしまった。なんということだ。いきなり意気消沈し足取り重く進む。
 挙句の果てに雨が降ってきた。まだ霧雨だからいいけど。この天気のせいで暗くなるのが速いようだ。幕場
を探しながら歩き、まあまあの物件を確保する。イワナは釣らなかったが焚き火でまっさんが持ってきてくれ
たタンを焼いて夜をゆったりと楽しんだ。夜中に雨が強く降ったが気が付くと明るい星空と月夜であった。虫
がいなくて助かった。
8/15(火)
 遡行図を見ると西俣の1/4しか来ていない。こんなペースで2泊で抜けられるのか不安になりながらの出発。
昨日の意気消沈具合は全く回復していない。右岸からの支流が大きな滝となって流れ落ちている。迫力があり
しかもきれいだ。次は15mナメ滝。左から巻く。これが大滝?と思ってしまうほど大きな幅広い感じ。しかしそ
の次にトイ状8mが出てきたのでこの先に大滝があると遡行図で確認。その後は埋まったナメ、巨岩帯を過ぎ、
幕場に最適な大きな河原を過ぎナメを進むと「あー出てきてしまったんだな、大滝様。。。」と俺たちは絶望
してしまった。こんな滝登れるわけないじゃん。ぬるぬるだし。それでも取り付きのハーケンはさわってみた
りしたがやっぱり無理そうなので、少し戻って左岸を大巻きして隣の支流から西俣本流に戻った。この巻きは
笹が太くて大変だった。挙句の果てに今日も雨が降ってきた。昨日よりも強い雨。沈んだ心にしみてくようだ。
見た目はきれいなナメだが歩くとつるんつるんで困ってしまう。せっかくなので釣り糸をたらすもあたりナシ。
 明日のことを考えると西俣では幕できない。東俣に入らないととあせる気持ちが出てきた。最後の二俣でも
う14:38。しかし行くしかない。順調に高度を稼ぎたいところだが、ゆるい沢なのでなかなか高度は上がって
いかない。水が無くなり笹の藪こぎが始まった。漕いでも漕いでもまだまだ先のようだ。やっとのことで稜線
が近くなると潅木が増えてきた。石楠花やハイマツ・カエデが行く手を阻む。もういい感じになってきた。そ
れにブユがすごい。呼吸をすると肺に入ってしまった。
 やっとのことで稜線を越え東俣に入る。しかし幕場になりそうなところはない。何とか暗くなる前に1400mh
二俣に幕場を作りタープを張る。先ごろから雨が激しくなり全身はぐちょぐちょ。焚き火にチャレンジするも
のの火が大きくなることは無かった。体温で乾かしながらその夜は寝た。虫がいないのがよかった。
8/16(水)
 朝、青空が少し見えたので気持ちを良くし、冷えた体にホッとウイスキーを流し込む。こんなことだからペ
ースが依然上がらないが雨が続いたのでこの青空は気持ちよかった(しかしそれはほんの一瞬だった)。
 今日も長いと言い聞かせ進む。さっそく懸垂×2。きのう暗いところを無理に進まなくてよかった。ナメを
気持ちよく下る。東俣は西俣ほどは滑らない。よかった。巻かなくてもよい滝を巻いたりして時間がかかる。
15mは右を巻く。すると出ました、4段40m滝!昨日で完全にビビリモードに入っているので懸垂の場所すらよ
くわからず、巻く気になってしまった。しかし1段目を懸垂し次も懸垂した。下から見ると巻けそうだった。
でも、今の俺たちには懸垂が一番安全。ここまでは釣り人が来るらしい。早速ゴミの投げ捨てである。あー
あ。
 さっきまで雨が降っていたが日差しが出てきた。うれしく虫干しする。2条15mは左を巻く。巻き道がついて
いるが大事をとって笹をつかみながら傾斜のゆるいところを下る。エラが生えておりしこたま痛かった。後は
2段30mだ。ここにはトラロープがあり上段と中段は降りてこられた。最後は懸垂。ちょっと振られるので気を
つけた。
 やっと二俣に到着。長い河原歩きが始まるがやっと怖いものはおわったと安心する。安心したと同時に疲れ
が出てきてしまったし、雨が激しく降ってきた。3日間とも雨とは珍しい。取水堰で装備や体を水で清めて巡
視路を戻った。車までの道はとても遠かった。車についたときにはホッとした。 


■檜枝岐・実川藤三郎沢から花沼湿原
《山行日》 06/08/12
《参加者》 吉野、斎藤常、稲葉昌(報告者 稲葉昌)
《日 程》8/12(土) 実川林道終点8:00〜赤倉沢出合8:45〜藤三郎沢出合9:05〜花沼湿原11:00/11:50〜往路を
          戻る〜実川林道終点14:50
《要 約》実川の支流・藤三郎沢から、黒岩山北面にある花沼湿原を訪ねた。
《本 文》
  七入から実川林道に入り、終点で沢に降りた。自分この沢に入ったのは2002年7月に実川右岸の七兵衛
田代〜山犬田代〜大丈田代の湿原巡りをして以来である。入渓後すぐに現れた滝2つを右岸から高巻き、以降
は水流通しに遡った。本流は岩盤が張っており、ナメ、淵が現れておもしろい。赤倉沢出合付近は過去に伐採
が入ったようで、空中にケーブルが張られたままになっていた。
  藤三郎沢は出合付近でも水量が少なく一見貧弱に見えるが、水量は上流に行ってもあまり減らない。藤三郎
沢に入った直後、天候が急変し雷雨に遭ったが、短時間で回復したので遡行に支障はなかった。また、熊の足
跡があったため、時折、笛を吹きながら歩いた。途中、直登不能の5m滝を右岸から高巻き、10m滝は階段
状で容易。その他は単調な沢歩き。ツメも平坦で、水流がなくなると下草のない森に入り、藪こぎなしで花沼
湿原に出られた。
  湿原の植物は、モウセンゴケとキンコウカが目立つ程度だが、我々だけの静かな雰囲気で気分はよい。黒岩
山も間近に仰ぎ見られる。個人的にはまだ行ったことがないので興味を惹かれる。
  帰りは、往路を忠実に戻った。下降不能の滝はすべて巻き道を下り、ロープは使用しなかった。帰りの林道
で、今度はとなりの赤安田代に行こうと話をしながら帰宅した。


■女峰山麓・黒岩
《日時》2006/8/10(木)日帰り
《参加者》稲葉昌(単独)
《日程》 8/10(木)6:40行者堂---9:45黒岩---11:40行者堂
《要約》 何度も往復している行者堂〜女峰間だが、黒岩の上に行ったことがなかったので、台風一過に出掛
         けた。
《本文》
  登りだしは植林帯で割と涼しかった。植林帯を過ぎると笹が登山道にかぶるようになるが、歩きに支障なし。
黒岩のトラバース道から、登山道を外れてガレを直登した。黒岩は標柱が1本立っているだけ。見晴らしは良
いが、この日はガスが多く時折女峰や雲竜渓谷のナギが見えた。谷底までは見通せず、雲竜瀑も確認できなか
った。また、黒岩頂上の南側50メートル下に「落葉松金剛」の表示のある石祠があった。下りも、適当に風
があって快適だった。


■釈迦ヶ岳
《8月6日》
《参加者》小川
《日程》大間々駐車場10:00---山頂11:50/12:30---大間々駐車場14:10
《本文》
  早起きした甲斐があって、仕事が予定より早く終わったので、釈迦に登ることにした。暑かった〜。


■早池峰山・虎毛山
《日時》2006/7/28(金)〜7/30(日)
《参加者》小林・吉野・岸・久我・野中(報告者 野中)
《日程》7/28(金)19:30事務所---西那須野塩原IC(東北道)---花巻IC---翌1:00河原坊登山口
                   (幕営)
       7/29(土)5:00起床河原坊登山口〜小田越〜一合目付近〜小田越山荘〜河原坊登山口
                     13:20河原坊---道の駅「早池峰」‐‐‐花巻---北上---横手---17:30小安
                     峡温泉・民宿 秋仙(泊)
       7/30(日)7:30小安峡温泉---泥湯温泉---川原毛地獄‐‐‐秋の宮温泉---8:30虎毛山登
                    山口8:50登山口〜9:50/10:00赤倉沢徒渉点〜11:20/11:30 
                    1234ピーク〜12:00/13:20虎毛山〜 13:50/14:00 1234ピーク
                   〜15:10赤倉沢徒渉点 〜16:10登山口16:20登山口---秋の宮温泉---
                   18:30古川IC(東北道)--西那須野 IC---21:30事務所
《要約》東北の山はやっぱイイね!!
《本文》
  心配した通り、早池峰は朝から雨だった。しばらく天気の回復を待つが、雨は止みそうにも無い。今回は頂
上への登頂は諦め、ハヤチネウスユキソウだけを目当てに一合目付近まで登ってきた。時期的には少し遅かっ
たらしいが、それでも雨の中で可憐に咲く実物を見た感激はひとしおだった。イブキジャコウソウやミヤマオ
ダマキ、アズマギク、ウメバチソウも咲いていた。花の最盛期に必ずリベンジをしようと心に誓って早池峰を
後にした。宿に向かう途中、道の駅「早池峰」でワインの試飲に挑戦、525円で17種類のワインが楽しめ
る。もちろん、小林さん以外全員しっかり元を取った、いやそれ以上である、大満足であった。かなり道草を
食ったので今回はじめての宿泊である小安峡温泉に着いたのは予定よりやや遅かったが、こじんまりした清潔
な民宿であった。温泉で汗を流し、さっそく夕食である。期待の山菜が並ぶ、稲庭うどんもでる、料理もなか
なかである。秋は茸も豊富との事。一泊二食で税込み7350円+入湯税150円、これをネットで予約する
と宿泊費が5%引きになるのでお得。
  次の日は早起きして小安峡を散歩した。急な階段を降りて行くと川沿いの遊歩道に間欠湯がもくもくと湯気
を上げ、切り立った崖の両側から何本も滝が川に流れ落ち、その上を見上げると渓谷に赤い橋が掛かりと、ま
るで一幅の絵を見るような素晴らしい景色だ。小安峡温泉、秋は茸と紅葉と両方でお薦めです、ぜひ、どうぞ
!!。早めに朝食を済ませ宿を出発し、泥湯温泉、川原毛地獄の景色を楽しみながら、予定より早く登山口に
到着した。
  最初の一時間は沢沿いの平坦な道であるが、熊の出没した痕が数箇所あり、ちょっとびびる。途中の水場で
吉野さんが帰りの楽しみにビールを冷やしておく。赤倉沢徒渉点から高低差600メートルの本格的な登りと
なるが、ゆっくりしたペースであまり休まずに高度を稼ぐと、1時間20分で1234ピークに到着。ここか
ら頂上まであと一息である。ここまで天気はなんとかもったが、頂上直下でとうとう雨が降ってきた。急いで
避難小屋へと逃げ込む。昨日の早池峰は敗退したが、今日はなんとか頂上に辿り着いた、乾杯のビールが美味
しい。
  いつものようにゆっくりと昼食を取っていると、雨は止んだようだ。さっそく頂上付近の池とうを散策、湿
原にはキンコウカ、モウセンゴケが咲いていて広々とした気持ちの良い風景だが、周辺はガスがかかり残念な
がら展望は得られない。後ろ髪を引かれる思いで下山を開始する。帰りは下りが急で膝が笑ってしまったが、
あっという間に赤倉沢徒渉点まで降りてきた。水場で冷え冷えのビールを飲む、甘露!。下山後、登山口から
一番近い秋の宮温泉で汗を流し、帰路に着いた。今回は避難小屋にお世話になった。両方とも大きくて立派で、
しかも貸切状態。やっぱ、東北の山はイイね!!ありがとうございました。


■尾瀬
《山行日》2006.7.23
《参加者》君島×2
《山域》尾瀬
《行程》22日自宅10:30〜関谷の道の駅11:00〜御池駐車場2:00(仮眠)御池4:55〜広沢田代5:45〜熊沢
         田代6:56〜爼ー8:20〜芝安ー8:45〜長英新道〜尾瀬沼長蔵小屋前11:50〜沼山峠13:45
         〜御池駐車場14:10
《装備》夏山装備一式
《目的》小林さんの山行報告を見て、急遽、尾瀬に行きたくなりキスゲを愛でながらのんびり山行です。無理
        せずに酒とキスゲに酔って来ます。
《本文》
  御池駐車場で仮眠。酒を飲んでもなかなか眠りに着けず。車から出てみると、なんと空を見上げてびっくり
です。満天の星空、天の川が(何年ぶりかな?)見られて気分が高ぶる。明日の天気に期待。晴天の元、登山
開始。広沢田代でワタスゲや立山リンドウなどの花が出迎えてくれる。熊沢田代の緑の草原の草花や平ヶ岳、
越後の山々が目に目映く飛び込んでくる。また風より山の臭いが体に浸透し気持ちが良い。最後の雪渓を登り、
頂きに着く。爼ーから沼尾瀬の風景が眼下に広がり最高。芝安ーに移動してビ-ルで乾杯。多数の登山客で賑わ
う。ナデ窪を下山しようとするが、なぜかロープが張られて進入禁止みたいでしたので、長い長い長英新道を
下山。沼からの分岐まで来たときに、浅湖湿原の黄色いキスゲに感動。疲れが飛んでしまいました。それにま
し沼周辺の見事なキスゲに再び感動です。緑のキャンバスに黄色の絵の具で描いた様な風景を見て言葉が出ま
せん。何年ぶりかの風景を堪能しました。長蔵小屋前付近で昼食。またもやビールで乾杯。沼山峠まで天気と
ビールとキスゲに酔いながら歩きました。梅雨の晴れ間の出来事でした。

山行報告  苗場山  8月17日受付  (8月18日掲載)      写真は山岳写真館B2をご覧下さい)
《日 程》2006.8.5(土)〜6(日)晴れ
《参加者》君島、岸×2、久保
《山 域》苗場山
《行 程》町営駐車場6:18−和田小屋6:37−下ノ芝7:48−中ノ芝8:32−神楽ノ峰9:35−
          9合目お花畑10:05−頂上(昼食10:36〜11:45)9合目お花畑 神楽ノ峰13:00
          −中ノ芝13:24−下ノ芝13:55−町営駐車場15:05
《要 約》今回の山行は、100名山である苗場山の高層湿原と高山植物を愛でることが目的でした。
《本 文》
  事務所を土曜日の夕方5時すぎに出発し、石橋経由で、夜のうちに麓まで入りました。12時に町営の駐車場
に着き、テントを張り、前夜祭を行いました。駐車場には、車が10数台停まっていました。翌朝、5時に起き
ました。6時15分に登山開始としました。快晴で、暑くなりそうな感じの中、和田小屋まで、林道を横切りな
がら歩きました。小屋の脇にシャワー式のお風呂のようなものがありました。そこから、スキー場の脇を進み、
大きなブナ林の中を緩やかに登りました。風がなく、暑く感じられました。程なく7時48分に下ノ芝に着き、
小休止をしました。さら進み、中ノ芝を通り、上ノ芝まで来ると展望も開けてきました。数人が休んでいたので、
私たちも小休止をしました。コースタイムとほとんど同じ位の速さで登っていました。さらに進み、分岐から左
に道をとり、神楽ノ峰まで着ました。標柱が倒れており、つるはしが脇に置いてありました。そこから、少し行
くと苗場山の全貌が見えるようになりました。今いるところから、下り直登が待っているのがはっきりと伺えま
した。さらに進むと、下りの途中に雷清水があり、冷たい水でのどを潤し、ペットボトルに汲みました。下りき
るあたりは一面がお花畑で、色とりどりの花が咲き誇っていました。この後にある急登も忘れ、見入っていまし
た。お花畑が終わるあたりから、いよいよ300mを超える急登が始まりました。10mぐらい進むと休み、さ
らに10mぐらい進むと休みの繰り返しのうちにどうにか頂上の高層湿原に着きました。木道を少し行き、山小
屋の遊仙閣がありました。そのすぐ裏側に頂上を示す標柱があり、記念撮影をしました。10時36分でした。
登り始めて、4時間20分ほどでした。自然体験交流センターの前を通り、再び湿原へ向かい、ベンチのある少
し広いところで待望の昼食ビールタイムにしました。遠くに池塘があちこちに点在していました。ビールで乾杯
し、餅入りラーメンを食べました。どうして、こんな頂上にこんな天上の楽園があるのか不思議に思いました。
岐路は来た道をゆっくりと戻りました。途中小屋泊まりの人と擦れ違いながら、風のない道をひたすら駐車場へ
と向かい、15時5分に下山しました。8時間を超える長丁場の暑い中の登山でしたが、高層湿原と高山植物を
十分堪能でき、また、行きには足利の花火と群馬県の花火が車中から眺められるプラスアルファもあった楽しい
山行だったと思います。次回は、9月の武尊山のキャンプを計画したいと思います。同行の皆様お疲れ様でした。

平成18年8月9日(水) 8月度 第1回例会例会報告(8/12更新)
参加者 小林、吉野、久保、増渕、野中、小川、植木。(7人参加)

台風が過ぎ去り夏本番となってまいりました。山の上も暑い日が続きそうです。熱中症や雷に注意して山を
楽しみましょう。

●●山行報告●●

■釈迦ヶ岳
《山行日》06/08/05(土)
《参加者》吉野、斎藤
《要約》ちたけを採りに山に入ったがせっかくなので釈迦に登る。ここ数年入山者が増えてきたのにつれて
ゴミが目立つようになってきたのは残念。山はきれいであって欲しいものです。

■苗場山
《山行日》06/08/06(日)
《参加者》久保、岸ズ
《内容》前夜、みつまたPにテントを張り仮眠する。翌朝天気は最高で最高すぎて無風で暑い。スキー場脇の
ブナを見ながら神楽峰に行く。ここから下り。下る途中の雷清水でのどを潤しコルに着くとそこはお花畑。
そこから300mの急登。10mおきに休むようにして登る。頂上はこれでもかというくらい広い湿原。人が結構多
いのに驚いた。若い人も多かった。次回は小屋に泊まりビールを飲みながら夕日を見たい。(詳細は後日報告)

■エベレスト登頂報告会
《月日》06/08/06(日)
《参加者》吉野、斎藤、東、植木、渋谷ズ
《内容》来賓あいさつの後、登山隊からのあいさつ。そしてスライドショーによる解説と報告があった。天気
に恵まれ充実した山行のようすが伝わってきた。本当に登ってきた人から生に話を聞くのはとてもよい。あり
がとうございました。


■井戸沢  写真と報告詳細は 山岳写真館B0 および 山岳写真館B1 をご覧下さい。

撮影:梅原さん

撮影:植木さん
《山行日》  06/07/30
《参加者》 斉藤、東、稲葉昌、植木、梅原、君島、増渕、宮内、石岡
《日程》 事務所6:00−−−入渓点8:02−−−9:55二股10:10−−−11:05流石山12:25−−−12:57大峠
          13:13−−−14:20入渓点15:00−−−16:30事務所
《要約》 梅雨も空け、岳友会の沢初めを楽しみました。

(追加報告)
・右岸を小さく巻くところ(=トラロープがかかっていたところ)の左壁が崩れそうになっています。今年の
大雪の影響でしょうか。通過の際はご注意ください。 

山行報告  第61回国民体育大会・関東ブロック大会山岳競技会  (7月25日掲載)   写真は山岳写真館A9をご覧下さい)
《実施日》06/07/22〜07/23
《役員他》東、久保、稲葉昌、植木、梅原、近藤、小口、渋谷*3(以上岳友会)、役員、選手多数
《日程》 7/22:クライミング(今市青少年スポーツセンター)(少年、少女、成年1チーム各2名・・・計48名)
         7/23:縦走(日光体育館〜神ノ主山〜鳴虫山山頂)(少年、少女、成年1チーム各2名・・・計46名)
《概要》 国体・関ブロ山岳競技会が日光市で行われました。
《本文》
7/22  まだ梅雨が空けきらないぐずついた天気の中、役員は7時前に今市青少年スポーツセンターに集合する。
関東一都七県から山岳競技会の選手団が集まった。大会議室で開会式を実施した後、少女、成女、少年の順で
第一日目のクライミング競技が実施された。緊張感の漂う中、競技は順調に進んで行く。中でも、難易度の高
いルート設定の中、成女で1名、少年で2名の完登者が出て、会場は大きな拍手に包まれた。

7/23  連日の雨もこの日は朝から晴れ間がのぞく絶好の天気となった。二日目は縦走競技で各自10kgの荷
物を背負い、日光市内から鳴虫山山頂を目指す。荷物の計量を終え、選手達は予定通り8時50分に日光体育館を
スタートする。途中には神ノ主山の登りと鳴虫山手前の急な登りが待っている。山頂の気温は18℃。スタートか
ら45分後には少年の部の選手がトップで鳴虫山山頂に飛び込んでくる。この後も、少年、成女、少女の選手達
が次々にゴールする。自分自身の力全てを出し切ってゴールする姿に、体中に熱いものがこみ上げて来る。声
を出すと涙が出そうになるのをこらえ、ゴールしてくる選手達を見守る。競技を終えた選手から仲間達に『ガ
ンバ!』の声が飛ぶ。本当に、本当に、熱い、熱い一日だった。選手達一人一人の顔には全ての力を出し切っ
た満足感が溢れていた。参加された役員、選手そして応援して下さった皆様、本当にお疲れ様でした。m(__)m

平成18年7月19日(水) 7月度 第2回例会例会報告(7/22更新)
《参加者》小林、吉野、池田、稲葉昌、梅原、近藤、岸、君島、小川、増渕、野中、津久井、稲葉江、宮内、
             斉藤、久我

梅雨明けが待ち遠しいこの頃ですが、連日の雨で地盤が緩んだり各地で土砂災害が発生しています。山に行か
れる際は天気予報と現地情報を十分に確認し、安全登山を心がけて下さい。

■皇海山
《山行日》2006.7.16(日) 雨
《参加者》君島、板山、野中、久保
《日程》事務所6:00−登山口発10:10−二股10:40〜10:45(小休止)−不動沢のコル(分
        岐、小休止)11:50〜12:10頂上(昼食)13:00〜13:40−不動沢のコル(小休止)
        14:10−登山口15:40−事務所20:20
《要約》今回の山行は、百名山の皇海山を短時間で登れる群馬県側から登ることが目的でした。
《本文》
  事務所を6時に出て、日光を回り、短時間で登れる群馬県側の悪路の栗原川林道から入りました。途中は、
雨も降らず、大丈夫かと思いましたが、朝、小林さんが話していたように、登山口に着いたときには、雨が降
り出しました。車が10数台止まっており、マイクロバスも止まっていました。どうしようかと話しましたが、
予定通り登ることにして、歩き出しました。植林されたから松林の緩やかな土の道でした。沢を何回か徒渉し、
特に危険なところもなく、二股に着きました。所々に距離表示のある看板が数枚あり、歩きやすく感じました。
次第に傾斜も増し、本格的な上りになり、ほとんど沢歩きになりました。不動沢のコルの少し手前で、沢から
分かれ、急勾配になり、程なく不動沢のコルに着きました。少し開けており、天気がよければ展望があるのか
と思いながら、小休止にしました。ここからは次第に傾斜もきつくなり、常緑樹林の中、頂上を目指しました。
頂上に立ったときには雨が止んでおり、ビールで乾杯しました。ところが、間もなく雨が降り出し、あわてて
オオシラビソの下に場所を移しました。1時を過ぎていたため、後から登ってくる人はいませんでした。昼食
はいつもより短時間にして、下山を開始しました。雨の中、急いで下りました。途中、一人で登ってくる人が
いましたが、どこまでいくのかなぁと話ながら、3時40分に下山しました。帰りは、栗原川林道を反対方向
へ下りました。行くときより道はよかったのですが、距離は長く、そのうちに黒保根村側に出てしまい、反対
の足尾側に走ってしまったようでした。河童の湯でお風呂に入り、帰ってきました。皇海山は、この時期より
紅葉のときがいいのではと感じました。

■松木/古賀志/長野・湯川
《山行日》06/07/15〜17
《参加者》稲葉ズ
《本文》
  金曜日夜、松木に移動していたが、天気が悪く、南の方を見ると天気が良さそうだったので古賀志に行きま
した。4時位まで登りましたが、雨が振り出したので、天気が悪くても登れる湯川に移動しました。しかし、
日曜日は小川山からの転戦者で湯川は一杯・・・。また月曜日はさすがに雨が強く登れませんでした。

■金峰山・甲武信岳
《山行日》06/07/15〜07/16
《参加者》梅原、近藤
《日程》 7/15;矢板5:00===9:45金峰山荘10:12---11:03堰堤分岐11:08---11:49中間点11:54---12:42金峰山
         小屋12:50---13:10金峰山14:28---15:29堰堤分岐---16:00金峰山荘(幕)
         7/16;毛木平5:47---7:17滑滝7:22---8:18千曲川源流8:25---8:40尾根分岐8:45---9:03甲武信岳山
         頂9:27---9:43尾根分岐---9:52千曲川源流---10:28滑滝10:33---11:27毛木平12:00===19:30矢板
《要約》 今年初の夏山、金峰山と甲武信岳を歩いて来ました。
《本文》
7/15 予報以上に天気が回復し、この日は夏空が広がった。廻目平付近は多くのキャンパーで一杯・・・。金
峰山荘上の林道に車を停め、沢沿いの林道を行く。堰堤分岐までこの長い林道が続き、山道に入りほっとする。
途中水分を多めに取りながら、どんどん高度を上げて行く。金峰山小屋まではあまり休憩も取らなかったので、
ここで少し長めの休憩を取る。瑞牆山の岩峰や小川山の岩峰が間近に見られる。
  金峰山の最後の登りに掛る。最後はゴーロ帯を行くが、かなり疲れていた様だった。山頂付近からは甲武信
方面、瑞牆山方面共に眺望が素晴らしい。かなり雲が広がってきたものの五丈岩の下で少し遅めの昼食を取る。
この後、五丈岩付近で遊んでいたが、夏の雲がかなり湧いて来たので速攻で下る事にする。堰堤分岐まで登り
の約半分の時間で飛ぶ様に下った。この頃から時々雷が遠くに聞こえる様になり、林道に出てからもスピード
は落ちず、雨が降り出した頃には車に戻る事が出来た。金峰山荘で汗を流し、廻目平でテントを張る。久しぶ
りの山行でかなり疲れていたのだろう・・食事を済ませるとまもなく、深い眠りについていた。

7/16 昨晩は雨がかなりテントを叩いたがその雨も朝には止んでいた。朝食を済ませ、テントを撤収し毛木平
へ移動する。生憎、時折小雨がパラツク天気だ。しかし、この西沢コースは道が整備され、樹林の中を行くの
で対して気にもならない。暫くは林道を行き、やがて沢沿いの山道となる。緩い登りだが確実に高度は稼いで
いる様だ。千曲川源流から尾根までが、急登となる。ある程度覚悟をしていたが、あっと言う間に尾根道に踊
り出る。最後の登りに備えここでもう一度休憩を取る。尾根道に出てから風が強くなる。頂上手前のガレ場付
近では体感温度がぐっと下がる。山頂だ・・・でも寒い・・・風を避ける為に、少し下る。一気に暖かくなる。
ここで早めのお昼とする。少し休んだ後、山頂に戻る。ガスがどんどん取れ、視界がどんどん・どんどん良く
成っていく。しかし、じっとしていると手が冷たい。『下ろう・・・』  昨日とは違い、時間はたっぷりある。
しかし、下りエンジンに火が付いた様だった。途中で一息入れようかとも思ったが、『滑滝まで・・・』の声
に引っ張られ一気に下る。朝の霧雨も止み、毛木平に着いた頃には薄日が射す様な天気になっていた。毛木平
でのグレープフルーツが実に旨かった。この後は、お決まりの温泉&蕎麦コース・・・昨日ほどの疲れもなく、
楽しく歩けた満足感の中、帰路についた。ご同行頂いた皆様、お疲れ様でした。m(__)m

■雄国沼・登山教室
《山行日》06/07/09
《参加者》吉野、池田、久保、梅原、君島、岸、早乙女、野中、 一般参加者:36名
《日程》 矢板市役所6:05===8:30猫魔八方台8:55---9:40見晴らし台9:45---9:53猫魔岳山頂9:58---10:15猫石
         10:25---11:10車道合流点11:20---11:40金沢峠12:18---14:00ラビスパ裏磐梯---14:30雄子沢登山口===
         14:45ラビスパ裏磐梯15:40===18:40矢板市役所
《本文》
  ニッコウキスゲを見に雄国沼へ行く。途中、猪苗代付近では磐梯山がスッポリとガスで覆われていたが登る
につれガスが切れ青空が見える様になる。猫魔岳山頂で一息入れ、雄国沼へと下る。途中、猫石から左のコー
スを取り、沼の南側を辿り金沢峠へのルートを取ったが、林道へ出てからの道が長かった。金沢峠で昼食を取
り、本隊は雄国沼へとキスゲを見に行き、雄子沢を下る事にする。中で唯一人、雄国山に登り、ラビスパ裏磐
梯への伝言指令を受け、ひたすら山道を飛ぶように歩く・・・。しかし、梅雨の天気の中、雨に降られる事も
ほとんどなく、花を楽しめた山行でした。参加された皆様、お疲れ様でした。

■月山・岳連リーダー講習会
《山行日》06/07/09
《参加者》 稲葉昌、増渕、宮内、リーダー講習会参加者10名
《本文》
  リーダー講習会で月山に行って来ました。参加者の方に交替でTopを歩いて貰い、コンパスの使い方などを
講習しました。下りは雪渓のトラバースなどの実技をやりました。今年は雪が多く、花はまだまだこれから楽
しめそうです。

■松木・岩トレ
《山行日》06/07/09
《参加者》稲葉ズ
《本文》
  雨の為、2ピッチしか登れませんでした。

■高原山・釈迦ケ岳(夏トレ)
《山行日》06/07/08
《参加者》梅原(単独)
《日程》自宅6:30===7:00大間々台7:07---7:40八海山神社---8:39釈迦ケ岳山頂8:47---10:07大間々台
《本文》
  この所ほとんど歩いていなかったので、夏山へのトレーニングとして釈迦へ行く事にする。週末は雨の日が
多かったが、大間々台では珍しく青空が覘いた。少し負荷を掛けて歩きたかったので、やや早めの歩調と山頂
まで休まない、と決めて歩き始めた。八海山までは好調そのもの・・剣が峰の下りは、熊出没が頭をよぎりや
や緊張気味・・地蔵岩先の急な登りで少し疲れが出る・・しかし、最後の急斜面は一気に登り切り山頂に着い
た。水分と食料を補給し休憩を取る。『さあ〜て得意の下り・・』と思って、大股に下り始めたらあらあら、
少し足が吊気味・・、登りで思った以上に足に来ている様だった。中間点で単独の人と行き会う。そこからま
た一人きりとなる。剣が峰への登りでかなりペースは落としたものの、八海山から一気に林道へと出る。出発
してから3時間後、大間々台に戻った。さて、これから一仕事・・・。お疲れ様。

■女峰山・旧唐沢小屋撤去
《日時》06/07/08
《参加者》早乙女他
《本文》
  女峰山旧唐沢小屋老朽化が進み危険なので撤去することとなり7月8日総勢31名にて行いました。志津から馬
立てまで車で入り小屋へ、解体作業に入り木材は重ねてそしてアルミ(屋根材)などは分担して担いで途中まで
運び治山工事用の荷物運搬するモノレールみたいなものに乗せてもらい馬立てまで運び、後は市役所の車に乗
せて下山しました。湯元温泉オオルリ荘で風呂に入り解散となりました。昭和31年(1956年)建設そして平成18
年(2006年)に撤去50年間頑張って利用され有難うのきもちでした。

■雄国沼
《山行日》7月8日
《参加者》小川*2
《日程》自宅5:40===雄子沢登山口7:30/7:45---雄国沼休憩所8:50/9:00---湿原回遊9:25〜10:10---雄
        国沼休憩所10:50/11:15---雄子沢登山口12:05===南郷ヒメサユリ群生地15:00
《本文》
  好天に恵まれたなか、車を走らせていると、途中ウルトラマラソン最後尾の方と思われるおじいちゃん、お
ばあちゃんを追い越しました。斉藤さんも頑張っているんだろうなあと思いながら、登山口を目指しました。
湿原に到着すると、キスゲは満開で、黄色のじゅうたんを敷いたようでした。まわりの緑と、空と沼に写った
空の青と、ワタスゲの白の対比がとてもきれいで、木道を2週してきました。
  休憩所に戻ると、あまりの暑さに、雄国山を登る予定を変更し、ユリ科のはしごをしようと言うことで意見
が一致し、南郷のヒメサユリ群生地に向かいました。こちらも、全体的にはちょっと遅い感じはしましたが、
北側斜面がちょうど見ごろで、とてもきれいでした。
  帰りには、弘法の湯につかり、満足の一日でした。
 
■ウルトラマラソンIN磐梯山
《山行日》06/07/08
《参加者》斉藤俊
《本文》
  表磐梯から裏磐梯を経て猪苗代湖を1周する全長102kmのウルトラマラソンに参加して来ました。午前4時
にスタートし40km位までは順調でしたが、50〜60kmは完走できるかどうか不明の状況でした。しかし70km付近
から再び走り始めると、これまでの痛みが消え、102kmを完走する事ができました。

■富士山・高所トレ
《山行日》06/07/07〜08
《参加者》稲葉ズ
《本文》
  高所トレで富士山に行って着ました。キリと風で凄く寒くて5℃くらい・・・3500m付近まで行って下りて
きました。

山行報告  金峰山・甲武信岳  (7月17日受付  (7月17日掲載)      写真は山岳写真館A8をご覧下さい)
《山行日》06/07/15〜07/16
《参加者》梅原、近藤
《日程》 7/15;矢板5:00===9:45金峰山荘10:12---11:03堰堤分岐11:08---11:49中間点11:54---12:42
         金峰山小屋12:50---13:10金峰山14:28---15:29堰堤分岐---16:00金峰山荘(幕)
         7/16;毛木平5:47---7:17滑滝7:22---8:18千曲川源流8:25---8:40尾根分岐8:45---9:03甲武信岳
         山頂9:27---9:43尾根分岐---9:52千曲川源流---10:28滑滝10:33---11:27毛木平12:00===19:30矢板
《概要》 今年初の夏山、金峰山と甲武信岳を歩いて来ました。
《本文》
7/15 予報以上に天気が回復し、この日は夏空が広がった。廻目平付近は多くのキャンパーで一杯・・・。
金峰山荘上の林道に車を停め、沢沿いの林道を行く。堰堤分岐までこの長い林道が続き、山道に入りほっとす
る。途中水分を多めに取りながら、どんどん高度を上げて行く。金峰山小屋まではあまり休憩も取らなかった
ので、ここで少し長めの休憩を取る。瑞牆山の岩峰や小川山の岩峰が間近に見られる。
  金峰山の最後の登りに掛る。最後はゴーロ帯を行くが、かなり疲れていた様だった。山頂付近からは甲武信
方面、瑞牆山方面共に眺望が素晴らしい。かなり雲が広がってきたものの五丈岩の下で少し遅めの昼食を取る。
この後、五丈岩付近で遊んでいたが、夏の雲がかなり湧いて来たので速攻で下る事にする。堰堤分岐まで登り
の約半分の時間で飛ぶ様に下った。この頃から時々雷が遠くに聞こえる様になり、林道に出てからもスピード
は落ちず、雨が降り出した頃には車に戻る事が出来た。金峰山荘で汗を流し、廻目平でテントを張る。久しぶ
りの山行でかなり疲れていたのだろう・・食事を済ませるとまもなく、深い眠りについていた。
7/16 昨晩は雨がかなりテントを叩いたがその雨も朝には止んでいた。朝食を済ませ、テントを撤収し毛木平へ
移動する。生憎、時折小雨がパラツク天気だ。しかし、この西沢コースは道が整備され、樹林の中を行くので
対して気にもならない。暫くは林道を行き、やがて沢沿いの山道となる。緩い登りだが確実に高度は稼いでい
る様だ。千曲川源流から尾根までが、急登となる。ある程度覚悟をしていたが、あっと言う間に尾根道に踊り
出る。最後の登りに備えここでもう一度休憩を取る。尾根道に出てから風が強くなる。頂上手前のガレ場付近
では体感温度がぐっと下がる。山頂だ・・・でも寒い・・・風を避ける為に、少し下る。一気に暖かくなる。
ここで早めのお昼とする。少し休んだ後、山頂に戻る。ガスがどんどん取れ、視界がどんどん・どんどん良く
成っていく。しかし、じっとしていると手が冷たい。『下ろう・・・』  昨日とは違い、時間はたっぷりある。
しかし、下りエンジンに火が付いた様だった。途中で一息入れようかとも思ったが、『滑滝まで・・・』の声
に引っ張られ一気に下る。朝の霧雨も止み、毛木平に着いた頃には薄日が射す様な天気になっていた。毛木平
でのグレープフルーツが実に旨かった。この後は、お決まりの温泉&蕎麦コース・・・昨日ほどの疲れもなく、
楽しく歩けた満足感の中、帰路についた。ご同行頂いた皆様、お疲れ様でした。m(__)m

平成18年7月5日(水) 7月度 第1回例会例会報告(7/8更新)
《参加者》小林、吉野、池田、稲葉昌、植木、梅原、増渕、野中、早乙女、宮内、平石、山岸

この所、高原山の剣が峰付近や日光の高山などの一般登山道で熊を見たとの報告がなされています。
山を一人で歩く時などは鈴などを付け注意して下さい。また、これから本格的な夏山シーズンとなります
が、天気予報や地域情報などに注意し、安全登山で山行をお楽しみ下さい。

●●山行報告●●
■鳴虫山・無線のテスト
《山行日》06/07/02(日)くもり
《参加者》東、梅原、平石(以上前夜祭から)、植木、増渕、近藤、宮内(報告 植木)
《日程》
7/2(日)植木宅7:00/7:10--日光市消防署8:00/8:30〜神の主山(こうのすやま)9:30/9:50〜鳴虫山10:30/
         11:30〜合峰〜独標〜撼満ヶ淵12:40--日光消防署--やしおの湯--そばや--各自宅
《要約》国体関東ブロのために電波状況を確かめた。
《本文》
  前夜は日光清掃登山の前夜祭。けんちんうどんなどをご馳走になった。
 国体関東ブロック予選の通信を担当する東さんの手伝いということで鳴虫山での電波状況をみんなで調べる。
 8:00に日光消防署に集合し打合せをする。私にとって鳴虫山初めてで、前回の男体山同様わくわくする。道
標はしっかりしており道に迷うことはない。暗いヒノキ林を登る。汗をしっかりかいた頃、神の主山に到着。
日光東中の東さんと交信、無事終了。水のみをしていると男の人と男の子が走ってくる。国体の下見&練習ら
しい。次は女の人だ。すばやく走っていく。すると梅原さんか誰かが「今の小池さんだよね」という。えっ小
池さん??遅くなってしまったが大声で応援する。「がんばれこいけー」。そのあとには大木さん。大木さん
もがんばっています。すばらしい!!
 私たちもそろそろ出発。鳴虫山までは思った以上にアップダウンがある。なんといってもこの根っこ。選手
が本番で転ばないことを祈る。さっきの選手の走りに触発され、のりやすい私は梅原さんとともにペースアッ
プしていた。ひーひーいいながら鳴虫山に到着。栃木県部隊に気持ちを送る。そしてその後は東さん待ちのい
い時間。けっこうはかいってしまう。その後は合峰、独標と無線のテストをして早々に撼満ヶ淵に下る。雨が
降るかと思っていたが何とかもった。やしおの湯で汗を流し今市のそばを食べて帰宅した。 

■皇海山
《山行日》稲葉昌
《本文》 
群馬側から皇海山に行って来ました。登山道そのものは登り2時間と随分手軽に行ける様になりましたが登山
道まで林道の砂利道を約1時間走らなければなりません。でも便利になりました。

■鬼怒沼
《山行日》06/7/1(土)〜7/2(日)
《参加者》斎藤、斎藤の職場の数名(報告者 斎藤)
《日程》宇都宮13:00…夫婦渕15:20〜手白沢温泉17:30(泊)
手白沢温泉8:00〜日光沢温泉9:00〜オロオソロシの滝9:45〜11:00鬼怒沼着(昼食・散策)-鬼怒沼発11:40〜
オロオソロシの滝12:40日光沢温泉13:20〜夫婦渕15:00…17:30宇都宮着
《要約》雨の合間を鬼怒川の源流鬼怒沼へ。
《本文》
職場の小旅行で手白沢温泉(前泊)〜鬼怒沼へ行って来ました。雨は覚悟していたものの、雨はなく、曇〜晴
の山行でした。
手白沢温泉に前泊し、朝もゆっくりの出発で鬼怒川の源流の鬼怒沼へ、ドロドロの登山道を歩くこと3時間。
途中オロオソロシの滝などは天気も良く見れたが、鬼怒沼ではガスがかかって回りの景色は見えなかった。が、
沼にはチングルマ、ワタスゲが数多く咲いていて、花々を見ながら昼食では疲れが癒されま
した。
 鬼怒沼は初めてでしたが、思ったより歩き応えがあり、沼の花々、前泊の手白沢温泉も良かったです(手白
沢温泉は酒揃い、料理もビックリでした)。

■雄国沼
《山行日》:6月27日
《メンバー》:早乙女*2
《本文》
  自宅朝6時に出て喜多方へ、9時15分のシャトルバスに乗り金沢峠にそして10分位歩くとそこはキスゲ
の咲く雄国沼でした。5人ぐらいしかいない人影まばらでしたが、キスゲいくらか早い感じでしたが黄色く咲
き、7月始めにはすごく綺麗だろうとかんじました。。アヤメもいくらか咲いて本当にきてよかったなと思った
一日でした。
 
■尾瀬
《山行日》2006.6.25
《参加者》岸×2、君島×2
《報告者》君島
《山域》尾瀬
《行程》事務所4:00〜御池駐車場6:30〜御池7:00〜沼山峠7:20大江湿原7:50〜長蔵小屋8:30〜三平峠下9:00
        〜沼尻10:00〜長蔵小屋11:50〜御池駐車場13:40
《要約》ミズバショウや花たちを愛でながらのんびり山行。
《本文》
皆様の尾瀬の報告を聞いて、急遽尾瀬に行きたくなり、新4人組に連絡。尾瀬沼周回で決定。1年ぶりの尾瀬。
意気高揚。実際に尾瀬の風景に出会い感動です。沼山峠行きのバスの中で、岸さんたちが去年尾瀬に来て泊ま
った尾瀬山荘の女将さんに出会い、なつかしそうに話をしていた。しかし、この時期の尾瀬の人出は予想に反
し、静かな歩き出し。大江湿原に着く頃、気持の良い風。自然の恵みを体にいっぱい浴びながら散策開始。花
は水芭蕉、三柏、立山リンドウ、リュウーキンカなどが出迎えてくれ、のんびりと花を愛でながら歩きました。
長蔵小屋で少し休憩。この先の水芭蕉は少し遅かつた様にみうけられました。程なく、三平峠下に到着。賑や
かな人出に遭遇。さすが尾瀬という感じでした。昨日の酒が残っていたけどビールで乾杯。朝の大休憩タイム。
正面に見える燧ガ岳も雲に覆われ山頂が見えず。沼尻に向かう途中でやっと燧ガ岳山頂が見え出す。ナデ窪付
近の残雪を見ながら沼尻到着。小休憩。花を愛でながら、長蔵小屋に到着。人の多さにびっくり。昼のランチ
タイム。やはりたっぷりの汗をかき、ビールでまたもや乾杯。 ゆったり気分で沼山峠に。帰り駒の湯で入浴。
帰路に付く。尾瀬は良かったです。

■古賀志山・岩トレ・バリエーションハイキングルート
《山行日》06/06/24(土)くもり一時雨
《参加者》植木、増渕、平石、斎藤俊、稲江、君島(報告 植木)
《日程》6/24(土)岳友会本部7:00/7:20--上河内役場--古賀志岩トレ9:00/14:30〜古賀志バリエーションハイ
        キング15:00/17:30
《要約》久しぶりの岩トレ。3級ルートでリード、トップロープ、懸垂を行った。
《本文》
沢登りシーズンがもうすぐということと、君島さんが「植木さん、岩トレやんベーよ」といわれたことと、稲
龍さんたちがトレーニングをしているのでまねしなきゃとあせったことで岩トレをすることにする。
 前の晩にMLで流したところ、たくさんの参加希望の返事があり本格的な感じ。「岳友会すばらしい」(これ
って、とーこさんすごいよね!)。古賀志に着いてみるとだーれもいない。3級の岩場を貸切できてうれしい。
はじめに植木がリード。本当に久しぶりなのでビビリまくりながら慎重にリードする。その後TRでまっさん、
ひらけんさん、俊さんが登る。そして替わりばんこにTRのビレイをやる。2回ずつ登ったところで稲江さん登
場。「せっかくだから懸垂もやりましょう」と杉の木を使ってレクチャー。バックアップをとっての懸垂を行
う。エイト環は30cmシュリンゲっを使ってちょっと遠めに。そして、クライムハイストで右レッグループでバ
ックアップ。これがゴチャゴチャしなくてよい。みんな1回は懸垂できた。するとここで君島さん登場。午前
中仕事してからの参加。気合が入っています。それにおみやげつき。ごちそうさまでした。君島さんが早速TR
で2回登り、杉の木で懸垂のレクチャーを受ける。これから懸垂をと思ったところに雨が降り出しあわてて残
置を回収する。競技会に行っていたまっさん、平謙さん、俊さんも帰ってくる。するとなんてことはない雨は
止んでしまった。せっかくなのでとまっさんが古賀志ハイキングを提案。みんなで行くことにする。 
 雌滝を左に回りこんで進むと鎖場がある。ここから本格的にハイキングスタート。はがされそうになりなが
ら進むと次は岩場を登る。これってハイキング?次は高度感バッチリのところでワイヤーとプレートでできた
はしごを登る。これってハイキング??まっさんが「ここで核心は終わったよ」というものの長ーい鎖場があ
った。縦走路に出て御岳で小休止したあと、凹角に手間取りながら縦走路を古賀志山に向かった。途中から不
動滝に降りる。古賀志の奥深さを感じたハイキングだった。前半の岩トレと後半のハイキング両方ともに楽し
く充実した。後は沢登りを待つばかりである。 

■男体山
《山行日》06/06/11(日) 小雨
《参加者》稲葉昌、植木、他4(報告 植木)
《日程》6/11(日)湯元・湯の湖荘6:00/8:20--裏男体林道志津小屋8:40/8:45〜2160mh9:50/10:04〜尾根岩陰
        10:49/10:58〜男体山11:08/11:52〜志津小屋13:44
《要約》雨の中を久しぶりに登る。初めて登る山なのでなんだかわくわくした。
《本文》
志津小屋から中宮祠に縦走の予定だったが小雨なので志津小屋からのピストンに変更する。車で移動すると裏
男体林道でマイクロバスとすれ違う。志津小屋付近では車やマイクロバスが多い。びっくり。
 新しい靴をおろして出発する。デビュー戦がどろどろの登山道とはチト悲しい。合羽は着ないで傘で行く。
思った以上にドロドロの部分がある。エイヤーと行く。もう下山してくる人たちがいる。6:00前に登りだした
そう。7合目付近では大パーティーとすれ違う。中宮祠からの縦走組みだそう。東京から来たそうで昨日は白
根山に行ったとのこと。すばらしすぎるエネルギーにびっくり。「日本の消費の90%が65歳以上」だというの
が頷ける。稜線手前で小休止して風を考えて合羽の上だけを着る。稜線に出ると風が左からある。展望がない
のが残念。ミネザクラが満開。花見ができた。始めてみる頂上には大きな剣があった。写真を撮った後、避難
小屋で立ちながら休む。
 こんな天気なのでさっさと下ることにする。すると、中高年ならぬ高高年のパーティーがどんどん上がって
くる。こんな時間に?頂上に立つのは15:00を回るんじゃないかの勢い。高高年の遭難騒ぎの多いのがわかる気
がする。最後の笹で靴をきれいにして車に戻る。さっさと温泉に直行し今日を振り返って家路につく。 

■マチガ沢・東南稜
《山行日》 2006/6/10
《参加者》 稲葉ズ(報告:稲江)野村・西尾(楽稜)・桜井(遠峰)
《要約》アイゼンワークと登山靴での登攀目的で谷川岳/マチガ沢から東南稜を登ってきました。野村さん(楽
        稜)&西尾さん(楽稜)、桜井さん(遠峰)&稲龍&稲江でザイルを組みました。
《行程》マチガ沢出合出発6:10〜マチガ沢雪渓〜東南稜取り付き9:30〜東南稜登攀(3P)開始10:00〜登攀終
        了1:15〜稜線1:30(休憩)〜西黒尾根〜厳剛新道〜マチガ沢出合17:30
《本文》
ブロック雪崩の危険性がある為、出発時間を4:00に予定していたが起きてみると雨が降っていた。出発時間
を遅らせる事にした。東南稜取り付きまでマチガ沢雪渓を詰める。上部付近は急斜面でダブルアックスで登る。
ダブルアックスは体制が安定するし『登ってるなぁ〜』と実感できる登り方なので私はとても好きである。四
ノ沢を過ぎたあたりから雪渓が割れている個所もありルート取りが難しくなる。先行パテぃーがいたが行き詰
まったらしくザイルを出していた。私達はザイルを出すことなく東南稜の取り付きまで辿り着く事が出来た。
本来は東南稜ルートは登山靴で登る予定だったが、ルート自体が濡れている為、アイゼンで登る事にした。桜
井さんオールリードに挑戦。
(1P) 凹角を登る。傾斜は緩いが濡れていて大苦戦。凹角を越え、右へ回り込みスラブを登る。この部分が
東南稜の核心部分とトポに書いてある。ヌルヌルでここも大苦戦。さすがに核心部分だけあってお助けシュリ
ンゲが沢山あった。ここは迷わずA0で登る。
(2P) 右のクラック、左の凹角からの2つのラインが取れる。私達は左の凹角を登る。ここの岩も濡れてい
て大苦戦。
(3P) 傾斜の緩いリッジから小ピークに出て終了。やっと岩が乾いて良い感じで登攀を楽しめた。終了地点
から草付の踏跡を10分ほど登って稜線に出れた。休憩をして下山開始。私にとっては下山道が核心となった。
。。西黒尾根から厳剛新道を下る。時折、雪が残っているし道はドロドロで滑って歩きにくい。途中から雪渓
をつないで降りることにしてドロドロの草付を足を滑らせないように慎重に下り、雪渓に下りた。...出だ
しがかなりの急雪壁。『こんな急雪壁下った事無いな...』と不安になった。下を向いて下る事が出来ず、
後ろ向きになって雪壁にピッケルを突き刺し慎重に降りる。雪が硬く革靴&縦走用アイゼンの私の足は上手く
アイゼンが雪壁に突き刺さらない。体制を変えようと思った瞬間...足を滑らせ...自分でもイマイチど
のような状態になったか分からなかったが体が1回転!?そのまま出合まで滑落!?と思ったがピッケルが上手く
雪壁に刺さって体制を止めることが出来た。体が伸びきっていて、ピッケルにぶら下がっているような状態に
なっていた。体制を整え雪壁を蹴り込みアイゼンを利かせどうにか立ち上がる。恐怖感からか足がガクガクし
て震えが止まらない。しかし急雪壁はまだまだ続く。その後はヘッピリ腰になり、スピードが上がらず登りよ
り下りのほうが時間がかかる結果となりました。かなり充実したアイゼンワークトレーニングとなりました。
精神的に疲れた〜(泣 

平成18年6月21日(水) 6月度 第2回例会例会報告(6/25更新)
参加者 小林、吉野、池田、久保、稲葉昌、溜口、野中、君島、小川、宮内、岸、津久井、平石、斎藤俊、
        久我、植木。(16人参加)

昨年はブナの実が多くこの春は子連れの熊が多くいるとの話がありました。山を歩く場合には鈴などで音を立
てながら気をつけましょう。

●●山行報告●●

■お遍路さん
《山行日》06/04〜06/06/09
《参加者》平石
《要約》総延長1828km、88箇所ばかりでなく合計230箇所をまわった。おじいさんおばあさんとの会話が有意義
  だった。石鎚山に登り、鎖場下のテン場で見たご来光は雲海とともにすばらしかった。アスファルトの道が
  多く、広い道は交通量が多くて大変だし、狭い道は歩道がないので大変だった。ハンガーが役に立った。
 (詳細は別報告で)

■ミツモチ・捜索
《山行日》06/06/20(火)〜21(水)
《参加者》小林、吉野、池田、東、増渕、淺川、久保、佐藤、小川、宮内、平石、植木
《要約》翌朝すぐに見つかってよかった。
《内容》20小林池田が捜索隊に合流するも見つからず、夜に対策会議を岳友会本部で行う。明朝7:00集合とす
  る。21岳友会本部集合後自然の家に向かう。現地で出発準備をしていると「少年発見」の第1報が入り、拍手。
  そしてその後については反省点が多かった(詳細は例会において報告済み)。
 岳友会会員としては「高原山の全コースを歩く」を目指し、何かあったときには全ての地形把握ができるよ
  うにしなければと感じた。

■流石山・花を愛でる
《山行日》06/06/20(火)
《参加者》小林
《要約》大峠から流石山を歩いた。花は少なかったが楽しめた。雨が降ってきたので早めに戻った。

■大江湿原・尾瀬沼散策
《山行日》06/06/20(火)
《参加者》斎藤ズ(報告者 斎藤)
《日程》 宇都宮5:45---御池8:30---沼山峠9:20〜10:10大江川湿原〜11:50三平下(昼食)…12:20折返し〜
   13:00浅湖湿原…折返し〜13:20大江川湿原〜14:20沼山峠…御池15:00…湯ノ花温泉…19:20宇都宮帰宅
《要約》ミズバショウは終わりかと思ったが盛りだった。他の花々も多く咲いていて癒された。
《本文》
 大江川湿原、尾瀬沼周辺に咲き出した花々を見に行きました。
 時期的にミズバショウは終わりかもしれないと思い入山。沼山峠より山道を登っていくと、周囲にはまだ厚
  さ40cmぐらいの残雪が広く所々にあり、途中の木道には4カ所ほど残雪が被さっていた。これだけの雪があ
  るのならばミズバショウも大丈夫かも。案の定、大江湿原が見えてくると白の点が多く目に入った。近づく
  と思ったより小ぶりのミズバショウが盛りをむかえていた。ミズバショウの他にも多くの花々が咲いていて、
  咲いている花全部チェックするつもりで、持参した「花の本」をめくりながらのんびり三平下まで歩いた。
 三平下で尾瀬沼・燧ヶ岳を見ながら昼食。尾瀬沼周回の予定だったが他のハイカーより「この先はほとんど
  花がないので、折り返して浅湖湿原に行った方がいいのでは」とのアドバイスを受け、予定を変更し折り返
  した。花はほとんど見たので帰りはオコジョを見つけようと注意深く周りを見ながら歩いたがやはり見つか
  らなかった。思ったより多くの花々が咲いていて癒された一日でした。
(咲いていた花々)ミズバショウ・タテヤマリンドウ・フデリンドウ・ショウジョウバカマ・サンリンソウ・
  キジムシロ・リュウキンカ・シナノキンバイ・ミツバオウレン・イワナシ・ミネザクラ・ネコノメソウ・
  オオカメノキ・サンカヨウ・ミヤマエンレイソウ・エンレイソウ・シラネアオイ・ムラサキヤシオ 等

■千手ガ浜・クリンソウ
《山行日》06/06/14(水)
《参加者》五月女ズ
《要約》千手ガ浜へクリンソウを見に行ってきました。
《内容》自宅出るとき小雨が降る天気そしてイロハ坂では濃霧でライト点灯で走りましたが中禅寺湖を過ぎる
  頃から晴れて暑くなりました。12時頃千手ガ浜につき観光客に混じり満開のクリンソウを見てきました。
  川の淵の所に黄色のクリンソウが二つ咲いていました。

■日光高山、千手が浜・クリンソウを見る
《山行日》06/06/11(日)
《参加者》久保、君島、板山、本間
《要約》竜頭の滝から高山を経て千手が浜に向かう。クリンソウは終わりかけだった。
《内容》天気予報どおり天気が思わしくないが、クリンソウを見に行く。帰りに通った「湖岸道」はきちんと
  整備されており快適だった。(詳細は別報告で)

■日光高山、千手が浜・クリンソウを見る
《山行日》06/06/10(土)
《参加者》小林ズ、関、桜井(下館)
《要約》同上+小田代、ヤマツツジが見ごろだった。

■姥ヶ岳・スキー
《山行日》06/06/10(土)〜11(日)
《参加者》斉藤常、植木
《要約》思ったより天気に恵まれスキーを楽しめた。 

平成18年6月7日(水) 6月度 第1回例会例会報告
参加者 小林、吉野、池田、久保、稲葉昌+1(娘さん)、増渕、野中、小川、稲葉江美、宮内、津久井、斎藤俊、
        植木。(14人参加)

関東地方も梅雨入りし、雨の多い日が続きます。山行計画の立て難い時期ですが、梅雨の晴れ間を狙って、安
全登山でそれぞれの山行を楽しんで下さい。

■富士山・高度順応
《山行日》 06/06/04
《参加者》 稲葉ズ、桜井(遠峰)(報告 稲江)
《日程》 富士宮口7:00〜山頂11:15〜お鉢周り〜下山開始13:45〜富士宮口16:00
《要約》 高所トレーニングのため富士山へ
《本文》
  夏にヨーロッパアルプスを目標にしているので、高所トレーニングの為、富士山に出かけた。私は朝からお
腹の調子が悪く、嫌な予感。もともと高所は得意ではないので...。今日は久しぶりの高所ということもあ
ってのんびりペースで登る事にした。私の悪い予感は当たり、3500mp付近で頭が痛くなり、体が重くなった。
皆に遅れをとったものの、どうにか山頂到着。高度になれる為、山頂でお湯を沸かし、お茶などを飲みのんび
りする。40分ぐらいのんびりして右回りでお鉢周りをした。少しは高所に慣れたかな...と思ったが、もと
もと体調の悪い私が元気になる訳がない。それでもどうにか行程をこなして下山。下山では足の筋肉が予想以
上に弱っている事に気が付き、かなり凹んだ。体調は悪いし、足はガクガクだし...でこんな調子ではアル
プスなんて無理だなぁ〜とかなり落ち込んだけど、夏までに調整&出来る限りのトレーニングをして目標の山
を登りたいと思った。 

■大入道・白ヤシオを見る登山
《山行日》 05/06/04
《参加者》小林、吉野、斉藤、池田、久保、稲葉、植木、梅原、近藤、溜口、岸、君島、津久井、野中、久我
            (以上、岳友会)、一般の参加者約100名
《日程》 事務所6:30===7:00学校平7:55---8:45大間々8:50---9:50八海山神社9:55---10:55縄文ヤシオ11:00
         ---11:20大入道12:15---13:15学校平(解散)
《本文》
  うっすらとガスの掛かる中、沢山の参加者の方々と一緒に、学校平から大入道の周回コースを歩いて来まし
た。昨年の白ヤシオが素晴らし過ぎたせいでしょう。お目当てのシロヤシオは樹林間にちらほらと見える程度
です。しかし小間々から大間々付近ではレンゲツツジが咲き始め、花芽もかなり持っていた様です。登山道が
整備されて以降、この時期に大入道コースを訪れる人は多く、この日ばかりは人の数のほうが多かった?様に
も思えました。
  しかし、時折薄日が射す中を、新緑の中を亘る清々しい風や鳥のさえずりなどを聞きながら山歩きを楽しめ
た一日でした。参加された皆様、お疲れ様でした。

■田部井淳子講演会
《山行日》 06/06/03(土)
《参加者》 稲葉昌、久我(報告 稲昌)
《要約》 320名の方が参加した。年配者が元気が出る内容だった。

■那須・たかはら学園引率
《山行日》 06/05/31(水)
《参加者》 小林*2、淺川、池田、市役所の方(報告 小林)
《内容》
  マウントジーンズから北温泉のコースと那須自然研究路の2コース。出発が遅れたせいもありとても時間がか
かった。翌週の6月7日は雨のため中止となった。(吉野、久保、近藤)

■釈迦が岳
《山行日》 06/05/27
《参加者》 吉野、植木、梅原、五月女、小林
《日程》 ◎〜● 事務所6:00大間々7:00釈迦が岳9:40〜10:20地蔵岩10:50〜11:30大間々13:30
《要約》 釈迦が岳山頂の道標新設
《本文》
  釈迦が岳に登った登山者から、山頂の標柱が倒壊して無いよ?と情報があった。自分で作ろうと思い「アソ
ウ工芸」に相談したら、作ってやるよ!という返事が来たので出来れば6月の頭に建てたい旨連絡したら、即、
道標が届いた。感謝、感謝あるのみ。27日の土曜日は午後から雨予報なので早出をして、建てることにした。
道標は梅さんが背負子にくくりつけ運んでもらう。青空も途中までで、雲が厚くなってきた。久しぶりの山頂
はがらりとしていて、地蔵と祠のみの寂しい広場と化していた。スコップで穴を掘り道標を建てたら素晴らし
い釈迦が岳の顔が出来上がった、持ち上げたお神酒で乾杯する。名残惜しいが雨が降り出してきたので早々に
下山する。途中茨城県の20人ほどの団体が登ってきたが雨の中無理しないでください。地蔵岩近くの岩小屋で
お昼タイム、岩小屋は2〜3人なら雨は凌げるので覚えておくと良い。二次会用のコシアブラを手土産に大間々
に到着。参加された仲間の皆さん!ご苦労様でした。

■燧ケ岳/山スキー
《山行日》 2006/5/22(月)
《参加者》 稲葉ズ(報告者 稲江)
《日程》 御池7:30〜頂上10:30〜御池12:45
《要約》 山スキー滑り納め。平日の静かな山を満喫する。
《本文》 
  昨日は大人数でワイワイ楽しんだが、今日は二人で静かな山を満喫しようと思い今日もヒウチで山スキーを
楽しむ事にした。平日なので誰にも会わないかも...と思っていたが、駐車場に着いたら登って行く人を発
見。私達も急いで準備して出発。登りは3時間を切るのを目標にして一生懸命登ったが、途中でバテてしまい
結局3時間で山頂に到着。私達より先に出発した人がいたはずだが、山頂には誰もいなかった。暫くの間、二
人だけの山頂でのんびりした。昨日より雲が多く空は澄んでいなかったが、自然の中でのんびりするのは気持
ちが良い。天気が下り坂との予報だったので、登り返しはせず、一気に滑り降りる事にした。昨日と同じルー
トを滑り、下部は沢のボウル状を滑った。雪質が思ったより硬く難しかったが滑り納めに相応しく天気に恵ま
れ十分に楽しむ事が出来た。下山後、桧枝岐の蕎麦&温泉を楽しみ、南会津の山々にお別れをして帰った。 

■燧ケ岳・山スキー
《山行日》 2006/5/21(日)
《参加者》 植木・溜口・増渕・斉藤(常)・斉藤(俊)・稲葉ズ(報告者 稲江)野村・西尾(楽稜より)
《日程》 御池8:30〜頂上11:30〜上部分滑降〜登り返し〜頂上12:30/13:30〜東田代1400−道路14:30〜御池
         15:00
《要約》大人数でワイワイ。天気&雪質に恵まれ楽しめました。
《本文》
  GWが終ってから週末に天気が崩れる事が多くなり、なかなか山スキーに出かける事が出来なかった。今年
の燧ケ岳は残雪が多いと聞いていたが、私は今シーズン初めてのヒウチである。大人数でワイワイ登る。今日
は天気が良いので人出も多い。約3時間で山頂に到着。喉がカラカラだったが、美味しいものは雪に冷やして
後でのお楽しみとし上部分を滑る事にする。雪質が良く、各自ノリノリで滑る。登り返しをし、山頂にて小宴
会。遠くの山々も見え、景色も最高♪宴会を楽しんでいたら『矢板の人ですか?』と話しかけられた。Webで私
達の記録を読んだ事があるらしく、私の農作業用の帽子が目立ったらしく矢板岳友会だと分かったようだ!!話
しが盛り上がり、滑降を一緒に楽しむ事にしました。残雪が多く、各自の思い通りのラインで滑りを楽しむ事
が出来ました。

山行報告  月山・鳥海山・山スキー  5月30日受付  (6月3日掲載)      写真は山岳写真館A7をご覧下さい)
《山行日》  06/05/03〜05/06
《参加者》  吉野、斉藤、東、梅原、溜口  (撮影:梅原)
《日程》  
5/3 矢板5:10===9:40月山・姥沢駐車場10:07===姥沢リフト上10:43---12:26月山山頂13:16---14:20
      沢合流点14:33---登り返し---16:00分岐16:05---16:20志津小屋16:30===18:30道の駅鳥海
5/4 道の駅鳥海7:00===ゲート7:55===鉾立8:38---御浜小屋10:47---七五三掛11:47---12:00文殊岳
      下12:57---14:00鉾立===17:00きっちんおさかな
5/5 海浜公園5:40===MAXバリュ-6:30===9:45月山・姥沢駐車場===姥沢リフト上10:30---11:14牛首11:35
      ---石跳沢---12:43---登り返し---13:15姥沢リフト---13:30姥沢駐車場===14:00ネイチャーセンター
《要約》  月山、鳥海、月山と天気に合わせ移動しながら、山スキーを楽しみました。
《本文》
5/3  
  今年のゴールデンウィークは9連休の所も多く、この日の高速は至る所で大渋滞が見られました。私達
もその影響を少し受けましたが、ほぼ予定通り姥沢リフト上から登り始めます。今年の月山は残雪が多く
山頂まで板を付けたまま登る事ができました。山頂からは、誰も滑っていない南面の大斜面を各自思い思
いに滑ります。沢を一しきり下ってからの登り返しは結構きつかったですが、東さんに車をピックアップ
して貰い、皆は志津までの滑りを堪能しました。
5/4
  この日は場所を鳥海に移し、いつもの鉾立から登ります。ここでも道路は高い、高〜い雪の壁・・・そ
のせいかブルーラインのゲートは8時開門とかなり遅めです。天気は快晴でしたが、スタート時間が遅か
った事やかなり気温が低めの事から千蛇谷に下るのをやめ、外輪山を登りその途中から滑る事にしました。
雪質は最高・・・この日も皆思い思いに広い、広〜い斜面を滑ります。この日の仕上げは温泉後の『きっ
ちん・・・』でした。
5/5
  天気予報通り北の方は天気が下り坂・・・。朝から風が強く、鳥海の上は雲に覆われたままです。TV
の天気予報を見て南の方が良いと判断し、月山に戻ります。しかし月山も稜線は強風が吹いていました。
曇り空の中、石跳沢を滑る事にしました。湯殿山の出合近くまで滑って皆はネイチャーセンターへ・・・。
今日は私が姥沢まで登り返して車を回収しました。
5/6
  南に下るにつれて天気は良くなりました。高速を使わなかった為か渋滞にも会わず早い内に矢板に帰り
ました。東さん、長距離ドライブお疲れ様でした。また、ご同行して頂いた皆様、ありがとうございまし
た。

平成18年5月24日(水) 5月第2回例会報告
参加者 小林、吉野、池田、久保、東、稲葉昌、増渕、岸、君島、野中、稲葉ズ、宮内、久我、山岸、植木 
        そして稲葉江美ちゃんつながりの大山さんが見学に来ました。(17人参加)

新緑が美しい季節となりました。それぞれの山行を楽しまれている事と思いますが、この所、天候の変化
が激しい様に思います。天気予報を事前に確認し、安全登山で山行をお楽しみ下さい。

●山行報告●

■燧ケ岳・山スキー
《山行日》06/05/21〜22
《参加者》21は増渕、溜口、斎藤常、斎藤俊、稲葉ズ、植木、西尾、野村  22は稲葉ズ
《内容》晴天の中、いつのもように大斜面を楽しんだ。(詳細は別報告で)

■那須山
《山行日》 06/05.21 ,晴れ、風が強い。
《参加者》 君島×2
《日程》  自宅(6:45)〜峠の茶屋駐車場(8:00)〜峰の茶屋(8:45)朝岳山頂(9:30)〜清水平(10:00)〜三本
          槍岳(10:50)〜峰の茶屋(11:20)昼食タイム〜駐車場(13:10)
《要約》ぶらり登山
《本文》
  那須街道は、新緑とつつじが美しい。駐車場はすでに満車状態。駐車場所をやっとゲット。早々に身支度。
いざ、ぶらり登山の始まり。登山客は多い様に見られます。峰の茶屋手前に少し雪渓があり、峰の茶屋で少し
休憩し、朝日岳に向かう。しかし風は本当に強い。体が振られ歩きずらい。例年同様より大きめな雪渓2か所
をトラバース。本当にすばらし青空。会津の山々の眺めが素ばらしい、山頂に雪をかぶった景色、最高です。
そうしている内に朝日の分岐に到着。朝日まで足を伸ばすも風が強く早々に下山。青空に誘われて熊見曽根〜
清水平に向かう。三本槍岳山頂の澄み切った青空に啓発され、清水平でゆっくりしたい気分をわすれ、足がか
ってに三本槍岳に向かう。本当に、風が無ければ最高です。山は春でした。途中、甲子旭岳の綺麗な稜線が見
られ感激しました。いよいよ山頂です。こちらは静かな山頂です。景色はバッチリ。大峠〜大倉〜三倉方面が
手に取るように見え、日光方面〜会津方面〜磐梯〜飯豊まで360度のパノラマです。山頂にいた人の話ですが、
ここから深山ダムの上の方に富士山が見える時が有ると聞き驚きました。でも今日は遠くは霞があり見えませ
んでした。本来ならばここでビールタイムですが、帰り道の清水平から先の登り返しを想像して、飲むのをや
めて一気に下山。早くビールが飲みたい。でも風が強く、手頃な休憩場所が無い。峰の茶屋まで一目さんに下
山。ここで昼食タイム(やっとビールが飲める)あとは帰るだけ。なんだか、ぶらり登山が窮屈になってしま
い友人にすまない気分でした。でもビールが解決してくれました。風が無ければ最高の山行、青と緑の表現出
来ないくらいの何色もの色を楽しんだ山でした。早い下山でしたので、長寿温泉で入浴とカラオケを楽しみま
した。

■古賀志・岩トレ
《山行日》06/05/20
《参加者》稲葉ズ
《内容》
  雨の合間をついて古賀志に岩トレに行った。予想通りにぬれていていやらしかった。こんな感じなのでさす
がに貸切でした。

■高戸山(田沼の奥)
《山行日》06/05/18
《参加者》稲葉昌
《内容》
  半日でいける藪山を目指した。くもの巣をかき分けて行くと頂上には祠があった。100名山には行っていな
いので静かな山行が楽しめた。

■釈迦ヶ岳
《山行日》  06/05.14  晴れ、風が強い
《参加者》 野中、君島
《日程》  事務所(7:30)〜大間々駐車場(8:30)〜八海山神社(9:20)釈迦ヶ岳山頂(11:20)〜八海
          山神社〜林間コースを下山、大間々駐車場(14:00)
《要約》  新緑と付近のアカヤシオの探勝を期待の登山でしたが、山は春がまだまだでした。強風で寒く山頂
          から早々に下山。
《本文》
 前日の雨模様からして、全く予定外の山行になりました。前日、野中さんからメールで明日の山行予定を聞
かれ、予定は無しと返事。でも天気の様子をみて明日の朝の天気が大丈夫なら釈迦ヶ岳行きますかと連絡。朝、
起きてから急に決まる。起きるのが遅れ、集合時間を遅らせる。急いで身支度。大間々駐車場についたらすで
に車が10台位駐車してました。支度をしているとマイクロバスの団体さんが到着。
 団体さんより早く登山開始。登山カード提出の箱の中には用紙、筆記用具、ピンクの案内地図も有りません
でした。
 八海山神社から例年?西方斜面に見られたアカオアシオは見られませんでした。八海山神社から先は、芽吹
きは無く、所ところに残雪が有りました。でも笹刈りがされており、登山道は歩き易かったです。(どなたが
笹を刈り込んでくれてるのでしょうか?)倒木も有りませんでした。途中風が強く、体が振られてました。
(少し痩せすぎかな?)前日の雨の影響で道が少しヌカルミました。いよいよ山頂です。
 相変わらずて風が強いが、展望は有りました。それにしても寒い。ビールで乾杯して早々に下山開始。空腹
を我慢して、矢板市の最高地点まで戻り昼食。下山は八海山神社から林間コースを下山。途中カタクリの花が
見られ、2人ずれのお嬢様に会いました。大間々駐車場で隣の車が見覚えある車。靴を脱いで休んで居ると、
手を振る人を発見。それは小川さん達でした。そこで、小川さんのコーヒーをご馳走になり帰宅。小川さん美
味いコーヒーありがとうございました。

■ミツモチ
《山行日》  5月14日
《参加者》  小川*2+1
《日程》  大間々駐車場(11:30)〜ミツモチ〜大丸〜大間々駐車場(14:15)
《要約》  ちょっと遅かったアカヤシオ
《本文》
  早めに茸取りが終わり、天気も良かったので、急きょ、アカヤシオを見に出かけました。残念ながら、大丸
あたりは半分以上散っていました。その上、風が強かったので、コンロが使えず、アカヤシオの下でおいしい
コーヒーを飲もうという計画は、断念せざる終えませんでした。また来年に期待しましょう。

■燧ヶ岳・山スキー
《山行日》  06/05/14 曇り時々小雨or小雪
《参加者》  増渕、(報告 増渕)
《日程》
  5/14(日)自宅6:50--御池9:10〜10:50--広沢田代〜熊沢田代〜燧ヶ岳13:05〜13:20--熊沢田代〜東田代〜
            モーカケ〜沼山道路〜御池14:15〜自宅
《要約》  前日、雨で中止のリベンジ。でもまた今日も小雨、御池でねばってなんとか山頂まで行けた。
《本文》
  前日は、桧枝岐まで行ったものの朝からの雨。やもなく茨城から2泊できているテレ仲間の三上さんと小豆
温泉で過ごして帰宅した。今日は、夕方から出席する会合があるし、天気も良くなさそうなので、おとなしく
家に居ようかなと思っていたが、朝起きて天気予報を見ると回復傾向とある。今出かければ夕方の会合にも間
に合いそうだし、なんとかなるだろうとの期待で、また燧ケ岳に向かってしまった。
  上塩原あたりでは晴れ間がのぞいている。テンションが上がってきたのもつかの間、舘岩を過ぎるあたりか
ら雨がチラチラ。もちろん山はガスがかかっている、一気にテンションが下がった。そもそもダメ元だったの
でとりあえず御池まで行ってみる。やっぱり小雨が降っているが様子を見ていると何組かは登っている。三上
さんも車にいないので出発したようだ。私も出発しようとしたが、時折、雨脚が強まりガスも濃くなる、そし
て寒い。また、しばらく様子を見る。そうこうしている内にもう11時近い、しかたがないので帰ろうかなと思
った時、雨が上がりガスも晴れてきた。行くなら今しかないと出発する。カッパを着て出たが、広沢田代で暑
くてぬいた。途中まで行ったがガスと雨で引き返してきたというパーティー何組かとすれ違う。またガスがか
かり小雪が舞ってきた。雪なら濡れないや、とそのまま登り続ける。熊沢に着く頃には幾分ガスも薄くなって
きて上の斜面が半分位は見える。そこに三上さんが滑り降りてきた。山頂までいったが寒くてすぐ降りてきた
そうだ。せっかくなのでまた一緒に登ってくれると言う事になったので、ここから行動を共にする。森林限界
を過ぎると数人のパーティーが前に見えてきた。山頂近くなると雪面が硬く、皆スキーアイゼンを付けている。
こっちはシールだけなので一歩ごと気を付けて登る。ずっこけたら止まらなそうだ。気温計をみると0度だっ
た。寒いわけだ。とりあえず山頂に着いたが展望もないし寒いので一息ついて下山の準備をする。さすがにビ
ールを飲む気にならなかった。滑りだすと雪の硬さもさほど気にならずそこそこ快適に下る。斜面中腹からは
視界も開けていい感じになってきた。雪もゲレンデの圧雪みたいにすごく滑り、ターンも決まりかっ飛ばす。
チョー気持ちいい。やっぱり来て良かった。熊沢の平地もスルスルと滑りモーカケの方に滑り込む。この辺か
らは雪面もゆるみザラメ状態、これも快適。さすがに下るにつれ重くなった頃沼山道路に行き当たる。舗装路
を歩き御池に戻って三上さんと別れ、急いで帰り支度をして会合に向かった。少々遅刻したが何とか間に合っ
た。 途中、テンションが下がった分だけ滑れた喜びは大きかった。この一週間〜10日で1〜2Mは雪が融けた
感じがしたがよく考えるといつものGW位はあるかも?一緒に登り返してくれた三上さん大変お疲れ様でした。

■日留賀岳
《山行日》2006.5.13(土)
《参加者》植木智、久保周二
《日程》久保宅5:50−小山宅発7:00−林道出合7:40−林道終点8:00(小休止)−木の鳥居
       (小休止)9:35−頂上10:45〜11:05−木の鳥居(昼食)12:10〜13:00−登
        山口14:45
《要約》今回の山行は、職場の友人と日留賀岳の山開きをゆっくりと登ることが目的でした。
《本文》
  朝から予報より早く雨が降り出し、どうするかと迷ったのですが、予定通り向かいました。小山宅で祈願祭
(家の中で)を終えてから、ゆっくりと日留賀岳を目指しました。天気が悪いこともあり、友人もあまり、長
い距離の山行はしたことがないというので、ゆっくり登りました。林道終点からは、だらだらと長い急登で木
の鳥居まで視界も悪く、1,400mぐらいからは残雪が現れました。地元の人の話では、前夜雪が降ったら
しくところどころに残っていました。木の鳥居を過ぎて、遠くが見渡せるようになりました。風も強くなりま
した。鞍部の付近では行者にんにくが芽を出し始めていました。ようやく頂上直下にくると、雪の上を歩くよ
うになりました。このあたりでは、雨が熊笹や木について、凍っていました。頂上では風が強く、寒いので缶
ビ−ルを飲んで小休止をしました。昼食は木の鳥居まで戻り、ゆっくりととりました。岐路は来た道をゆっく
りと戻りました。帰りにお風呂に入って帰ってきました。久しぶりの長い山行でした。

■八方ヶ原 ミツモチ
《山行日》 06/05/06
《参加者》 小林(単独)
《日程》 育樹祭会場P8:02―林道分岐8:20―登山口8:31―ミツモチ10:12―大丸10:52〜11:20ミツモチ
     11:39〜12:15岩場12:34―車13:50
《要約》  ミツモチ新道を利用してアカヤシオツツジの下見を兼ねる。
《本文》
 5月3日に大間々経由でミツモチまで来たが、期待した「ヤシオツツジ」は蕾のまま、昨年よりかなり遅れ
ている状態なので再度挑戦する。単独行なので県民の森からの直登コースを選んでみる。広い育樹祭会場Pは
一台の車も無く静かな雰囲気である。鳥類観察塔を右に見て砂利道を行くと林道にぶつかる。交通止めの標識
が置かれてあるが車は自由に出入りしているので左に折れて進む。車が数台置けるような広場を過ぎると、ミ
ツモチの登山口となる。間伐がすんだヒノキの樹林帯は傾斜も弱く、歩きやすいが風がなく蒸し暑い。足元に
はピンク色した「フジスミレ」が沢山咲いている。ヒノキの林が終わるとブナの林となる、気の早い「トウゴ
クミツバツツジ」が咲き出し、ブナの新芽も黄緑色に染まる。ジクザクに作った道は一歩一歩高度を稼げる、
1.000mラインまで登ると、待望の「ヤシオツツジ」が迎いてくれる。花びらの落ちたものもあるが、今日は
期待できそうである。第一展望台からの尾根道が目の高さになってくると、やがてトラバースとなり、登り切
ると林道に飛び出る。直ぐ上はミツモチの広場で数人の登山者が休んでいる、一息入れてからヤシオコースに
入る。大丸に近づく頃1人登山者が登ってきた、お互いに顔をあわせて、「おお!しばらく」八方ヶ原でしか
顔を逢わせた事がない「山男Sさん」でした。暖かさが続いたので、大丸の「ヤシオツツジ」は三分から五分
咲き、馴染みの岩のテーブルで一休み、寝転んで至福のときを過ごす。お昼は「Sさん」と一緒にしようとミ
ツモチまで戻るが彼は下山する時だったので再会を約してわかれる。お昼の献立は途中で摘んだ「コシアブラ」
の山菜ラーメンを作る。下山は「H君」から情報のミツモチの岩場を探すことにする。展望台から南に踏み跡
を辿るが途中で消えてしまう、見当をつけた方向に下って行くと、鮮やかな「ヤシオツツジ」の木と太い「シ
ロヤシオツツジ」の木の向こうに岩が立っているではないか?先端までいくと絶壁となり、素晴らしい展望だ、
岩も硬そうなのでロックガーデンに利用できそうである。帰りはカタクリの花を踏まないように注意しながら
歩くが、不思議なことにカタクリの丸葉を見つける、どんな花が咲くのだろう?と思いながら満ち足りた気分
で下る。

■燧ヶ岳・山スキー
《山行日》  06/05/06
《参加者》  増渕 斎藤 (報告者 斎藤)
《日程》 塩原道の駅6:00---御池7:50/8:20---燧ヶ岳山頂11:40---1本滑走---登り返し山頂---滑り出し
         13:40
《要約》  快晴の中での初山スキーは感激の連続
《本文》
 燧ヶ岳に向かう車中、チラチラと顔を出す真っ白なヒウチ君の姿を見る度にテンションが上がり出す。山ス
キーなど数ヶ月前までには考えてもみなかった。ていうか知らなかった。まして燧ヶ岳でスキーとは…。
 御池駐車場で古河の片柳さん、中山さんに出会いました。板にシールを貼る。シールとは?きちんと貼れて
いるのか?板をリュックに背負うということも初めて。どうやってリュックに板を取り付けるんだろか?…な
どと知らないことだらけの始まりでした。ツボで歩くことしばらく。もう汗が出てきた。急な斜面は足場を確
認しながら必死に増渕さんについていく。
 周りの景色を見ながら登る、登る。どれぐらい歩いたんだろ、1時間ぐらいだろうか?斜面が緩くなったとこ
ろで板を履いた。慣れないシール登行が始まった。カカトが上がる板は不思議。どうしても本能でエッジを立
てようとしていまうが、立てるとズルズルと下がる。上体も前屈みになるとズルズル。慣れるまでは結構大変
だった。簡単そうに見えたのだが、見るのとやるのとでは全く違う。もう必死で言葉も出ないし、ゴーグルの
内側に汗が溜まってた。途中気付かなかったが、両手のひらは共に大きく皮が剥けていた。余程必死でストッ
クで体を支えていたんでしょう。
 何度もコケながらようやく山頂に着いた時は、何とも言い表せない達成感があった。冬景色の山々のすばら
しさ。尾瀬ヶ原、尾瀬沼もまだ真っ白。「あそこからこの燧ヶ岳を見てたんだよなぁ」とか思いながら尾瀬の
広さを確認していた。山頂で御池駐車場で出会った片柳さん、中山さんと合流。その後行動を一緒にする。
 汗がひいた頃1本滑った。ゲレンデ以外での滑走も初。結構いい斜度で自分で登ってきたんだから丁寧に滑
りたかった、が…、重い、すごく雪が重い。あれ!?、いや、ところどころ重いだけでなく違う雪質が・・・。
難しい・・・。初の滑走は不本意な滑りだった。テレマークの増渕はターンもきまってカッコイイ!!一緒に滑
った片柳さん、中山さんの滑りを見てビックリ?本当は何歳なの!?キレイな滑りだった。
 シールを貼り再度山頂目指して登行。途中斜面が急なことろは板をかついでツボで登った。
 山頂に冷やしておいた冷えピエのBeerをグビグビやりながら景色を今一度見渡すと、ここにいることの貴重
さを今一度感じ、「登山とスキーが好きで良かった」と実感する。しばし絶景に浸った後、滑りだした。気持
ちがいい!!ゲレンデとは全く違う。全く違う開放感。「Wohhoooo !」何を言ってるのか!?思わず声が出る。
 あんなに苦労して登った山頂はあっという間に彼方に・・・。滑ってきたコースは鮮明に頭に残っているも
のの、そこがどういう場所なのかうまく説明出来ないのが残念。
 十分な滑りを楽しんで道路に出たとき、充実したなぁという満足感で一杯でした。誘ってくれた増渕さん、
一緒になった片柳さん、中山さんありがとうございました。帰宅後は、道路の脇に出ていたフキノトウの天ぷ
らをつまみに頂きニヤニヤしながら一日を振り返ってました。スキーとはゲレンデでするものだと固定観念が
あり、こんな楽しい遊びがあるとは……行って良かったです。。

■月山・鳥海山・山スキー
《山行日》  06/05/03〜05/06
《参加者》  吉野、斉藤、東、梅原、溜口
《日程》  
5/3 矢板5:10===9:40月山・姥沢駐車場10:07===姥沢リフト上10:43---12:26月山山頂13:16---14:20沢合
    流点14:33---登り返し---16:00分岐16:05---16:20志津小屋16:30===18:30道の駅鳥海
5/4 道の駅鳥海7:00===ゲート7:55===鉾立8:38---御浜小屋10:47---七五三掛11:47---12:00文殊岳下
    12:57---14:00鉾立===17:00きっちんおさかな
5/5 海浜公園5:40===MAXバリュ-6:30===9:45月山・姥沢駐車場===姥沢リフト上10:30---11:14稜線11:35
      ---石跳沢---12:43---登り返し---13:15姥沢リフト---13:30姥沢駐車場===14:00ネイチャーセンター
《要約》  月山、鳥海、月山と天気に合わせ移動しながら、山スキーを楽しみました。
《本文》
5月3日
  今年のゴールデンウィークは9連休の所も多く、この日の高速は至る所で大渋滞が見られました。私達もそ
の影響を少し受けましたが、ほぼ予定通り姥沢リフト上から登り始めます。今年の月山は残雪が多く山頂まで
板を付けたまま登る事ができました。山頂からは、誰も滑っていない南面の大斜面を各自思い思いに滑ります。
沢を一しきり下ってからの登り返しは結構きつかったですが、東さんに車をピックアップして貰い、皆は志津
までの滑りを堪能しました。
5月4日
  この日は場所を鳥海に移し、いつもの鉾立から登ります。ここでも道路は高い、高〜い雪の壁・・・そのせ
いかブルーラインのゲートは8時開門とかなり遅めです。天気は快晴でしたが、スタート時間が遅かった事や
かなり気温が低めの事から千蛇谷に下るのをやめ、外輪山を登りその途中から滑る事にしました。雪質は最高
・・・この日も皆思い思いに広い、広〜い斜面を滑ります。この日の仕上げは温泉後の『きっちん・・・』で
した。
5月5日
  天気予報通り北の方は天気が下り坂・・・。朝から風が強く、鳥海の上は雲に覆われたままです。TVの天
気予報を見て南の方が良いと判断し、月山に戻ります。しかし月山も稜線は強風が吹いていました。曇り空の
中、石跳沢を滑る事にしました。湯殿山の出合近くまで滑って皆はネイチャーセンターへ・・・。今日は私が
姥沢まで登り返して車を回収しました。
5月6日
  南に下るにつれて天気は良くなりました。高速を使わなかった為か渋滞にも会わず早い内に矢板に帰りまし
た。東さん、長距離ドライブお疲れ様でした。また、ご同行して頂いた皆様、ありがとうございました。

■赤城山
《山行日》2006.5.3(水)
《参加者》君島、岸×2、久保
《日程》事務所7:10−日光消防署駐車場発8:00−花見ヶ原キャンプ場10:00〜10:40(小休
        止)−分岐(昼食)12:15〜13:10−花見ヶ原キャンプ場14:45−事務所18:00
《要約》今回の山行は、百名山の赤城山を関東ふれあいの道をゆっくりと登ることが目的でした。
《本文》
  事務所をゆっくり出て、日光消防署駐車場で8時に岸さんと待ち合わせをして、赤城山を目指しました。足
尾を通り、花見ヶ原キャンプ場に向かいました。天気は最高の天気でした。キャンプ場から登っている人はほ
とんど止まっていませんでした。10時という遅い出発でした。キャンプ場の中の歩きやすい道から登り始め
ました。整備も行き届いたさすが「関東ふれあいの道」という道を小鳥のさえずりのゆっくりと登りました。
次第に高度を上げていくと残雪が現れました。天気がいい中での残雪もいいものだと感じました。途中、一人
に会っただけで、分岐に到着しました。分岐にはたくさんの人が休んでいました。はじめはここが頂上かと思
いましたが、タイム的に早いようなので確認したところ、山頂はまだ先でした。さらに進み、ようやく頂上に
着きました。大勢の人がお昼を食べていました。山頂からは、谷川連峰、日光連山など四方が一望でき、残雪
の残る山々がきれいでした。分岐までもどり昼食にしました。ビールもおいしい天気でゆっくりとした時間を
過ごしました。岐路は、来た道をゆっくりと戻り、キャンプ場上から左に進み、花見ヶ原キャンプ場に戻りま
した。キャンプ場には家族連れやグループの人たちが楽しんでいました。帰りに河童の湯に寄って帰ってきま
した。

■至仏山山スキー
《山行日》 2006/4/29〜30
《参加者》 稲葉ズ・〔30日のみ(野村・西尾(楽稜)〕
《日程・行動概要》
29日;車停車位置〜小至仏山〜オヤマ沢滑降〜鳩待峠〜尾根中腹まで登り返し〜車停車位置まで滑降〜車停車
      位置
30日;車停車位置〜至仏山〜ワル沢滑降〜鳩待峠〜尾根中腹まで登り返し〜車停車位置まで滑降〜車停車位置
《本文》
  毎年恒例の至仏山に山スキーに出かけました。前夜発で出発しましたが、今年は通行規制がされておりAM7
:30〜PM5:00までしか通行できないとの事で、戸倉にて足止めされてしまいました。
(29日)
  朝起きてみると、ビックリ!!戸倉のゲート前が大渋滞!!前の晩からいるのに、列に並ぶ事が出来ず、出遅れ
てしまう...。時間通りにゲートが開き、一斉に車がスタート。『一体何台あるんだろう...』案の定、
大渋滞で全く車が動かなくなってしまった。今年は雪が多いので道幅も狭く、なかなか停車出来るような場所
が見つからず、渋滞の中、無理やりUターンして、鳩待峠より徒歩20分ぐらい下に車を停車する事にした。
  車道を歩いて鳩待まで行くのもつまらないので、車の停車位置から夏道の尾根を目指して、ルートを探して
シールで登ってみる。約20分登ると夏道の尾根に合流。合流と同時に、人の多さにビックリ。人ごみを避けな
がら、順調に登り3時間で小至仏山頂に到着。至仏山頂に行っても多いので、今日は小至仏山頂から滑る事に
した。山頂で美味しいものを頂いて、景色を満喫して、滑降スタート。まだ登っている登山者の羨ましそうな
視線をあびながら一気に滑り降りた。雪も斜面も綺麗で、予想以上にスピードが出る。『山でこんなにスピー
ドが出るのも始めてかも...』と思うほどスピードに乗って好条件で下まで滑り降りる。下の沢も出ている
部分はなく、簡単に鳩待峠に登り返しが出来た。夏道の尾根を30分ぐらい登り返した場所から、車の停車して
いる場所まで滑って降りてみる事にした。この斜面なかなか面白い。雪が多い年ならば、問題なく滑って降り
れるので鳩待峠から登るより楽しめてお進めです。
(30日)
  野村さん・西尾さんと合流し、昨日と同じルートで登り始める。昨日と同様、人の多さに驚くが、今日は至
仏山山頂を目指して登る。トレースがバッチリついており、高速道路状態なので、3時間で山頂到着。昨日よ
り雪が溶けすぎており、やや重めの雪質ですが、十分楽しめる雪質で各自、思いのままのシュプールを描いて
滑り降りる。昨日同様『あっ』と言う間に滑り降りました。
  2日間とも、大斜面を満喫できて大満足です。至仏山頂からも、小至仏山頂からも大斜面を満喫でき、一度
は行ってみる価値のある斜面だと思います。

平成18年5月10日(水) 5月第1回例会報告 (5月14日掲載)
参加者 小林、池田、久保、増渕、稲葉ズ、宮下、津久井、斎藤、山岸、植木

※5月連休も過ぎ、新緑がまばゆい季節となりました。しかし、今年は場所によってはまだまだ多くの残雪が
 見られます。気象情報や現地情報に注意し安全登山で山行をお楽しみ下さい。

●山行報告●
■学校平〜ミツモチ、そして県民の森〜ミツモチ
《山行日》06/05/03・06
《参加者》小林
《内容》ヤシオの花芽は多い感じ。

■燕岳 
《山行日》06/05/03〜05
《参加者》久我

■外秩父七峰縦走
《参加者》久我

■至仏山
《山行日》06/04/29〜30
《参加者》稲葉ズ

■日留賀岳、鹿又岳、瓢箪峠、男鹿岳、縦走
《山行日》06/05/04〜05
《参加者》稲葉(昌)、山岸、宮内、(報告者:宮内)
《日程》
5/4(水)事務所5:00==奥塩原(小山宅)6:10〜日留賀岳10:25〜鹿又岳13:15〜瓢箪峠14:35(泊)
5/5(木)瓢箪峠6:15〜男鹿岳7:25〜林道10:45(小林さんと合流)〜車11:05==奥塩原(小山宅)12:15
        (車回収)==事務所13:05
《要約》日留賀岳山頂から男鹿岳までは、終止雪上トラバースと薮漕ぎの繰り返しと言った感じのこの時期な
らではの山行でした。日留賀岳から塩那スカイラインに出るまでの薮こぎに泣かされはしましたが、すこぶる
快晴無風の中、遠方の山々を眺めながら冬と春の端境期の山行を堪能する事が出来ました。
《本文》
5/4(水)
 5:00に事務所を出発、奥塩原の小山氏宅で身支度を整え記帳をすまし日留賀岳登山口へと向かう。小山氏
宅から30分程で林道に出る、さらに40分程歩くと林道終点、ここで小休止、朝飯代わりのパンを1個食べる。
10分程休んで出発、いよいよここからが本番、標高差1200mの数字が脳裏をよぎる、いつもより重いザックが
肩にのしかかる。何せこの荷物でこの標高差は初体験、登りきる事が出来るだろうか?・・・不安を抑えつつ
気合いを入れて登り始める、会話も少なめにただ黙々と登る。1時間程登って休憩、また1時間登って休憩、途
中「これがギョウジャニンニクです」と稲葉さんに教えてもらう。試しに葉っぱをかじってみると、まさにニ
ンニクの味がする、見た目の意外性にちょっと感激。
 標高1500m辺りから雪が現れる、粗目状の重たい雪に足を取られながらひたすら登る。雪道に少しなれた頃、
金属製の小さな鳥居が見えて来る。雲一つない快晴の中光り輝いている、ふと見上げると山頂はもうすぐそこ、
気合いを入れ直して最後の詰めにかかる。小山氏宅から登る事4時間15分、日留賀岳山頂到着。登りきったぞ
〜!と言う感動と共に快晴下の山々の眺望をじっくり味わう、至福の一時。30分程休憩の後、出発しようかと
思ってザックを担ぐと、4人組のパーティーが登って来る。請われるがままにシャッターを押す。(この後この
4人組と一夜を共にする事になるとは、彼らの装備からして予想する事が出来ませんでした)
 日留賀岳山頂から塩那スカイラインへと続く尾根には雪が無く薮をこぐ、ハイマツとシャクナゲと笹の密度
の濃い植生帯だ。地面には凍った雪が有り滑る、足下に気を取られていると頭から突き出たザックが枝に引っ
掛かる。中腰でハイマツの枝を踏み越えながら進む、腰が痛い、すぐそこに林道が見えているのになかなかた
どり着かない。ブッシュと格闘する事約45分、悪戦苦闘の末やっとの思いで塩那スカイラインへ出る事が出来
た。手を見ると松ヤニがべったり付いている、腕には引っ掻き傷が出来ていた。稲葉さんにピッケルの使い方
や雪道の歩き方などの指導を受けながら、雪の積もった塩那スカイラインをトラバースする。鹿又岳を眺めな
がら休憩、おにぎりを食べる。稲葉さんと山岸さんは1846のピークに三角点を見に行く。またも薮をこぎ13時
15分に鹿又岳山頂に到着、ここでも眺望に酔いしれる。14時35分本日の幕営地「瓢箪峠」到着、ザックを降ろ
してしばしくつろぐ。
 携帯を見てみるとアンテナが3本立っている、早速掲示板に投稿&メールチェクをする。16時00分夕飯の準
備を始める、雪を溶かしコーヒーを飲みながらボンカレーを煮る。19時00分、早めの就寝。
5/5(木)
 4時10分起床、小屋の外に出てみる。水たまりには薄氷が張っている、雪も昨日とは違ってガリガリ。外へ
出たついでに小屋のすぐ横にあるピークに登ってみる、本日も快晴なり。5時00分、小屋に戻り朝食の準備に
かかる。メニュ−は夕べの麻婆春雨の煮汁を足したみそラーメン。6時10分身支度を整え出発、男鹿岳へと向
かう。又また薮をこぎ、1時間15分で男鹿岳山頂に到着する。ここでも携帯のアンテナが3本立ったので「ただ
いま男鹿岳山頂にいます、これから栗生沢に下山します」と掲示板に投稿しようと思ったら、まさかの電池切
れ。むやみに携帯を使うものじゃないと深く反省。
 1時間程のんびりした後、福島県側へ下山開始。急傾斜の雪道を先行者の足跡をたどりつつ下りる。途中二
組の登山者とすれ違う。1時間程下って県境付近の大川林道に出る、ここで小休止。10分程休んで、林道を栗
生沢方面へ下りる。途中湧き水で顔を洗い、たらふく水を飲む。気分爽快!林道を歩く事約1時間、遠くに人
影を発見。手を振ってみる、応答が有った、小林さんだ。10時30分、迎えに来てくれた小林さんと合流、15分
程歩いて車にたどり着く。車に乗り込み小山市宅に止めてある稲葉さんの車を回収、事務所へと帰る。初心者
の私に色々とご指導いただきました稲葉さん、同行下さいました山岸さん、またバリケードをすり抜け林道奥
深くまで迎えに来ていただいた小林さん、大変お世話になりました。

■燧ヶ岳・山スキー
《山行日》06/05/04 快晴 気温低め
《参加者》増渕
《日程》アルザ泊--5:30/7:00/--御池7:30/〜燧ヶ岳9:45/10:00〜森林限界まで滑降〜上り返し山頂11:00/11:45
        熊沢田代12:00〜東田代経由〜モーカケ沢〜沼山道路出合〜御池12:30--自宅
《要約》天気は前日に続き快晴、晴天の中を滑降できた。鍵山さんと久々に会った。
《本文》
  アルザより御池に移動。今年は、もう駐車料金を取っている。が、すでに満車状態なのでしかたなく路駐す
る。準備をして出発しようとすると鍵山さんと会った。一人のようなので挨拶をして一緒に行く事にする。話
を聞くとなんと2年ぶりの山スキーだと言う。しかしそれを感じさせない登りで広沢田代前の急登もグイグイ
行く。なぜか引き離されてしまった。広沢田代から私はトラバースぎみに左を行き、鍵山さんは、夏道通りに
行ったようだ。山頂に着きまずはビールを冷やしパンをかじり一休み、滑降の用意をして一本目を行こうとし
た所に鍵山さんが到着。さすがに後半は足が上がらないと言っていた。2年ぶりではしかたありません。
 まずは一本目、山頂から少し左の大斜面を滑る。うっすらフィルムが張りこれぞザラメと言う感じでトラバ
ースを入れながら森林限界までかっ飛ぶ。登り返しの時、那須山岳会の中山さんと日光古河の方々と行き会う。
再度山頂に戻るとまだ鍵山さんが休んでいたので、冷やして置いたビールで乾杯する。ひとしきり話した後鍵
山さんは滑っていった。私もそろそろ下山しようとすると、中山さんと古河の方にお茶でも一杯と呼び止めら
れ、ごちそうになる。皆は、ノーマルルートを滑り降りると言っていたので沢の方にどうですか?とお誘いす
ると是非行きたいとのことで一緒に降りることにする。とりあえず熊沢田代まで時折止まりながらも快適にカ
ッ飛ぶが、古河の方や中山さんも、その年で(大変失礼ですが。)その滑りはちょっとおかしいだろう、とい
うほどカッ飛ばして来る。さすが年季はいっています。熊沢からモーカケ沢の方に向かって滑り沼山道路に突
き当たり滑降は終了。残雪が多いので道路にすんなり降りられるか心配であったが、そこだけ二段階に除雪し
てあり簡単に降りる事が出来た。皆も、初めて行ったコース、しかも誰も滑っていなかったので大変満足して
いた様子でお誘いしてとても良かった。御池で皆と別れ良い余韻のまま帰路についた。今回も天気や仲間に恵
まれとても気持ちの良い山行になりました。行き会った皆さんありがとうございました。

■高幽山(こうゆうやま)・山スキー
《山行日》06/05/03〜06                   拡大写真は山岳写真館A6をご覧下さい
《参加者》稲葉ズ、植木(報告 植木)
《日程》
5/3(水)快晴 安越又川 小沢山 稲子山
 矢板6:00--小立岩8:00/8:36〜橋9:43〜小沢11:23〜林道から登りだす11:35〜雪がつながる12:15〜シールで
  登る13:00〜1230mh尾根13:34〜小沢山14:39/15:10〜1322mh15:24〜1460mh15:55(泊)
5/4(木)快晴 高幽山
 1460mh5:30/7:35〜稲子山トラバース8:00/8:15/8:46〜下梯子沢滑降〜BC設営9:25/10:21〜黒谷本流10:52/
  11:08〜スギソネ尾根乗越12:00〜東実(うみ)沢ーー1127mh付近12:56/13:13〜高幽山15:04/15:37〜東斜面
  滑降〜1127mh付近16:00〜スギソネ尾根乗越16:41/16:57〜黒谷本流17:15/17:30〜会津山岳会テント18:06/
  18:26〜BC18:58(泊)
5/5(金)快晴 夕方曇り 坪入山
 BC6:00/8:57〜上梯子沢〜1305mp10:25〜坪入山12:45/13:20〜東斜面滑降〜大トラバース〜1496m付近13:39/
  14:11〜上梯子沢滑降〜BC15:32(泊)
5/6(土)快晴 のち 曇り 安越又林道
 BC5:40/8:18〜上梯子沢〜1447mp近く10:48/11:24〜道行沢出合12:02〜林道〜小立岩16:58
《要約》数年前の稜線縦走の時からの念願の斜面「高幽山東斜面」は思った以上に遠かったが、滑った感動も
        思った以上に大きかった。
《本文》
5/3(水)快晴
 小立岩の駐車スペースで薪割りをしているおじさんに了解を得て車を止める。すると軽トラックに乗った釣
り名人猟師である別のおじさんが現れる。「沢筋はやめて尾根を行きな」とのアドバイスのとおり尾根から稜
線を目指すことにする。林道には思った以上に雪がありすぐにシールで歩き出し安心したが、橋を過ぎると林
道の崩壊箇所が多く見られるようになりツボで進むことが多くなった。小沢を何とかスノーブリッジでこなし
進むと何とか登れそうな尾根に出合い、少ない雪をつないでツボで登る。980mhからは何とかシールで登れるよ
うになる。小沢山にたどり着くと三つ岩、窓明、坪入が大パノラマで見える。稲子山への斜面は急で登れない
いのでは?と心配したが近づいてみると斜度はそうでもなくシールで登ることができた。しかし時間が押して
いるし稲子山の雪庇がとても大きく、越えるのに必要な時間が読めないので安定した尾根1460mhで今日は幕と
する。ブロックを作ってテントを張る。とても天気がよく気持ちのよい夜となる。
5/4(木)快晴
 昨夜は放射冷却で思ったより寒かった。アイゼンで登るつもりの稲子山の斜面だったが、日光が当たるとす
ぐに雪が緩みシールで登高できた。左方面の雪庇がない部分に向けてトラバースする。稲葉ズさんは安全にス
キーを担いでアイゼン歩行。ツボ足の人もここで突破したようだ。稲子山の肩に登ると目指す高幽山がよく見
える。せっかくなので頂上付近まで登り写真を撮る。写真を撮り終えると下梯子沢を滑り、水が見えたところ
にBCを設営する。そして高幽山を目指す。上梯子沢と出合うともっとよい場所がある。今さら…。少し進むと
テントが!(あとで会津山岳会のものとわかる。)
 黒谷川本流に出ると雪が多いとはいいながら、さすがにゴンゴン流れている。スギソネ尾根を下から巻ける
かどうか不安だったので、スギソネ尾根の鞍部を見つけて、そこを越えて東実沢に滑り込むことにした。尾根
の鞍部に雪はなく、少し薄い藪をこいだ。そこから標高の上がらないまっ平らな沢床を行く。1127mh上でやっ
と小休止。ここから尾根に取り付くことにする。坪入山方面からのデブリがすごい。
 その尾根は取付が急で、はじめはシールで登っていたもののすぐさまツボ足に替えて登る。1260mhになると
緩やかな尾根になり目の前にドーンと高幽山の大斜面が見渡せる。さっきまで「まだまだ遠いなー」とテンシ
ョンが低くなってしまっていたが、いきなりピッチが上がる。たくさんの雪に覆われた尾根をどんどん登る。
森林限界を超えると距離感がなくなり、頂上はなかなか近づかない。最後の大地を右から巻き、フィルムクラ
ストを気持ちよく踏みながら進む。雪庇の小さいところをめがけて左にトラバース気味に登り、やっと高幽山
の頂上にたどり着いた。頂上には昨日の足跡の主である会津山岳会の小沼さんがいた。そこからは360度の展
望。山の真っ只中にいう気持ちよさに浸る。
 とうとうあの斜面を滑る時間が来た。最初の小さな雪庇をまっすぐに入る。雪質は思ったよりグズグズでは
ない。スピードに乗って中回りで行く。しかし、その先にリップがあり大きく体制を崩して飛んでしまった。
後で気が付くがピッケルを奉納した。その先は大きく割れていたので右にトラバースして尾根状を滑ることに
する。稲龍さんは左の沢状へ、恵美ちゃんは右の沢状へと思い思いにラインが取れる。どこをどのように滑っ
ても楽しい斜面だ。振り返ると太陽がまぶしい。最後の沢床もこなし、デブリを渡りながら1127mh上の休憩地
点に戻る。予定の16:00ぴったりだ。
 平らな沢床でも結構滑り尾根乗越地点に来る。1000mh台地を下りて本流に出ると新しいシュプールがある。
会津の人たちだ。最後の梯子沢の登り。疲れていてピッチは遅いが自動的に足が出るように登っていく。下る
ときに見かけたテントに顔を出す。彼らは今日は丸山岳を目指したが、沢が割れており何とか梵天まで行って
きたとのこと。去年も雪は多かったが今年はそれ以上であり、こんなに沢が埋まっていることははじめのこと
だそうだ。下山に使う予定の安越又林道の様子を聞く。かなりヤバイらしい。雪シロを汲んで最後の登り。テ
ントが見えてホッとする。暗くなったがヘッドランプは使わずに済んだ。
5/5(金)快晴 夕方曇り
 今日もピーカン。坪入と窓明の二兎を止めて、坪入山を目指すことにする。上梯子沢を登り1305mpの尾根に
取り付く。ゆったりとしたブナ林の中を進む。今日は風が強い。大きな雪庇を見ながら最後の斜面を左にトラ
バースして稜線に出る。思った以上に風が強いが、昨日滑った高幽山の東斜面が見えてうれしい。坪入山手前
の斜面もよいが、やはり頂上直下の斜面のほうがよい。頂上についてみると何人かが休んでいた。やなりGW。
西方向を見ると高幽山への稜線はナイフリッジ状だし、その左の斜面もすごい。三つ岩北面も大斜面になって
いるのがわかる。滑ってみたい思いに駆られる。
 最初の急斜面、緊張しながらもドロップイン。雪は程よく緩みターンしやすい。右に窓明からの長い稜線が
見える。おいしいところだけを滑り左に大トラバースをかけて上梯子沢に戻る。平らな尾根の1500mhあたりで
大休止。小林さんに電話をかける。上梯子沢は1ヶ所滝が出ており右岸を少し巻いた。雪が多いとはいえ、気
を付けなければいけない。下梯子沢を少し登って戻る。
5/6(土)快晴 のち 曇り
 今日の夜から天気が下り坂との天気予報なので1日早いが下山することにする。斜面の中の小さな尾根に大
きな雪庇があり気を付けなければならない。1447mpの北側鞍部に出た。とにかく暑い。汗がだぁだぁと流れる。
雲が多くなってきた。高幽山たちにお礼と別れを告げ尾根を右にトラバースする。1447mpからの雪庇の崩壊が
恐ろしい。ゆったりとした尾根に出ると、窓明山の東斜面がすばらしい。来年のGWはここになりそうだ。道行
沢右岸の1296mpから出合いを目指しトラバースすると程なく林道終点の出合いに出た。
 ここからは林道と高をくくっていたがとんでもなかった。さっそく雪壁である。稲龍さんが下見をしてみん
なで安全に通過する。次の半島状は雪壁を慎重にトラバースする。半島が終わると沢を乗り越えてからのガレ
ガレ交じりのトラバース。気が抜けない。おじさんたちが言っていた「ヤバイところは3ヵ所」を思い出す。本
当にヤバイ。つぎはどう見ても歩くところのない土壁のトラバース。右下には雪シロがゴンゴン流れている。
これも稲龍さんが下見をしてきてくれたところ、グズグズながらOK。もうおしまい?と思ったところ、今度は
崩れそうなブロックとグズグズのガレ場。もうやめてー。これを何とかこなすと登りに使った尾根に出てホッ
とする。小沢は完全に出ており、デブリまで上がって巻く。山スキーの快適さが消えかかっていたがせっかく
なので少しだけスキーにする。またツボ足になり小屋に出ると小沼さんが降りてきたところだった。雪の融け
る速さはすごい。何度かスキーを外して降りた。湧き水でスキーを洗い車に戻る。がっちりと握手をした。お
じさんは今日も薪を作っていた。湯の花温泉でほむらを落とし、おあしすで祝杯を挙げる。
 (翌日むら湯でゆっくりするも体力は回復しなかった…。) 


■会津駒ケ岳・山スキー
《山行日》  06/05/03
《参加者》増渕、
《日程》  大田原5:00===6:45滝沢橋手前P7:20---8:40アンテナ−-−水場9:45---会津駒ケ岳頂上10:50
          -11:00---(源六郎沢)---登り返し---再度山頂12:00-12:30-(源六朗沢)---トラバースで尾根---
          水場---ヘリポート---左のボウル---滝沢橋13:30---駒の湯---アルザ泊
《要約》  天気最高。そよ風で登り快適。厚めのフィルムクラスト。
《本文》 
  さすがに連休、皆早くから登り始めている。今年はトイレの後ろから残雪があり板を履いたまま歩ける。最
初の急登上部からヘリポートまではつぼあしで行く。気温低めで登りも快適、一人もくもくと歩く。のんびり
行くつもりでもついついペースが上がってしまう。山頂付近はいい感じにざらめ、さっそくビールを冷やし、
パンをひとかじりしてまずは一本目。山頂から源六朗の大斜面へ滑り込む。うーん思った通り雪面の感触がと
ても良い。一気に滑ってあっという間に大斜面終了。シールを張り尾根に向かって上り返し再び山頂。冷えた
ビールで一人乾杯。これも予想通り、うまい。。。大休止のあと下山開始、少しルートをずらしもう一度源六
郎へ、フィルムが少し厚めだが快適。小尾根上まで滑り、登りぎみに尾根へトラバース。沢下部はデブリもな
く行けそうだが、この気温なら尾根筋でも快適な雪質。他のトレースを避けながらヘリポートへ、そして左ボ
ウルに入る。さすがに下部の堰堤はすべて出ている、なんとか雪をつなげて滝沢橋に到着。時間も早かったの
で、Pで2時間ほどまったりした後駒の湯で汗を流した。そういえば、スキーヤーはたくさん居たのに大斜面
を滑ったのは私だけだったみたい。雪質よかったのにもったいない。


■燧ヶ岳・山スキー
《山行日》06/04/30 晴れのち曇り
《参加者》増渕、溜口、植木(報告 植木)
《日程》
4/30(日)檜枝岐5:30/7:00/7:30--御池7:50/8:13〜白沢田代9:05/9:16〜熊沢田代ちょっと上2015mh10:16/
     10:30〜燧ヶ岳11:28/12:33〜熊沢田代12:58/13:14〜御池13:36/15:00--湯の花温泉16:00/16:40--塩原道
     の駅18:10
《要約》天気は思ったより崩れず、晴天の中を滑降できた。今シーズンの雪の量は半端ではない。
《本文》
  昨日は大戸沢岳を滑り、きょうは今シーズン雪の多い会津駒源六郎のいい雪をと思ってはいたが、溜口さん
によるときのうは通行止めだった「御池まで車が入れる」とのことなので「鮎の解禁はやっぱり行かない」と
の考えで燧ケ岳に変更する。御池に着いてみるとすごい雪の量だ。3m以上は軽くある感じ。駐車場は30台がや
っと止められるだけの状態。私達の車で満車になってしまったようだ。
 そそくさと準備をしていると、岳連の講習会に参加してくださった山崎さんたちが声をかけてくれる。増渕
さんはテレマーク、私は増渕さんのK2できょうは行く。駐車場雪壁の段々にこなし林の中に入っていくとブッ
シュは例年よりだいぶ少ない。広沢田代までの登りは思った以上に急に感じる。疲れてるつーことか?広沢田
代から見る燧ケ岳はいつもなら山頂直下の斜面がブッシュで沢状に区切られているが、今年はただの大斜面に
なっている!あの斜面を大きなターンで滑りたい気持ちを抑えつつ熊沢田代手前のピークを左側からトラバー
スしてまいていく。沢状から大斜面に出ると大パーティーが頂上直下にいる。すんごい人の列だ。フーフーと
頂上に近づくといつもの松が完全に埋まっておりシールでそのまま頂上に立てた。今年の雪の量に改めて驚く。
登りの途中では「こりゃナデッ窪も滑る?」との話も出たが体力的に×なようだ。さっそくビールを冷やして
始める。すると、雲が多くなり寒くなってきた。さっそく滑ろう。
 せっかくなので大斜面をまっすぐに滑る。溜口さん、増渕さんともに雄たけびを上げて滑ってくる。なんと
いい斜面なんだ!沼山街道に出るつもりではいたがそのまま御池に戻ることにする。大斜面を左に大トラバー
スをかけてこれまた中斜面をとばす。熊沢田代を登り返す足が重い。そのピークで濃いのをやる。振り返ると
燧ケ岳がにこにこしている。最後の斜面を思い思いに滑り御池に戻った。溜口さん持参のラーメンをみんなで
食べ終わるころには霧雨が降り出した。 

■鳴虫山
《山行日》2006.4.30(日)
《参加者》君島知男、野中敬子、久保周二
《日程》事務所7:00−日光図書館駐車場発8:25−鳴虫山山頂10:15〜10:40(小休止)−鉄
        塔(昼食)12:20〜13:20−含満ガ淵13:50−日光消防署駐車場14:45−事務所
        16:00
《要約》今回の山行は、7月の国体予選コースである鳴虫山をヤシオツツジを愛でながら、登ることが目的で
        した。
《本文》
  事務所をゆっくり出て、日光図書館駐車場に車を止めて、鳴虫山を目指しました。同じ山を目指す人が数人
車を止めていました。例年より車が少ないような気がしました。登山口まで歩いていくうちに、近所のおじさ
んが「なぜ、山に登るのか」と尋ねてきました。そういううちにおじさんの方から「そこに山があるからか」
答えを言っていました。ところどころに桜が見える中の樹林帯の急登をいくうちに根の張り出した道になりま
した。シーズンの初めなので、ゆっくりと歩きました。登山者はあまり多くなくグループがいくつか登ってい
ました。尾根の右側の谷に例年ヤシオツツジがたくさん咲いているのですが、今年は花芽が少ないようで、ま
ばらに咲いていました。途中宇都宮山岳会の人たちが、ランニングスタイルで走っていました。頂上では、か
なりの人たちが早いお昼を食べていました。私たちは、お昼には早いので、軽いビールタイムを取りました。
それから、下りはじめ、独標で君島さんが知り合いの宇都宮山岳会の人たちに会いました。私たちは、少し休
み、木の根の多い急坂を早足で下りました。鉄塔のところまで来て、遅い昼食にしました。草の平らなところ
で2度目のビールタイムにしました。天気もよくゆっくりとしました。その後、含満ガ淵を観光客のいる中、
ゆっくりと駐車場を目指しました。例年、山野草を無料でくれる民家から3人それぞれ別々の山野草をもらい、
お土産の水ようかんを買って駐車場に着きました。やや舗装道路が疲れました。ヤシオツツジがほとんどなく
残念でしたが、いい汗をかくました。あとから聞いたのですが、栗山の月山も花芽が少ないとのことでした。


■大戸沢岳・山スキー
《山行日》06/04/29 晴れ
《参加者》増渕、梅原、植木(報告 植木)
《日程》
4/29(土)塩原道の駅6:00--下大戸沢スノーシェッド7:40/8:00〜1386mp9:58/10:01〜1550mp10:26/10:45〜
          1600mh11:00〜大戸沢岳12:08/12:58〜北北東尾根滑降〜トラバース手前14:02/14:19〜下大戸沢スノ
          ーシェッド14:30
《要約》ザラメ雪を期待したがそこまでにはならなかった。でも山スキーは楽しい。
《本文》
  先週は土曜がクラスト日曜が生コンだったので、今週はザラメかなぁと期待して出かける。関谷に向かう道
で梅原さんの車に追いついた。塩原道の駅にはもうまっさんが到着していた。荷物を積み替えて出発。GWだと
いうのに本当に車が少ない。田島の分岐近くの掲示板ではまだ「キリンテ橋から通行止め」とのことなので燧
ケ岳はなしにして大戸沢岳を目指す。そして北北東尾根のいい雪を滑りたいと思う。1:30で下大戸沢スノーシ
ェッドに到着する。本当に天気がよい。あったかい。元黒磯部隊が先ほど出発したらしい。
 先週に引き続き、梅原さんのペースがいい感じでついていけない感じ。沢を相当詰めてから尾根に取り付く。
1386mp過ぎで休んでいる梅原さんに追いつく。まっさんは黒磯部隊についていったようだ。1550mp下で何とか
追いつき声を交わす。ここで小休止して頂上を目指す。天気がよくて気持ちよい。でも木陰に入ると涼しくて
気持ちいい。最後の大斜面を何とか登り頂上へ。私たちだけの貸切で気持ちよい。そして早速冷やして乾杯す
る。いつものとおりの幸せ。
 先週はクラスト気味の斜面だったが今週は難しいながらもちょっといい感じ。登っているときにはフィルム
クラストが場所によってあったが今はない。みんな楽しそうに尾根に滑り込んでくる。最後の大斜面は上から
入ってみた。生コン状態でこれまた大変だったが先週よりは滑りやすいしこれはこれで楽しい。滝の様子を見
にいくと、全くのOK、問題なしだった。今年は本当に雪が多いのだな。下大戸沢の左岸を滑りトラバース手前
で小休止、稜線を振り返る。今日もいい日だった。
 日帰り部隊は帰り我々はいつもの窓明の湯に行く。今日も貸しきり状態で本当に幸せ。カツ丼を食べる。檜
枝岐に移動し辛い鍋をつついて寝る。


■大戸沢岳・山スキー
《山行日》06/04/22 曇りのち無風快晴
《参加者》稲江、増渕、植木(報告 植木)
《日程》
4/22(土)しおばら道の駅5:30--キリンテ橋--下大戸沢スノーシェッド8:00/8:24〜1386mp10:24/10:32〜1600mk
11:20/11:37〜大戸沢岳12:47/13:36〜カンバ上〜北北東尾根〜沢床〜夏道トラバース14:45/15:00〜下大戸沢
スノーシェッド15:13
《要約》あー、これまた久しぶりの山スキー。朝は雪が舞うほどだったが無風快晴になった。しかし滑りは辛か
った。
《本文》
久しぶりの山スキー1ヶ月ぶりの山スキーというか山は本当に久しぶり。体が持つかどうか不安だ。(土日と山
スキーだったので疲れのピークは月曜火曜)燧ケ岳を目指してキリンテ橋まで行くが、夕べの積雪と強風とガ
スのために意気消沈し、戻って大戸沢岳に変更する。いつもの駐車スペースはいっぱいで向こう側に止める。
前回は左ガバを使って登った雪壁が今は腰より下。1ヶ月はこういうことだ。下大戸沢を見渡せるところに来る
と日が当たり暖かくなる。上着を脱いだいつものカッコになる。先行者のトレースを使わせてもらい登る。沢
状をずいぶん高いところまで行き右の尾根に取り付く。雪は少なくなったもののもう4月下旬。昨シーズンも
大雪だったのだが今シーズンはそれに輪をかけて大雪だ。上越あたりでは底雪崩が頻発しているというじゃな
い?尾根に上がると三つ岩岳がカンバのあたりから下が見えている。風が強い感じ。寒いので「行けるところ
まで行こう。この感じじゃ1386mpあたりまでかな」とみんなで話す。しかし1386mpに着いたころには先ほどま
での北風が弱くなり、頂上付近を覆っていた雲が薄くなり、とうとう無風快晴ku椁C覆辰討靴泙辰拭・海Δ覆
襪箸發δ詐紊鯡椹悗垢靴・覆ぁ・愁侫肇轡Д襯僖鵐弔眞Δ・源゙未蠅い弔發離・奪海播个襪海箸砲垢襦・埜紊
梁膽侈未・蕕録兇衒屬襪4月中旬ではなく3月上旬の山並みが見渡せる。昨夜降った雪が汚れた雪を隠してくれ
たおかげだ。(しかし、滑るには難儀するだろうなの予感は的中!)頂上ではラッセルしてくれたパーティー
にお礼を言う。今シーズン初の大戸沢岳山頂。素直にうれしい。まっさんからビールを一口もらう。うまい。
燧ケ岳がはっきり見えるし、越後・会津・飯豊の山々もはっきり見える。なんと、富士山まで真っ白の姿を見
せてくれる。
 その人たちが滑るのを待って北北東尾根に行こうと思ったがなかなか行かないので滑り出すことにする。雪
はちょいクラストで辛い。いきなり顔面から行ってしまった。次のピッチは安全に小回りをする。まっさんは
水上スキー張りで行くし、稲江さんは安定して大回りをしている。沢に滑り込みたいが滝が不安だし雪崩も不
安なので、さっき決めたとおり北北東尾根を行く。これまたクラストしていて滑るのが大変だが、どうして山
スキーは楽しいのだろう?不思議。溜口さんが言っていた「無木立斜面」を確認してその斜面を絡めて左に下
る。斜面の最後はなだらかに沢床に入り込み滑りやすい。三つ岩沢右岸からの雪庇が雪崩れてここまで来てい
る。ここからは生コン状態。1386mpからの渡渉はまだまだ大丈夫。もちろんその上の渡渉ポイントも大丈夫。
来週も行けそうな感じ。さすが最後の渡渉ポイントは×で左岸の尾根を巻く。振り返ると白い稜線が美しい。
気持ちよく車に戻る。その後は窓明けの湯でてんぷらざるうどんを食べ、もう腹いっぱい。床暖房の畳の上で
ゆっくりまったりする。本当に幸せである。スキーシーズン中は夕方からとても混んでいたが今はほとんど貸
ku梃CC蠑・屐・愡浚瑤妊D離海覆戮鮨・戮凸斉セ鉾・┐襦0靂兇気鵝¬鄲爾気鵝∪照・気鵑・舂・

山行報告  大戸沢岳・山スキー  (5月1日受付  (5月3日掲載)      写真は山岳写真館A5をご覧下さい)
《山行日》  06/04/29
《参加者》植木、梅原、増渕
《日程》  矢板5:30===7:40大戸沢スノーシェッド8:06---1386P 9:55---12:07大戸沢岳頂上13:00---
           14:30大戸沢スノーシェッド===16:30矢板
《要約》  快晴の天気の中、山スキーを楽しみました。
《本文》
  燧ケ岳に行こうと思っていたが、今朝の時点では車はまだキリンテ橋までしか入る事ができなかった。
この為、行き先を変更し大戸沢に行く事にする。朝から雲一つない快晴の天気・・・今日は万全の日焼け
体制で臨む。しかし、陽射し程に暑さを感じず、快調なペースで登り続ける。1386P付近で先行の四人
のパーティに追いつく。黒磯の方々だった。この先、ご一緒する事となり、7人のパーティとなった。樹林
境界で一息入れ最後の登りに掛る。予想はしていても最後の登りは苦しくなり、立ち止まる事もしばしば
となる。足腰に重さを感じながらも真っ白いボールの上に木々の先が見えるようになるともうそこは頂上。
ほっとした気分になる。
  頂上で一息入れた後、滑り支度をする。今日は、北北東尾根を滑る事となる。まず、増渕さんが先陣を
切る。続いて植木さん・・・あっと言う間に見えなくなる。この日の雪の状況は上々の様だ。真っ白い雪の
上にそれぞれのシュプールを残しながら山スキーの醍醐味を味わう。一しきり尾根を滑ってから急傾斜
の沢を滑り降り、三ツ岩沢へと出る。相変わらず下の方まで続く雪崩れの跡に改めて自然の凄さを痛感
する。雪解け水の音や、雪の下から頭を上げて来た木々の力強さを見ながら春の息吹を体全体に感じた
一日だった。

平成18年4月26日(水) 4月第2回例会報告 (5月3日掲載)
《出席者》小林、吉野、池田、稲葉、植木、梅原、溜口、君島、増渕、宮内、稲葉ズ、山岸、佐々木

  今年の連休は暦の関係で大型連休となりました。皆様色々な計画を立てておられる事と思いますが、山々
ではまだまだ多くの残雪が見受けられます。天候や現地情報には十分注意し、安全登山で各自の山行をお楽
しみ下さい。

 ■会津駒ヶ岳
 《山行日》2006/04/16
 《参加者》増渕、溜口(報告者:溜口)
 《日程》滝沢橋8:10---ヘリポート9:30---水場上10:40/11:00---山頂12:20/14:00---滝沢橋15:00
 《要約》今日は、雨の予報の中、とりあえず行ってみようと、出かけて正解でした。予想とは、裏腹、登
         りは快晴、暑い暑いと贅沢を言いながら登ってきました。
 《本文》
  土曜日の夜、家に戻って、明日はどうしようかと檜枝岐の予報を見ると小雨模様、天気図を見ても雨模様
だが、どうもそれほど降りそうもなさそう、迷っているところに、まっさんから電話、明日はどうするので
すか?の答えに行くだけでも良いのでいきますか。と話はまとまり、会津駒に行くことになった。朝、外に
出ると予想通りの雨、5時半まっさん宅到着、荷物を積み込み出発した。予想通りずっと小雨であったが、
会津駒登山用駐車場に着いたときには、雨はすっかり上がっていた。準備をしていると、時々、青空が顔を
みせる。水場付近ではすっかり快晴になり、暑くて、日陰で休息するほどだった。樹林をすぎると、風が少
しあり、ちょっと肌寒い感じであった。山頂手前で、宇都宮渓嶺会の佐々木さんに会ったが、先方は気が付
かなかったみたいであった。山頂に着き、渓嶺会の方ですかと聞くと、そうであった。山頂で休んでいる間
に、ガスがかかりだし、2時まで待ったが、いっこうに晴れる様子がない。仕方がないので、ガスが薄くな
った瞬間を見て、源六郎沢を滑った。雪は最高良い感じ、奇声が上がる。残念ながら、見通しが利かない、
沢の中の樹林の所まで・u條鰍閨A登り返して、登山道に出た。その後は、いつものルートを下りた。ガスが
かかり、下りであまり視界がなかったのは残念であったが、雨に降られず、良い雪に恵まれた。満足の一日
でした。 

山行報告 会津駒ケ岳・山スキー 4月26日受付 (4月30日掲載)   写真は山岳写真館A4をご覧下さい。

《山行日》  06/04/23
《参加者》植木、増渕、稲葉ズ、梅原、溜口、野村、西尾
《日程》  矢板5:30===7:45滝沢橋手前P8:30---9:45アンテナ10:00---10:53水場11:15---12:40会津
          駒ケ岳頂上13:52---(源六郎沢)---14:28登り返し14:38---14:54尾根15:15---15:33アンテナ
          15:46---16:12滝沢橋===19:45矢板
《要約》  天気予報に反して陽射しが強くなり、真っ黒に日焼けしてしまいました。金曜日の降雪で上
          の方は重々で難儀しましたが、後半からは存分に滑りを楽しめました。
《本文》
  昨日からの先発隊に加え、アルザ前で2名が合流し、8人の大所帯での山スキーとなった。この日の天
気予報はあまり良くはなかった。しかし、高曇りの空から少しづつ、少しずつ青空が顔を見せ初め、アン
テナ付近まで来ると強い陽射しが射すまでに天気は回復して来ていた。余りの暑さに休憩の度に水分を補
給する事となる。風もなく暖かいせいかついつい休みが長くなる。しかし、大勢でワイワイ言いながら登
るのも楽しい物だ。
  水場付近まで来ると視界が徐々に開けて来る。真っ白なベールを被った燧ケ岳の姿が見える様になる。
駒の小屋付近で石岡さんと出会う。『坪足の方が楽だよ・・・』と言っていたが、今の自分には山スキー
の方が断然楽な様に思う。スノーボールの上からボーダーと山スキーヤーが降りて来た。『雪が重〜い』
と言っていたが、後々これを実感する事になる。比較的なだらかな最後の登りを登り切るとそこが会津駒
の頂上・・・。ちょうど会津駒の道標のてっぺんが雪の中から顔を出していた。ここから360度の眺望
を楽しむ。南側はさすがに雲が多いが、燧ケ岳から至仏が、その右手には越後の山々から会津の山々が、
その後方には真っ白な雪を被った飯豊の山々が見える。一通り景色の楽しんだ後、風を避け楽しい昼食と
なった。
  少しいい気分になった後、いよいよ滑りに掛る。源六郎沢を滑る事にする。予想通り雪が重い。『どう
やって滑るんだ!』と言う中をさすがに植木さんや溜さん、稲葉さんなどは無難にこなして行く。私には
今日の雪は強敵過ぎる!しかし皆で雪まみれになるのもまた違った面白さ?がある。何だかんだ言いなが
らも結局滑りきる皆はやっぱり凄いと思う。一しきり下ってから尾根へ登り返す。一息入れ尾根を樹林を
避けるように滑る。少しずつ少しずつ板が滑り始めだんだん楽しくなってくる。アンテナで最後の休憩を
取った後、左の沢を滑る。出だしは少し急だが、雪質は良い感じ・・今日一の雪を皆、思い思いに楽しむ。
最後は林道沿いに滝沢橋へ・・・。先週に続いての山スキーだったが、先週程疲れを感じなかった。大勢
で楽しい一日だった。でも失敗した事が一つだけ・・・天気を甘く見て、日焼け止めを少ししか塗らなか
った事・・・。鏡を見ると、そこにはまるで『ゆでたこ』の様な真っ赤な顔をした自分がいた。
  ご同行頂いた皆様、ありがとうございました。また、ご一緒下さい。m(__)m

平成18年4月12日(水) 4月第1回例会報告&第38回総会 (4月26日掲載)
《参加者》小林、吉野、淺川、池田、斉藤、東、久保、稲葉、植木、梅原、薄井(近藤)、溜口、君島、
          岸、小川、野中、五月女、津久井、宮内、稲葉ズ、斉藤、久我
        
最近、雪崩などの遭難が相次いでいます。3月に暖かい日があったせいか、山に入ると至る所で雪崩の
後が見られます。不安定な天気も続いていますので、気象情報や現地情報に注意し、安全登山を心掛け
て下さい。

●第38回総会●
  4月度例会の後、第38回総会を実施しました。参加者は最多の23人を数え、会長には吉野さんが
再任されました。最近事故が相次いでいますが、今後も安全登山に心がけて行きたいと思います。また、
総会の後、懇親会を行い、夜遅くまで楽しい笑い声が響いていました。

●山行報告●
■会津駒ヶ岳、ヤマスキー&スノーシュー
《山行日》06/04/09(日)
《参加者》浅川、斉藤(常)、増淵、稲葉、斉藤(俊)、宮内、外5名 (報告者 宮内)
《日程》4/9(日)塩原道の駅(6:20)=滝沢橋テニスコー トP(8:35)滝沢橋(8:55)
        〜水場(10:15)〜森林限界(12:40)〜電波塔(1:50)〜滝沢橋テニスコート
        P(2:55)=湯の花温泉=帰宅
《要約》初めての会津駒ヶ岳、山頂からのすばらしい展望を期待してい たのですが、山頂に立つ事は出
        来ませんでした。体力の無さを痛感させ られた山行でした。
《本文》
塩原の道の駅に集合、車2台に7人が分乗して出発、目的地近 くで稲葉さん達4人と合流して総勢11
人。ヤマスキー組8人、スノー シュー組3人、滝沢橋から同時に登り始める。登る、登る、ただひたす
ら登る、ガリガリの雪の上に積もった新雪に手 こずりながらも黙々と登る。
2時間程登って小休止、水分補給と行動食 を取り10分程休んでまた登る。上に行くに従って雪は柔ら
かく深くなって行く、だんだん足が重くな る、重い、スノーシューが重い。登る事約4時間、遅ればせ
ながら森林限界手前へ到着。リュックを降ろ してお握りをほおばりながら滑降して行くスキー組を見送
る。初めて目 の当たりにするヤマスキー、みんな気持ち良さそうに滑って行く。急傾斜をものともせず
雪を舞い上げながら下って行く、すばらしい!!確か にこれはゲレンデでは味わえそうにない、かっこ
いい・・・・・・。 などと見とれていると、我々もそろそろ行きますか、と浅川さんに促され斉藤さん
と3人で下山を始める。
途中スノーシューを脱ぎ坪足で歩く、こっちの方が楽ちん。と思う間もなく膝上までズッボリ、やっと
抜け出してしばらく進むと今度は股下までズッポリ。転んだついでに尻スキーを試してみる、これはこれ
で楽しい。下るに従って雪が締まって来るせいか歩きやすくなる。
待ち合わせの電波塔でスキー組と合流、ビールを飲む。滑走を見学の 後、浅川さんの先導で夏道を下る。
会津駒ヶ岳5.3Kmの看板付近から夏道を逸れて沢沿いを歩き、冬 期閉鎖中の温泉の横を通り車道へと出
る。雪山初心者の私にとって、とても収穫の多い山行となりました。同行下 さいました皆さんお世話に
なりました、ありがとうございました。


■新潟県・角田山
《山行日》 平成18年4月7日
《参加者》 小林×2、関
《コース》 矢板(5:30)〜東北、磐越、巻インター〜角田浜登山口(9:00)〜桜尾根〜山頂(10:40
            〜11:10)〜桜尾根枝尾根〜登山口(1:30)〜矢板(6:20)
《本文》
 前々から計画倒れの角田山に待望の太陽が期待できそうな予報が出たので、早速出かけて来た。途中
「阿賀野SA」でトン汁定食で腹を満たし、青空の広がった新潟平野をひた走り、登山口に到着。平日の
為か先行の車は2台のみ、隣に止まった車は山形ナンバーで全員が用意周到、長靴着用である。栃木から
来たと言ったら驚いていた。角田山の桜尾根は一番 ミスミソウが多いので特に有名であるが、歩き始め
て5分でミスミソウに出会う。
右に左に色とりどりの花だが、満開を過ぎた感あり、ミスミソウの次はカタクリの絨毯が続く、太陽が出
たばかりなので花は全て、うつむき加減?帰りを楽しむことにする。
ところどころぬかるんでいるが、長靴は必要ないようである。中腹から上はミスミソウの花は姿を消して、
カタクリ、みつばオウレン、ナニワズ(黄色のジンチュウゲ)があった。山頂には三々五々 七コースか
ら登った人たちで賑わっていた。時間が早いので途中でお昼にすることにして同じコースを下ることにし
た。カタクリは満開状態に開いてこの山の人気の良さが良く判る。登りに気がつかなかった「白花のカタ
クリ」を幾つか見つけることが出来た。途中から枝尾根に下る。このコースは歩く人も少ないのでミスミ
ソウが良く保たれており、デジカメでもなんとか撮る事が出来るのである。ミスミソウは白花が多いのが
欠点であるが、楽しむ事は出来る。下りきったところの小川で用意してあるタワシで靴を洗い、のんびり
とラーメンを食べる。登山口には沢山の車が駐車していたが静かな登山日和でした。帰りは安田に出て49
号線で坂下から塩原経由で帰着した。新潟県境で警察官に旗を振られ、カメラ三台に写真を撮られるドッ
キリにも会いました。


■長峰公園・お花見
《日時》06/04/07
《参加者》 吉野、斉藤、梅原、君島、増渕、宮内、斉藤
《本文》
少し早めのお花見でしたが、咲き始めた桜がライトアップされとてもきれいに見えました。かなり寒い中
お花見を楽しみましたが、ライトが消えた後のテントの中はとても暖かく感じました。


■会津駒ケ岳・山スキー
《山行日》06/04/01
《参加者》吉野、溜口、増渕、稲葉ズ、西郡、鍋島
《本文》
昨日の会津駒は西郡さん、鍋島さんと一緒でした。晴れたにもかかわらず帰路モナカ雪に悪戦苦闘。しか
し最後、堰堤上のボウル北斜面でラストパウダ−を2〜3ターンできました。1386北面はきっと良か
ったかも知れません...。参加した皆さんお疲れ様でした。 


■会津駒ヶ岳・山スキー
《山行日》 06/03/26 曇りのち晴れ
《参加者》 稲龍、増渕(報告 稲龍)
《日程》3/26(日)大田原(6:15)⇒滝沢橋手前P(8:00)〜電波塔(10:00)〜頂上(12:15)…源
        ノ九郎沢滑降…上り返し…滝沢橋(15:00)⇒弘法の湯⇒帰宅       
《要約》やっと会津駒ヶ岳に登ることが出来ました。撮影してくれたまっさんありがとうございました。
        いい写真がたくさん撮って貰えてうれしいです。
《本文》
  今だ頂上を踏んでいない会津駒へ岳友会のまっさんと登ることに。大田原で待ち合わせをしてリベロ号
に乗っけてもらう。天気は曇りの予報だったが気温が高いのようなので予定通り出発。滝沢橋あたりは既
に車がいっぱい。下のテニスコート駐車場に車を止める。土曜のトレースがバッチリなのでサクサク登る。
しかし、今年も雪が多い。夏道から正面のボウルを登り左の尾根に上がる。ここは風に叩かれた硬い雪で
シールを効かせづらい。電波塔で一本。ここからは雪も緩み傾斜も無いので登りやすい。週中に降った新
雪が出てくる。シラビソの樹林で休憩しているとゴールデンレトリーバーを連れた小山山岳会の人達と行
き会う。左に燧ヶ岳が見えてくると森林限界は近い。駒が正面に見えるところで最後の休憩。ここまで薄
曇で汗もそんなにかかないで来れたが今からは晴れて欲しいなぁ。今日はめったに持ち上げないビールが
ザックに忍ばせてあるのだ。そんな勝手なお願いをしながら出発。快適そうな中斜面を広げた源六郎源頭
部を初めて見る。どっから滑っても楽しそう。駒の最後の登りから駒ノ小屋が見えた。思ったより短い登
りで頂上到着。標識は見事に埋まっていた。燧、至仏も近くに見えて素晴らしい。ソレより胸を打ったの
は中門岳の斜面。まっさらな斜面にシュプールを想像した。願いが通じたのか風も止んで陽射しも強くな
って来た。持ち上げたビールで乾杯する。いよいよお楽しみの滑降。コースは源六郎を1550mまで滑り右手
に小沢を登り返して夏道に戻る。まっさんが一番手で滑り出す。すぐに奇声が聞こえて私も続く。雪は少々
硬いが大回りが気持ち良い。中間の小尾根を左に見送ると沢はボウル状になりバンクの処理が難しい。何
度か瀑。左手の斜面からデブリが出ていたが以外は沢床がきれいで助かった。登り返しの小沢は出だしが
急だが新雪のおかげでシールで登れた。電波塔までは木立が細かく思うように滑れない。ショートターン
を練習せねば。ヘリポートからは左のボウルに飛びこむ。雪はデロデロだったが誰も滑って無くて気持ち
良かった。数基ある堰堤は雪の下でそのまま本流まで滑れた。林道に合流し滝沢橋着。今回は雪質に恵ま
れファットスキーの助けもあって、いつもより転ぶ回数は少なかった。今回のコースはちょっとした登り
返しで滑降がたくさん出来て良いコースでした。まっさんありがとうございました。


■筑波山
《山行日》2006.3.25(日)
《参加者》君島知男、岸×2、久保周二
《日程》岸宅7:45−筑波山神社駐車場9:45−山頂駅11:40−男体山山頂11:55−女体山
        (昼食)12:20〜13:10−弁慶茶屋13:50−筑波山神社駐車場14:50
《要約》今回の山行は、岸宅の新築祝いをかねて、前日の夜に岸宅で宿泊宴会し、翌日に筑波山に
         登ることが目的でした。
《本文》
  岸宅をゆっくりと出て、筑波山に向かいました。さすがに石橋は県南だけあって筑波にもすぐに着きま
した。神社左手から杉やヒノキの樹林帯の中を歩き始めました。登山道左手にケーブルカーが走っており、
時折観光客を乗せて走っていました。天気は、花曇でやや肌寒い感じでした。次第に汗ばんできたころに
は、小雨がぱらついてきました。ケーブルカーの上を越え、男女川源流を過ぎて、木の階段のところでは、
高校生くらいの子どもたちが自転車で降りてきました。どうやら、行きはケーブルカーを使ったらしいの
ですが、さすがに下りはかなりきついらしく、質問の返事もそこそこでした。ケーブルカー山頂駅に着い
たときは、ガスっており、眺望はききませんでした。観光客がかなりおりましたが、みんな寒そうにして
いました。さらに男体山御本殿まで登りました。下って女体山山頂まで行き、少し戻ったところで、待望
の昼食にしました。寒いこともあり、酒もあまり進まず、短い昼食を終え、下り始めました。下りはかな
り急傾斜のところもあり、ゆっくり歩きました。弁慶茶屋では、女将さんから外人が何も注文しないとき
は、休憩はダメだと言われていましたが、何を言われているかまったくわからない様子で、知らん顔で休
憩していました。さらに樹林帯の急坂を下り、住宅街にでたころには、天気もよくなり、シーズン初めの
登山には適当な山だったとみんなで話しました。下山後に、隣接の梅林を散策しました。岐路はあけの元
気館で汗を流し、石橋に戻りました。これからは、東京、秩父、群馬、長野方面に行くときは、石橋を基
地に前夜泊していこうと話しました。東北方面のときは西那須野に前夜泊して行くと行動範囲が広がるい
うことになりました。今年の山行が楽しみになりました。


■大戸沢岳
《山行日》2006/03/21
《参加者》稲葉ズ、増渕、溜口(報告者:溜口)
《日程》大戸沢スノーシェッド8:10---1386mp10:00---北面滑降10:10/10:30---北面登り返し---1386
         mp11:50---北面滑降---大戸沢スノーシェッド12:30---窓開けの湯13:00
《本文》
いつものごとく、塩原道の駅で集合し、大戸沢スノーシェッドに向かった。塩原からずっと雪道であった。
久しぶりの雪道であるが、除雪がしっかりされているため、8時前に大戸沢スノーシェッドについた。身支
度をすませ、さっそく登り出す。天気はあまり良くない、このまま、気温が上がらないのを望みながら、
1386を目指した。風が結構強い、山頂に行くか自分は考えていたが、1386で妥協、雪は重い、滑り出す。
重いながら、さすが急斜面、結構良い感じ、重い深雪を楽しんだ。下の方に行くと斜度が緩くなる、さすが
に重い。まっさんの提案で、条件が良いのでこのまま登り返すことにした。いつもの登り返しの、半分の時
間で登り返した。再度、北面を滑った、が。少しルートを変えた、なかなかであった。車に戻り、小豆温泉
に直行、温泉でウダウダと夕方まで過ごした。こんな贅沢いいのかなああ・・・・ 

山行報告 三ツ岩岳・山スキー 4月16日受付 (4月21日掲載)   写真は山岳写真館A3をご覧下さい。

三ツ岩岳・山スキー
《山行日》  06/04/15
《参加者》稲葉ズ、梅原、溜口、片柳
《日程》  矢板6:10===8:10大戸沢スノーシェッド手前8:50---10:50 尾根 11:10---13:00三ツ岩岳頂上
           13:40---15:00大戸沢スノーシェット手前゙===18:00矢板
《要約》  三ツ岩沢にはかなり大きなデブリが下の方まで見られました。頂上付近はカリカリでしたが、
          尾根から下は最高の雪質で滑りを堪能しました。
《本文》
   昨日の総会の余韻が残っている中、6時過ぎに事務所を出発・・・大戸沢スノーシェッドの手前で先
行の片柳さんと合流する。
  身支度を済ませ、薄曇の中を出発する。かなり雪解けが進んでいる為、左岸を巻き気味に沢に入り込
む。風もなく穏やかな天気だが少し進むと大きなデブリが目に飛び込んで来る。後で判った事だが三ツ
岩頂上付近の雪庇がかなりの幅で落ち、三ツ岩と大戸沢の出合からはるか下まで雪崩たようだった。改
めて、自然の凄さを見せ付けられた思いだった。出合の手前で一息入れ、ここから尾根を目指す。傾斜
が一気にきつくなる。細かいキックターンを繰り返し漸く尾根筋に出る。視界が一気に開け回りの山々
が見渡せる様になる。樹林を抜け山頂が見える頃から風が強くなってくる。山頂付近はカリカリの状態
になっていた。体感気温が一気に下がって来たので頂上の裏手に回りこみ、少し遅めの昼食を取る。
  目の前には、窓明から坪入、高幽、丸山岳へと続く会津の山々が見える。腹ごしらえをしてからいよ
いよ滑りに入る。頂上付近はアイスバーン・・・注意して通過し少し下った尾根からいよいよ滑降開始
・・・。稲龍さんが先陣を切る。誰もいない斜面を皆、思い思いに滑る。三ツ岩沢はデブリの為、その
左尾根を滑り、反対側の沢を滑る事とする。雪質は最高・・・皆、思い思いに滑る・・・。山スキーの
楽しさ、醍醐味を味わう。結局、カリカリだったのは頂上付近だけで下の方は本当に良い雪だった。い
つもは起き上がりこぼしの私も、今回は一度も転ぶことなく大戸沢のスノーシェッドに戻って来れた。
  この後はいつもの温泉で汗を流し、帰路についた。ご同行頂いた皆様、お世話になりました。また、
ありがとうございました。

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